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2019年9月18日水曜日

あなたの釣りにPE何号を使ったら良いのか?を力説する

どうもです.



こういうネタは何回か書いているので,日々ブログを読んでくださる方には耳にタコができることだと思います.

釣りあるあるだと思いますが,PEは何号を使ったらいいでしょうか?という話.
そもそも,釣りのスタイルの話をせずにタックルの話をすることがナンセンスだと思っています.

例えば

トカラ カンパチ タックル


というようなワードで検索をかけると色々なサイトがヒットします.
当サイトもいくぶんか上位にヒットします.

人によって,書いてること全然違いますよね.

例えば・・・・あるサイトはPE6号をメインにし,細くても4号.他のサイトはPE3号〜4号,あるサイトは3号〜6号.

何を信用していいか分からないですよね.

もちろん何号のラインを使ったら良いかなんて状況や魚種によるわけです.
従いまして,何号を使ったらいいのか?を考えられるようになることを目的として記事を書きます.

Eラインの何号を使用すればよいのか?
という疑問に答えるための私なりのフローを以下のように考えます.

1)釣りたい魚の魚種,大きさ,釣り方を決定する
2)釣りたい魚の生息地を調べ,どこで釣りたいかを決定する
3)釣りたい魚を釣り上げる具体的なプロセスを仮定する
4)そのプロセス内で必要なラインの強度を考える
5)④の強度見合ったPEラインの号数を自分が組めるノットのレベルに応じて選択する

以上です.

つまり,何が言いたいのかというと,PEラインの号数なんてものはあとから決めるものであるということですし,ただの号数にはほとんど意味がないということです.

最初に話題に出しました色々なサイト.
PEの号数ありきで書いてあるようですが,なぜその号数でなければならないのか?ということをちゃんと説明されていることは殆どないと思います.

なんでPE6号使ってるんですか?と聞いて,本当に納得のいくような解答ができる人がどれほどいるでしょうか?
「分かった上で」強いラインを使っている人がどれほどいるでしょうか?
ほとんど居ないと思います.
分かった上で自分なりの場面想定で,その号数を使うほうが良いと思っています.

1〜5のプロセスで一番難しいのはおそらく3だと思います.

例えば,トカラ列島で10kgオーバーのカンパチをジギングで釣りたい.と思うことは簡単です.
しかし,それをどういうプロセスで釣り上げるのかは明確な考えを持つのが難しいと思います.

とはいえ,このプロセスを考えることが釣りの楽しみでもあると思いますし,正解ということは無いと思うので,自由な発送で自分なりの仮定を持って,さらにそれを現場で試行して結果を仮定にフィードバックし,ブラッシュアップされていくものだと思います.
なんの戦略性もなんの意味も持たないまま,PEの号数を選ぶことは思考停止を助長すると思われます.

思考停止したらその人の釣りの進化は止まると思います.

ということで,私の考えを書くことは敢えてここではやりません.

ただ,過去にはそれなりに考えを書いておりますので,以下のような記事も参考いただけると幸いです.

 

ラインシステム強度論 PE3号の限界

https://kimamanitsuri.blogspot.com/2017/11/pe3.html 

太いラインで釣りを成立させられることこそが上手い証拠だと思う話

https://kimamanitsuri.blogspot.com/2016/08/blog-post_21.html

掛けなければ始まらないのか,獲れなければ意味が無いのか? 

https://kimamanitsuri.blogspot.com/2018/05/blog-post_23.html


でわ.






2019年8月5日月曜日

シグロン x4 x8 | ハイパーデフレ | 超コスパ良い?PEラインがサンラインから登場

どうもです.

PEライン新製品のお話.

先週はソルティガ デュラセンサーシリーズを紹介しましたが,今日はまた 別の商品を紹介したいと思います.

紹介するのは

サンラインから・・・・

シグロン

4本撚りと8本撚りがあります.

ホームページはこちら

x4
http://www.sunline.co.jp/sl_html2/products/allpurpose/siglon_pe4.html
x8
http://www.sunline.co.jp/sl_html2/products/allpurpose/siglon_pe8.html

それぞれライトグリーンの単色カラーと5色分けラインがあります.

4本撚りは0.6号〜4号までのラインナップ
8本撚りは0.3号〜30号までランナップがあります.

30号PE!?30号PEです.

直線強度はMAX表記で以下の通り

0.3号 5Lb 2.1kg
0.4号 6Lb 2.9kg
0.5号 8Lb 3.3kg
0.6号 10Lb 4.5kg
0.8号 12Lb 6.0kg
1.0号 16Lb 7.7kg
1.2号 20Lb 9.2kg
1.5号 25Lb 11kg
2.0号 35Lb 15.5kg
2.5号 40Lb 18.5kg
3.0号 50Lb 22kg
4.0号 60Lb 29kg
5.0号 80Lb 35kg
6.0号 90Lb 40kg
8.0号 100Lb 50kg
10号 130Lb 60kg
12号 160Lb 70kg
15号 170Lb 80kg
20号  190Lb 90kg
30号 250Lb 120kg 

後半は色々おかしいですが,ジギングで常用する〜4号ぐらいまではごくごく普通のPEという感じです.

製品特徴は
ミクロピッチ製法で組み上げたEX-PEライン

とのことです.
EXはエクセレントの略のようです.

EX-PEは他のPEラインのラインナップに表記がないので,他とは違う原糸を使っているんでしょうかね?謎です.

このPEの最大の特徴は・・・・値段.
価格はオープン価格になっていますが,実売がかなり安いです.

連結ラインの価格が・・・x4で100mあたり600円,x8が100mあたり926円.
連結ラインの値段としては破格です.

300m巻の価格で・・・・
安売りの店だと.x4が1400円ぐらい.x8で2400円ぐらいです.
300mの価格でコレは・・・・相当安い部類だと思います.

あとは・・・・使えるか使えないかですね.
小物釣りには問題なく使えるんじゃないかなぁと思っています.

という感じです.

気になる方は買ってみてはいかがでしょうか?
私も今ストックしている小物釣り用のラインが切れたら買ってみたいと思います.








