2018年7月20日金曜日

SCW天気予報の「局地」マップはカヤックなどのスモールボートで役に立つ

どうもです.

以前の記事で,カヤックやオフショアをやる上で出航判断のために見ている気象サイト一覧を書きました.

釣り人のための気象サイト一覧

https://kimamanitsuri.blogspot.com/2018/01/blog-post_19.html

ここでは各サイトについて詳しくは述べていませんでしたが,この中のサイトの1つSCW気象予報について書きたいと思います.

SCWは運営自体はGPVと同じところなのですが,ちょっとした違いがあります.
SCWはGPVにはない,局地モデル(LFM)の表示が有料会員なら出来るという点です.

日本域モデルで,20kmメッシュになってます.
メソモデルでは5kmメッシュ.
局地モデルなら2kmメッシュになってます.

それぞれ, 264時間先,39時間先,9時間先まで予想されています.

遊漁船のような比較的大きな船の場合はメソモデルの予報で十分OKなんですが,カヤックの場合はもう少し細かい予報があったほうが良いときが多いと感じています.

カヤックにとって大きいうねりのような波長が長い波はたいしたことないですが,風で起こるような風波,それが潮と喧嘩した時に出来る波長の短いチョッピーな波は非常に釣りをしにくく,ときには危ないこともあります.
そういう波を予想するのに局地モデルはちょうどよい塩梅だと思ってます.

予報の困難さについての知識はあまりないのですが,ちょうどショアライン沿いの予想は海真っ只中とか,陸地とかの予想に比べて安定していないと感じていて,特に沿岸から1km〜2kmぐらい出たところでは詳細マップでは凪になっているが,現地ではちょっと風があるなぁなんてこともあります.

論より証拠?ということで,例を1つ提示します.


※小さいと思うで拡大してみて下さい.
左から,広域,詳細,局地になります.
同時刻に見ています.

広域では鹿児島近海はかなり凪っぽく見えますが,詳細になってくると,そうでもないというのが分かります.

しかし・・・・局地で見ると,結構風が強い場所があることが分かると思います.
カヤックなどでの出艇基準は人によって違うと思います.
スキルや乗ってる艇,海域・・・それについてどうこう言うつもりはないですが,キチンと状況把握をすることは重要なはずです.

実際,昔の詳細マップでも,あれー?思ったより風は吹いてるなぁと思ったことは何回もありました.あくまで平均風速なので,上ブレ下ブレはあるもんだなぁと思って,実際の天気図なんかとにらめっこして,変わりそうだとか,予報より強く吹きそうだとか色々予想を立てていました.

局地マップを利用するようになってから予報はほぼ当たるので(それでも外れるときは多少あります),私はかなり重宝しています.

とくにカヤックでは出艇前で向こう9時間ぐらいの予想が分かるので助かります.
予報を朝見て,昼見て,それで大体一日把握できます.

これだけ信じればイイってもんでもないですが,一つの判断材料としては,制度の高い予報だと思います.

何事にも絶対などはないので,少しでも事故るリスクをへらすために,SCWの局地マップ使われてみてはどうでしょうか?

でわ.



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