2019年7月5日金曜日

ダイワ PEライン強度表記の秘密 強力?Ave?Max?

どうもです.

ダイワPEライン週間最終章.
ダイワPEの強度表記について,記事を書きます.

 
ダイワのラインを使うにあたって,HPの表記に種類があることに気づきました.

Aveと書いてるものと,強力と書いてあるもの.

例えば,前回紹介したデュラセンサーシリーズ.

棚センサーブライトNEOには強力で書いてあり,他のデュラセンサーシリーズにはAveの表記があります.

AveというのはAverage(平均)の意味があると推測出来ますが,どういう平均なのか?不明です.

ということで,ダイワに電話で問い合わせてみました.

初めて問い合わせしたのですが,とても好印象でした.
電話口の女性は専門知識はほとんど無く,質問が来ると,各製品の担当者に問い合わせて,その結果を教えてくれるという仕組みでした.

私の質問点は以下の通り.

・HPの強度表記について,Aveが書いていないものと,書いてあるものがあるが,なにか違いがあるのか?
・Aveがついているものはどういう試験をして強度を測ったものなのか?

ということでした.具体的に製品名を挙げたほうがわかりやすいと思ったので,デュラセンサーシリーズの棚センサーブライトネオシリーズとソルティガSJ DURAセンサーを例に出して意味を問いました.

結局その日は担当者不在だったため,後日,担当者に聞いて折り返しいただき,得られた回答が・・・・表現について曖昧な感じで紆余曲折ありましたが・・・.

Aveというのは引張試験をやったときの,平均値を記載しているとのこと.
平均を出すために何回試験をしたかは教えてもらえませんでした.あと偏差も教えてもらえませんでした.
最低値,最大値も教えてもらえませんでした.とりあえず,平均値としてAveを表記しているとのことでした.
イマイチ,納得は出来ませんでしたが,まぁ,そういうもんだよなと納得した次第です.

次に,棚センサ-ブライトネオの表記について,「強力」となっているものは引張試験をやったときの「下限」の値であると.はっきり回答いただきました.
つまり,棚センサーブライトネオの表記が結構低いのは最低強力を書いているからだったんですね.

さらに,一応,気になったので,聞いてみたのですが,デュラセンサーシリーズは色々な名前で出ているが?タフPE+シリコンコーティングと書かれているので,色分けが違うだけで,原糸,編み方は同じなのか?と質問しました.

なんと・・・色分け以外は全く同じものであると回答頂きました.

ということで,このことから,デュラセンサーシリーズの最低強度がおおよそ予想できるようになりました.

結構MAX値を書くメーカーも多い中,ダイワは平均だったりとか下限だったりとかを書いているのは親切なのかなと思います.
MAX値は本当のMAX値なので,振れ幅を分からなければ,本当の強度がどれぐらいなのかも良くわかりません・・・.
といっても結局自分のシステム強度はノットの出来とかでも決まってきますから,完全にメーカーの出している情報を信用するのではなく,自分で組んで測定する.これは大事だと思います.

話がそれました.

デュラセンサーシリーズは4本撚りと8本撚りがあります.
棚センサーブライトネオは4号までは4本撚り,5号以上は8本撚りです.
エメラルダス デュラセンサーは 4本撚り,8本撚りともにあります.
ソルティガSJ デュラセンサーは8本撚りのみ,紅牙は8本撚りのみ,フロッグデュラセンサーも8本撚りのみです.

棚センサーブライトネオの強力(Min)は以下の通り.
↓4本撚り
0.6号 3.6kg
0.8号 4.5kg
1.0号 6.0kg
1.2号 7.2kg
1.5号 8.5kg
2.0号 11.0kg
3.0号 17kg
4.0号 21kg
↓8本撚り
5.0号 28kg
6.0号 31kg
8.0号 42kg
10号 47kg
12号 56kg

ちょっと低いように感じますよね?最低強力だからです.
※電話で問い合わせたメーカーの正式回答です.

ちなみに,Ave表記で見ると,以下の通り
4本撚り
0.4号 3.2kg
0.5号 4.0kg
0.6号 4.7kg
0.8号 6.4kg

8本撚り
0.4号 3.9kg
0.5号 4.1kg
0.6号 4.9kg
0.8号 6.8kg
1.0号 8.0kg
1.2号 9.6kg
1.5号 12kg
2.0号 16kg
2.5号 16kg
3.0号 22kg
3.5号 23kg
4.0号 24kg
5.0号 30kg
6.0号 36kg

こんな感じです.

2号〜3号あたりはとてもばらつきが多そうに見えますね・・・・.
ソルティガSJ DURAセンサー,とりあえず導入してみましたが,3号でAve22kgと書かれていますが,強度は18kg〜19kg程度が多いです.
4本撚りの棚センサーブライトネオの3号が17kg最低強度と言っています.8本撚りならもう少しだけ強そうですが,最低17kgの強度はあると思って使うのがよさそうですね.
もちろん,経年劣化でだんだんと強度は落ちていくとは思います.

何かの参考になれば幸いです.







2019年7月1日月曜日

PEラインの価格破壊!デュラセンサーシリーズ | タフPE | 棚センサーブライトネオ | エメラルダスDURAセンサー

どうもです.

今週はダイワPEライン週間になります.

ダイワ社から続々と新しい超コスパラインが発売されています.

それが,DURAセンサーシリーズです.


製品名を挙げると・・・・

紅牙 DURAセンサー x8 + Si2
エメラルダス DURAセンサー x4 LD + Si2
エメラルダス DURAセンサー x8 LD + Si2
ソルティガ SJ DURAセンサー x8 + Si2
フロッグデュラセンサー x8 + Si2
棚センサーブライト NEO + Si2


これらがこの記事を書いている時発売しているデュラセンサーシリーズになります.
※他にもあったらすみません.

デュラセンサーがどういう意味なのかはよく分かりません.
が,これらの製品群の特徴は・・・

タフPEという新原糸 + コーティング Evo Sillicone2 が採用されている点です.

タフPEでは1本1本の原糸が太く,従来1デニールだった原糸径を2デニールにし,真円性を増してあるとのこと.耐摩耗性の高さは原糸の太さに由来しているようです.なので新素材?ではなく,素材としては昔ながらのものかもしれません.

摩擦抵抗からか?4本撚りのほうが8本撚りより摩擦に対しては弱いようです.

従来比300%は摩擦試験結果のようですが・・・試験の妥当性については議論の余地がありそうです.

なんにしても,使ってみないとわからないんですが,使ってみたいなあと思ったときに価格はかなり重要だと思います.

このデュラセンサーシリーズ.総じてかなり安いPEです.
ラインメーカーじゃないメーカーが出すラインとしては価格崩壊レベルのやすさ.

安かろう悪かろう的な感じに終わっちゃうかもしれませんけれども,試してみる価値はあるかなと思います.

どれぐらい安いのか?
最良コスパ!と思っている棚センサーブライトNEOなんか6号の300mで定価が2810円.
ちなみにですが,8本撚りです.
8本撚りの6号で300m,2810円?店売りの値段だったら2000円ちょっとです.
こんなライン今まであったでしょうか?
強度も31kgと十分あります.
マーキングラインだけど,大型向けのキャスティングとか大体のやつは別にこれでもええやん.って思います.
もう少し強度が欲しかったら,8号の100m切り売りで買えばOKかと.
この場合,強度41kg・・・・.色々十分っすね.

ソルティガSJのDURAセンサーもそうです.
600mなのに安い!

....あとは買って試してみるしか無いですね.買ってダメダメなラインでもまぁ許せるかってぐらいの値段ではあります.ティップランエギングとかも安くて良いラインを探していたので,エメラルダスDURAセンサーとか次に使ってみたいなと思ってます.







2018年6月27日水曜日

シマノ | タナトル8 | インプレ | PEライン | 強度試験結果

どうもです.

今日はちょっと前に発売されたシマノのタナトル8のファーストインプレと強度試験結果を書きたいと思います.

タナトルのメーカーURLはこちら

http://fishing.shimano.co.jp/product/goods/5330

※私の用途はもっぱらジギングですので,ジギング目線からのインプレになります.

まずはじめに,シマノのタナトルシリーズ.4本撚と8本撚があります.
同シリーズのマーカー無しバージョンであろうピットブルは4本,8本,12本があります.

ジギングではマーカーありの方が棚がわかって有利なこともあるので,私はマーカーありのラインをもっぱら使っています.

最近メインで使用しているPEラインはサンラインのPEジガーULT4本組で,カヤックの中深海と滅多に行かないライトジギングだけ残り物のパワープロZを使っています.
特にこれらで不満はないので,あえて冒険する必要はないのですが,タナトル8はちょっと冒険してみたくなる要素があったので,買ってみました.

それは・・・・「強度」と「価格」

強度について

普通ブロガーのPEラインのインプレというと,毛羽立ちやすさとか,使用感とか,なんとなくの強度とか,仕様数回で高切れしたから悪いラインだ!とかエアノットができやすいから悪いラインだ!とかそういうことが書かれてあるんですが,個人的には何の役にも立たねぇなぁと思ってます.特にジギングにおいては・・・・.
ラインについてはその取扱いは取扱者の技量によって全然違ってきますしね.
私の場合ですが,本当にダメだな・・・と思ったラインは数種類しかありません・・・.
1つはもう売ってないラインですが.

あと,前にも書いたのですが,私が大物ジギングで大切だと思ってるのは①魚を掛けること,②掛かった魚を取り込むこと.2点のバランスです.

魚を掛けることを優先すると細くなりがち,取り込むことを優先すると太くなりがち.
このバランスが本当に難しくて,特にカンパチやマハタのディープなジギングではその差が如実にあらわれてきます.

人によって,強さの「感覚」は色々なんですが,数値としての「強度」は絶対的にゆるぎません.
 案外,自分のシステム強度を晒してるブロガーやプロアングラーって居ないですよね.
私はまずソコを公開することが大事かなと思います.

新品でコレぐらいの強度がある,1日ちょっと使ってコレぐらいの強度がある.1日ハードにつかってコレぐらいの強度がある・・・.そういった数値の情報から,自分のファイトスタイルにおいて相手に与えることが出来るプレッシャーが決定されるのと考えるので,
強度を知っておくことは重要だと考えます.

さて,タナトル8の話にもどります.

私がまず,着眼したのは強度だと書きました.
ジギングでよく使う,2号と3号に着目します.※カヤックからは2号,船からは3号をメインで使っています.
比較銘柄は適当に選んだ,PEジガーULT4本組,スーパーファイヤーライン,シマノEX8,スパージグマンX8とします.

2号の強度
PEジガーULT4本:35Lb
スーパーファイヤーライン:30Lb
シマノEX8:40Lb
スーパージグマンX8:35Lb
タナトル8:42.8Lb

となっており,あくまで,MAX参考値ですが,タナトル8はEX8すら凌駕しています.

3号の強度
PEジガーULT4本:50Lb
スーパーファイヤーライン:45Lb
シマノEX8:60Lb
スーパージグマンX8:50Lb
タナトル8:54.6Lb

ということで,3号は高級ラインのEX8には及ばないものの,2番手につける強度.

※あくまでメーカー公表のMAX値です.


しかし,これはちょっと試してみたくなる数値ですね.
とはいえ,過度な期待は禁物.
使用原糸もIZANAS(ダイニーマ)ということなので,原糸強度を大きく超えた強度は出せるはずがないんです.

また,メーカーHPには4本撚より8本撚のほうが低伸度であると書いてあります.
これまで一般に,4本のほうが構造緩和が少ないので,低伸度と言われてきました.
これと逆のことが書いてありますが,これが工法の違いなのかどうなのか?についてはよく分かりません.
ただ,低伸度と言われているラインでも実際は結構伸びるなぁと思うラインも多いので,これを明らかにしようと思うと,感覚とか実験をやっていくことになってくるのかなぁと思います.

というわけで,とりあえずカヤック用に2号を300m買ってみました.

買って1発目の強度試験PRノット改で.

一応,動画載せておきます.



丁寧に組んで,自分なりにはほぼ完璧に出来たと思ったノット.
高切れにて破断.ほぼ強度が出せてると思います.

測定結果は・・・15.5kg

結構いい数字だと思います.PEジガーULT(2号)では14kg後半までは出たことありますが,2号では15kg代は一度も出したことがなかったので,驚きました.
最近計測したカヤックで使用しているUSEDの2号,結びたて強度は13.2kgでした.
それよりも強い.(新品だから当たり前という考え方もできますが)

ということで,42.8Lb(19.4kg)がマックスのラインですが,15kg〜16kgぐらいは私のシステムで強度が出せるんじゃなかろうかと思ってます.(もちろん新品のときの話しですが・・・・)

2号でもコレぐらいの強度がでるということで,悪くないですね!
まずは新品でも強度がでないと話にならないですから・・・・.

※PE3号の新品でも15kg出せない人は結構数居ると思います. そういう人はPE2号が細いなんて言えないですよね・・・・.

あとはどれぐらい劣化するかを半年〜1年後ぐらいに書ければなとおもいます.

いっとき使ってみて,強度試験して,低下具合を観察してみようと思います.8本撚ということで,擦れには弱いと思いますから,グンと強度が落ちるようであれば,使用しないほうが無難です.

また,私がジギングラインにおいて重要視するのは,縦と横の水切れです.
せっかくの低伸度でもこれが悪いとあんまり意味ないですしね・・・・.
このあたりも使ってみてインプレしようかとおもってます.

とりあえず素の強度は合格ラインかと.

太さについてですが,他社のラインよりすこーしだけ太いような感覚がありますが,リールに巻いてみた感じ,ほとんど変わらないと思います.
※2.5号よりは圧倒的に細いです.

価格について

ジギングでは1200m巻きを買うことが多いですが,とりあえずカヤックでのライトジギングで重宝している300m巻きの値段で比較したいと思います.

※価格はAmazon調べです.おおよその値段です.

オシア EX8 2号 300m 8000円
PEジガーULT4本 2号 300m  3500円〜4300円
スーパーファイヤーライン(カラード) 2号 300m 4900円
タナトル8 300m 2号 2700円〜3300円

これより安いところを探せばあるとは思いますが,おおよその値段が知れるかなと思います.タナトル8はマーキング,色分けラインの中ではかなり安いです!
8本撚の中ではダントツクラスで安いんじゃないでしょうか?

ラインは超消耗品です.
超消耗品は安いに越したことはありません.

ということで,ファーストインプレッション.
とりあえず,問題なさそうなラインですよ?ということでした.

でわ.





2018年6月20日水曜日

最強のPEライン?エアブレイド ワイルドエイト PE3号の強度試験・インプレ

どうもです.

※本記事の内容はあくまで私個人の考えであり,感想であります.これが絶対真実ですべて正しいとは思ってませんので,あくまでご参考までに御覧ください.ラインに対する考え方は十人十色です.

フィッシングファイターズ(ビッグオーシャン)のエアブレイドワイルドエイトというPEがあります.

http://www.fishingfighters.com/airbraidwildeight.html

みなさんご存知でしょうか?
フィッシングファイターズはビッグオーシャンの中のイチブランドみたいなもので,ネイチャーボーズと同じようなものだと思ってもらえればOKかと思います.

HPの謳い文句を転載します.

BORN TO BE WILD!もっと身近にもっと広いフィールドに。ワイルドエイト誕生。オフショア用に開発誕生した。AIR BRAID ワイルドエイト バーティカルPEは、その生産工程からスペックまですべてが驚きのレボリューションです。国際特許技術の真空エアブレイド工法により空気の力で編み上げられ、最大設定号数4号で強度MAX76lbに達する驚異的な強度を実現。オフショアでその能力は、あなたの想像を超えるパフォーマンスを実現します。またラインの5色カラーリング工法も革新的です。

0.5号から4号までラインナップがあり,驚異的なのはMAX強度.


0.5号 15.5Lb
0.6号 17.5Lb
0.8号 18.0Lb
1号 22.0Lb
1.2号 24.5Lb
1.5号 30.5Lb
2号 44.0Lb
3号 62.0Lb
4号 76.0Lb

うさんくせぇ!ってのが使う前のインプレッション.
そして,国際特許とか書いてるけど,特許庁の特許に乗ってない気がするんですが・・・.
検索の仕方がマズイのかもしれません.
もし,特許の公開番号をご存知の方がいらっしゃいましたら教えて下さい.

一般に強いと言われているSHIMANOのEX8でもPE3号で60Lbライン.

私が使っているPEジガーULT4本組のPE3号で50Lb
スーパーファイヤーラインの3号で45Lbです.

そう考えると,ワイルドエイトの直線強度は破格の強さ.
スペック上はおそらく文字とおり「最強」のPEなのではないでしょうか?

スペック上は・・・・ね.


しかもHPのには,以下の文章

AIR BRAID WILD EIGHTは,日本釣用工業会のJAFS PE糸の標準規格を遵守しています.

深くは説明しませんが,PE糸の標準規格は以下のように定められているようです.
http://www.jaftma.or.jp/standard/pdf/pe.pdf

なので,PE3号と銘打って極端に太くしている.ということは無いと言いたいようです.

とにかく,強い!それを押しているライン.
お値段も超強気.

・・・・

Amazon価格ですが・・・600mで31360円・・・・.

※600mで31360円!!!!!


100mあたり・・・5000円超えの超絶お高いラインです.よつあみのオッズポートより高いんじゃ?シマノのEX8よりも遥かに高いお値段.

ちなみに私のいつも使っているPEジガーULTの3号,色々安くで買っているので100mあたり1000円切ってます・・・・.単価にして5倍以上!
おったまげます.

まぁ,それだけお高いラインなので,すんばらしい性能なんでしょうねぇ.

で・・・・・ツイッターのフォロワーさんが,なかなか強度が出ない.
とおっしゃっていて,私でよかったら手伝いますよと言ってみたところ,このワイルドエイトをご提供いただけました.

40mぐらい使わせてもらったらから・・・・2000円も試験でつかっちゃったな(笑.

フォロワーさんの話では15kg前後で切れるとのこと.
ノットの強度や試験のやり方によっては結構ばらつきがあるので,いつも試験をやっている私にやってみたほしいとのことでした.

ということで,借り物ですが,試験させていただきました.

※私のノットも日々進化しています.ここでご紹介する強度といつまでも同じかどうかはわかりません.

ここで出している強度はあくまで私のノット,私の試験方法での結果です.もっと強度を出す人もいれば,全然強度を出せない人もいると思います.何が大事かと言えば,自分自身のシステム強度です.あなたと私の強度を一緒だと絶対に思わないで下さい.


とりあえず,到着して,観察.

そんな密に編まれてる感じがしないのですが?
で,気になって編み方をチェック.
大体わかりました.

そして・・・・このラインは中に1本違い素材?の線が入っているPEだということも分かりました.

少しだけ切って,中線を取り出したのがこちら

こういう構造です.

さて,本題の試験に移ります.

行った試験はトータルで4回.
試験の様子はツイッターにアップロードしてあります.

1回目は様子見のPRノット.
強度は約17.6kgでした.
ノットミスした気がしていたのでやはり切れてはいけないところで破断.
まぁ,PE3号で私流のノットとしてはまずまずの強度と言った感じ.

2回目はもう少し丁寧に組んだノットですが,1箇所きになるところがあり,またミスった感じのノット.
結果は約19kg.

この2回をやって,色々と忙しく放置していたのですが,ようやくまた試験ができました.

次は完璧に組めたと思ったノット.
強度は約20kgでした.



「PE3号で20kg強度出ますよ.」

といっても信じない人が居ないので,論より証拠.

これではブレイカーとPEの摩擦でノットではなく,ブレイカーと接しているところが高切れしました.
ブレイカーは濡らしていました.

私のノットだと,だいたいコレぐらいが強度なんじゃないかなぁと思います.
次の試験は動画をとっていませんが,同じぐらいの強度が出ました.

PEラインとブレイカーが擦れて切れているので,本来はもう少し強いラインのはずです.
感覚から言えば,21kg〜22kgぐらいの強度はあると思いました.

しかし,このラインは62Lbライン・・・・.強度は約28kgです.
これはMAXだとは言っても,そこそこ近い値になるべきかとも思います.

ちなみにPEジガーULT4本組の3号でも新品時には最近は20kg強度が出るときもありますし, ULT4本組の4号は60Lbラインですが.22kg〜23kgぐらいは簡単に強度出ます.価格のやすいラインでもDUELのX8,よつあみのスーパージグマンX8も3号で20kgぐらいは出ます・・・.

なので,62Lbラインと謳ってありますが,エアブレイドワイルドエイトもPE3号は所詮PE3号だなと言った感じです.他のラインの4号の代替品にはなりえないと感じました.

ということで,他の安いPEと比べて,ダントツで強い!とは個人的には思いませんでした.

安いPEの4倍〜5倍値段しますが,4倍〜5倍長持ちするってことも無ければ4倍〜5倍強いってことも無いなと.

しかし,安いPEの1.1倍ぐらいは強いかもしれません.
その10%程度の向上のために4倍〜5倍お金を払える人にはアリな選択肢だとは思いますが,個人的にはこれを買うぐらいなら安いPEラインを少しでも傷ついたらカットし,すぐ巻き変えて使うほうが断然トラブルは少なく,でかい魚がかかったときにも安心してやり取りできると思いました.

高いライン買ったからもったいない・・・・と思って長いこと巻き換えずにずっと使ってしまいそうです.

前の記事でも書きましたが,ライン,システムは魚釣りの生命線です.
何を重視するか?を人それぞれ違っていいと思いますが,魚を釣り上げることが一応の成功なのでしょうから,魚を釣り上げるためにはどうしたらよいか?考えてみるとおのずと答えは見えてくるのではないでしょうか?

でわ.




2017年7月3日月曜日

最強のノットを目指して,PRノット始めました

PEとリーダーの結束.
これはPEを使うルアー釣りにおいて,ほぼ必須のスキルです.
【一部の釣りではPE直結も使われることは承知しています】

なぜPEラインの先にリーダーが必要なのか?
PEラインは細い割に引張強度が高いですが,摩擦やキズなどにはめっぽう弱いです.
その欠点を補うために,PEラインの先にフロロカーボンやナイロンラインを結束し,魚に触れやすい,あるいは海底や岩礁,人工構造物に触れやすいルアーに近い位置を保護します.先に付けたフロロカーボンライン,あるいはナイロンラインを「リーダー」と呼びます.

で,PEラインとリーダーの結束方法には種々の方法があります.

代表的なPEラインとリーダーの結束方法は

FGノット
PRノット
MIDノット
SFノット

とそれらをベースととした改良ノットたちがあります.

一般的に以下のような強度があると言われています.

FGノット:80%前後
PRノット:100%
MIDノット:80%前後
SFノット:70%前後

私のTwitterでみなさんの使用ノットについて伺ったところ,
144票あつまり・・・
FGノット系:79%
PRノット系:8%
SFノット系:5%
MIDノット系:8%

という使用率の結果になりました.
もちろん,ショアの人が多いので,オフショアのジギングに限ればこのような結果にはならないと思います.

私はこれまでずっとショアからの釣りがメインだったこともあり,ちょっと改良型のFGノットで結束していました.実際に結束強度も測ったりしていて,PE3号で自分の結束の場合,かなり上手く組めて15kg,下手なノットで12kg程度の強度があるということは分かっていました.
FGノットをやっている理由はなによりも早い!そして慣れている,そして道具が要らない!強度も把握している!
という感じだったのですが,やっぱり最強のノットで結束するのがいいだろうと思って,PRノット用のノッターを購入しました.

いろんなメーカーから出ていますが,最近出たシマノのやつがお手軽かな?と思って買いました.


で,試してみることは・・自分のFGノット VS PRノット.
初めて結んだPRノット.


こちらがFGノットです.ちょっと下手です.


はっけよーいのこった!で引っ張って切れたのは・・・PRノット!?
うそやん?と思いつつ,そういえばハーフヒッチの時に玉ができてそれ関係ないやろと思ってそのまま締めたなぁと・・・・.

そこから切れているので,違和感のあるハーフヒッチはやはり弱くなるんだなと.

気を取り直して,人生で2回めのPRノット.
それがこちら.

はっけよーいのこった・・・PRノット勝利!
・・・・人生2回目のノットで20年以上使ってきたノットが敗北する.
システムとはそういうものです.

ついでにPRノットの強度を簡易的ですが,測定してみます.
・・・・・15kgのドラグチェッカー振り切れ・・・・.

マジかいな?

しかも破断の様子を観察すると,PEラインを巻いている中のフロロラインが切れていました.


※PEラインもフロロラインも50Lbを使用しています.PEは3号です.

またまたマジかいな・・・・.
ってことで,この後むちゃくちゃPRノット練習した!

PRノット,めんどくさいですが,大物釣りには欠かせないノットかなと思います.
何回も練習して,何回も強度テストしてわかったことはPE3号なら下手な自分のPRノットでも最低15kgの強度が出せるということです.これはFGで最強に出来た時の強度と変わりませんが,最低が15kgなので,ちょっとだけ安心できます.

ということで,まずは買ってみてはじめてみた!という話になります.
今後,また練習を重ねて,見えてきたことがあれば書いていきたいと思います.

シマノのボビンノッターについては可もなく不可もなく,普通かなと思いました.
PEラインの一番最後を止めるゴム製のところがちょっとゆるくて,軽く引っ掛けただけではたまにノッターが飛んでいきます・・・そのあたりが要改善としても,使えるノッターであるとは思います.価格もそれなりに安いですし,ジルコニアリングがついているのでPEラインを傷めにくいと思います.


FGノットでも十分!とかPRノットめんどくさい!
とか思っている人,1チャンスを不意にしないためにもちゃんと計測してデータをとって最強のノットを目指しませんか?

※ちなみに,キャスティングの場合はノット抜けも考慮すると必ずしもPRが最適解ではないと思います!




2016年10月15日土曜日

新商品PEライン(Shimano MX4,Duel Super X-wire)

フィッシングライン.
釣り糸.

魚と釣り人をつなぐ一本の糸です.

よく,釣具は魚に近い方から重要だ.などと言われたりしますよね.
近い方からっていえば・・・ハリ→ルアー→リーダー→ライン ということになります.

すべてのタックルが重要であることに変わりはないのですが,ラインというのはこれまたなかなか嗜好品であるようにも思います.

ジギングではここ近年,低伸度,つまり糸を引っ張る力に対して糸が伸びにくいのもが好まれる傾向にあるような気がします.特に深場の釣りにおいては.
浅場の釣りでは逆に低伸度ではなく,あるていど伸びのあるもののほうが,ショックを吸収する役割を果たすため,人気とはまではいかずとも見直されてきている傾向にあるように思います.

そんなライン,日進月歩なのか,はたまた工場を回すためなのか?最近もいくつか気になる新製品が出てきました.もちろん,私としては前者であると信じたいです.

ということで,最近気になる PEラインを紹介していきたいと思います.

Shimano OCEA JIGGER MX4 PE

http://fishing.shimano.co.jp/product/goods/4594
シマノが発売した超低伸度PEラインです.
MX工法という一回軽く表面を溶かして密着性を上げる手法が取られています.
これって,よつあみがだいぶ昔にやっていたような気もしますが,少し違うのでしょう.
200m,300m,600mがあります.個人的には1200mを出して欲しいところです.
非常に良い点としては4号までラインナップされていることです.
一昔前なら,600mは2号ぐらしまでしかありませんでした.
メーカーも太糸に需要があると思ってくれているのかなと.
超低伸度ラインは思わぬ高切れやライントラブルが多いと聞きますが,使ってみないことにはなんともいえませんよね.お値段は結構安いので,一度使ってみたいところです.


[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]
【シマノ】OCEA JIGGER(オシアジガー)MX4 PE 1.5号/600m
価格:5874円(税込、送料別) (2016/10/13時点)



DUEL Super X-wire8 X-wire4

http://www.duel.co.jp/products/super-x-wire4
http://www.duel.co.jp/products/super-x-wire8
Duelのライン新作です.
X-wire.何代目でしょうか?3代目?
現在のところ,4本撚りは150mと200m,8本撚りは150m/200m/300mのラインナップとなっております.
4本は0.6号〜4号,8本は0.6号〜5号までラインナップがあります.
MAXでも300mなので,ライトジギング〜通常のジギングには向いていると思います.
低伸度は謳っていませんが,シマノのMXと似た技術なのか,ヒートインテグレーションプロセス(H.I.P.)なる工法で熱処理により密着性を上げているようです.
ノーマル状態ではかなりコシの強いPEラインのようですね.
キャスティング向きでもあると思います.
オールマイティーに使える?
また,原糸にはTOYOBOのIZANASを使用されています.
IZANAS?なにそれ?ダイニーマじゃないの?スペクトラ?
と詳しい方は思われたかもしれませんが,要はTOYOBOが製造するダイニーマのことです.ついこの前名前が変わったんですよね.IZANAS使用であれば,日本産の質の高いダイニーマを使っていると理解して良いと思います.一概に日本産だから質が高いというのは間違っていますが,TOYOBOは信用できると思います.
カラーわけラインもあるので,使ってみたいところですね.PEジガーの8本撚りとどちらが良いか?というところです.

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デュエル スーパーXワイヤー8 300m 1.0号 20LB 5色分【H3617】
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2016年1月15日金曜日

ジギング:細いラインシステムも重要?

トカラジギング釣行を終え,色々と考えることが多いです.

その1つがラインシステム.


私はこのブログにて異常な細糸の流行に危惧し,太いラインシステムを使いましょう.
とわりとやんわり言っていたつもりです.

しかし,それはあくまで「釣りが成立する範囲」で太くしましょうということです.
実際,無闇やたらと太ければ良い.わけではない.というのをトカラで考えさせられました.

普段カンパチを狙っているのは佐多沖で130mラインまで,硫黄や竹島へ行っても150mラインぐらいまでです.もちろん鹿児島近海ではそれより深い水深にジグを落としていることもありますが,今のところ150mより深い場所ではカンパチをかけたことはないです.宇治ではアベレージ80m〜70m,最大でも130mぐらいまでしかやりません.

つまり,こういう水深でが潮がぶっ飛びでない状況であれば3号,あるいは4号でも十分釣りになります.そういう意味で太糸を推奨します.

トカラでは170mラインにて平気でカンパチが食ってきました.
こういう水深の場合,潮がたるければ3号4号での釣りも成立しますが,上潮だけ高速!な夏潮になってくると釣りを成立させるのは難しいでしょう.
そういう場合には色々選択肢はあると思います.

0.ジグを重くする.

とりあえず重くすれば着底はできるでしょう.どこまで重くするか?というのはどういう釣りを展開するか?によって違ってくるのでなんともいえません.

1.潮破りの早い,ジグを使う.

私が使うジグで言えば,極端にフォールがはやいのはディープライナーならスーパーロケットとか,シャウトのステイも結構早いです,あとはビートのトリガー,タックルハウスのフロースライドなんかですね.同じ重さのジグでも当然種類によってフォールスピードは変わりますので,潮がキツイ時はフォールの早いジグを使うのも手だと思います.その分,使えるジグの選択肢が狭まっていくのですが,そういう狭まった中で釣りを成立させ,釣り上げるのもテクニックの一つかと思います.
※上記のジグが良いといっているつもりはありません.し,他のジグがダメと言っているわけでもありません.私が使うというだけです.

2.ラインを細くして潮切りを良くする.

これが最終手段だと私は思っています.さすがに,着底もわからないような状況は釣りが成立しているとは言えません.また,潮破りの早いジグを使うと釣りの幅が制限されることは間違いありません.上潮がかっとんだ状況でも釣りを成立させるためには最終的には細いラインを使用する他ないのです.最低でも着底がとれるまでラインを細くするのはアリだとおもいます.

ここ最近,何人かエキスパートな人と話をしてみて,皆「釣りが成立する以上に細くする必要はない」とおっしゃいます.

つまり,潮がタルい時に80mや120mやそこいらで1.5号や1.2号で釣りをする必要はあまりないと思いますし,アカムツ・クロムツも200m〜300mぐらいであれば,2号で十分対応可能だと思います.
それでも細糸のほうが喰うとかいう人は「他の人が同じように2号で食わせているなら」2号で食わせるテクニックを身につけるのが自身の釣り技術向上に繋がるのではないですか?と思います.
それぞれもちろん,時と場合というものがあり,潮の加減ではこの限りではないのですが,最初から細糸を使うと色々後悔することが多いように思います.

しかし,深場(200m前後ぐらいから)では細糸をつかっても切られにくいようにおもいます.細糸といっても限度はありますが.
1つはラインの引き抵抗が調度良いブレーキになるんだと思います.
もう1つはある方曰く,違和感が魚に伝わりにくい.とのこと.なるほど.そういう見方もできるのかと.

なので,深いところであれば,比較的細糸を使っても魚が取れる実感はアリます.
とはいえ,それでも必要以上に細くする必要は無いわけで,釣りを成立させられるギリギリのライン太さと強さ.というのを時と場所,状況を選びならが適切にチョイスできるというのもジギングの腕の一つだと個人的には思います.

これらのチョイスはものすごく難しいです.
その人がどういう釣りを展開したいか?によっても大きく異なると思います.
しかし,必要以上に細くする必要はない.というのは誰もが納得してもらえることなんじゃないかなぁと思います.

ご覧になられた方が少しでも自分のラインシステムに疑問を持ち,より良い方向へ改善することを祈っております.細糸で大きい魚を捕ることは1発でも切られていたら誇らしげに話せることでは無いと思います.

でわ.


2015年11月19日木曜日

スペクトラ(SPECTRA)原糸とその特性に迫る

昨日はダイニーマの特性について書きました.
今日はシマノのパワープロが採用している「スペクトラ」について書きたいと思います.

スペクトラ(SPECTRA)ファイバーはHONEYWELL社の商標です.
ダイニーマと同じく,超高分子ポリエチレンの仲間になります.

スペクトラの特徴としてシマノが言っているのは
・原糸が太いから擦れに強い!!
・低伸度である.

ということです.
はたして本当なのでしょうか?
一応スペックを見ていきたいと思います.

スペクトラのスペックは下記URLのデータシートから引用します.

http://www.honeywell-advancedfibersandcomposites.com/?document=fiber-capability-guide&download=1

まず,S900というグレードとS1000というグレードがあることが分かります.
基本的なスペックを書き出しておきます.
S900
破断強度:25-30 gpd (3.19GPa - 3.82GPa)
破談伸び:3.9%
ヤング率:850-920 gpd ( 108GPa - 117 GPa)

S1000
破断強度:34-45 gpd (4.33 GPa - 5.73 GPa)
破談伸び:3.8%
ヤング率:1130-1650 gpd (144GPa - 210GPa)

gpdという単位,なかなか聞き覚えが無いんですが,一応換算表を見つけました.
1 gpd = 13 kg/mm^2 = 127.4 N/mm^2 =127.4 MPa = 0.1274 GPa

一応意味としては グラム パー デニール とのことです.

コレをもとにGPa表示,MPa表示になおしています.
個人的にが剛性率(ヤング率)はGPa,破断強度はMPaかGPaで扱います.

こんな感じです.

また,比重はダイニーマと同じ0.97です.
他には明確な数値はないものの,
・優れたUV(紫外線)耐性
・菌繁殖に強い
・切創性に優れる
・優れた摩擦抵抗

などが書かれてあります.

また,耐熱性については60度で強度80%,100度で強度55%となるようです.
ちなみに溶けるのは144-152度となっています.
あとはいろんな耐酸性やら色々と良い特性があるようです.

やはりここで比べてみたいとはダイニーマとの比較.

まず,強度.
ここでの強度の単位は「応力」です.
応力とは断面積あたりの力です.
すなわち,同じ断面積(太さ)で比べた時にどちらが強いか分かります.

S1000(スペクトラ)4.33GPa以上
SK71 (ダイニーマ) 3.5GPa以上

ということでスペクトラのほうが,「同じ太さで」「最低保証値として」約1.24倍強い!ということが分かります.
へーという感じですね.

たしかにパワープロZ系の3号がMAX54Lbに対して,よつあみのウルトラジグマンWX8の3号がMAX47Lb,1.14倍パワープロZのほうが強く出ています.このあたりは編み方とかにもよると思うのですが,同じ3号でも製品の公式スペックとしてもスペクトラのほうが強いようですね.ただ,新しく出たロンフォートオッズボートなんかは3号で60Lbありますし,フルドラグも55Lbあります.なので,製品としてどちらが強い!というのも一口には言えないですね.もちろん耐久性などもありますし.

次に「伸度」,先に述べたようにスペクトラを採用したパワープロの売りの一つが「低伸度」これはいいときもあれば悪い時もあるとは思います.ただ,間違いなくディープジギングなどでは低伸度のほうがジグは操作しやすいです.

これはヤング率(弾性率)を見ればわかります.

S1000(スペクトラ) (144GPa - 210GPa)
SK71 (ダイニーマ) (123GPa以上)

となっており,スペクトラの弾性率は最低保証値でダイニーマSK71の117%程度であると分かります.
前にもお話したようにこの弾性率が高いほど「低伸度」となります.
なので,パワープロが謳っている「低伸度」というのはファイバーのスペックからも明らかなようですね.

ただ,SK71も123GPa「以上」となっており,じゃあ実際どうなんだよ?というと難しいところかもしれません.

また,スペクトラも最大値で200GPaを超えており・・・(これは少し硬い金属に相当します少なくともフェライト鉄の平均的なヤング率と同等か少し上です)幅があるのでなんとも言えませんね.

さらに,PEラインは糸を編んだ構造になっており,「製品」でみたときの伸度(弾性率)はファイバー自体の弾性率に加えて,編み込み構造の構造緩和分も考慮しなくてはならず,一概スペクトラだから絶対に低伸度とは言えないところがあります.

それでも,一応,スペック上もスペクトラのほうが上ということだけは事実として知っておいてもよいのではないか?と思います.

また,原糸が太いから耐摩耗性がある!みたいにシマノは言っていますが,スペックシートを見る限り,一応スペクトラのほうには耐摩耗性がよいみたいなことも書かれているので,原糸として本質的にも耐摩耗性は強いのかもしれません.このあたりはよく分かりませんが・・・.

っと昨日から引き続きダイニーマとスペクトラという2つの原糸について取り上げましたが,単純にスペクトラだからいい!ダイニーマだからいい!ということではないので,あくまでライン選択をするときの一助となれば幸いです.

でわ.

一応,スペクトラを使っている製品を挙げておきます.



 シマノ パワープロZ ホワイト 150m
 シマノ パワープロZ ホワイト 150m
価格:1,710円(税込、送料別)








2015年11月18日水曜日

ダイニーマ(dyneema)原糸とその特性について

どうもです.


出典:http://www.dsm.com/products/dyneema/en_GB/home.html


今日はPEラインの材質の一つ「ダイニーマ」に迫りたいと思います.
ダイニーマについては以前もかるく触れていたかもしれません.
重複になっていたらすみません.


PEのラインにこだわっている人なんかは,よく「ダイニーマ」というのを効いたことがあると思います.
これはDSM社の商標で,日本ではTOYOBOがライセンス生産を行っております.
グレードにはローグレードなSK60とハイグレードなSK71があります.


YGKよつあみ などで「スーパーダイニーマ」と呼ばれているのがSK60,
ウルトラダイニーマと呼ばれているのがSK71になります.


それぞれのプロパティを知るためにTOYOBOのHPを参照します.
http://www.toyobo.co.jp/seihin/dn/dyneema/seihin/tokutyou.htm
http://www.toyobo.co.jp/seihin/dn/dyneema/seihin/


こういう図って鉄なんか比べたりしているのですが,正直無意味だなぁと思います.
大事なところだけのメカニカルプロパティを下に示します.
SK60
強度:26cN/dtex以上 (2.6GPa以上 )
弾性率:790cN/dex以上 (79GPa以上 )
破断伸度:3〜5%

SK71
強度:35cN/dtex以上 (3.5GPa以上 )
弾性率:1230cN/dex以上 (123GPa以上 )
破断伸度:3〜5%

比重はどちらも0.97

こんな感じです.

SK71はSK60の約1.35倍の強度を有しています.

たまに,同じ号数でもPEで弱いPEと強いPEがある.材質は同じなんだからその違いは実は太さだ!!!

って書いてある時もあるのですが,もちろん,そういう時もあると思いますが,基本的には材質の違いです.

SK71は全ての面でSK60を上回ります.

強度の他にも注目すべきは「弾性率」これはバネ係数を連想してもらうと良いのですが,この値が「大きいほど」「低伸度」であることを示します.つまり,SK71はSK60に比べ,同じ力で引っ張った時,64%の伸びで収まるということが分かります.

つまり高感度だってことですね.

もし,少しディープなジギングをやるのであれば,断然SK71を使用した糸をおすすめします.
よつあみのHPで「ウルトラダイニーマ」と書いてあればOKです.

※ちなみに,低伸度を謳っているスーパーファイヤーラインも原糸はダイニーマです.あれは編み込み構造でなくストレートな構造をしているので,構造緩和がなく,編糸(製品)として低伸度に仕上がっているものです.決して特別な素材を使っているわけではありません.

さらに,ダイニーマを用いたPEの取扱い上の注意点です.
以下のことは一応頭に入れておいたほうが良いと思います.

・ダイニーマは耐光性(対紫外線性)は高いが,劣化はする.

PEラインは全く紫外線劣化しないと思われていますが,劣化します.
おおよそですが750時間の照射で強度は約80%まで落ちます.
PEラインの保管はなるべく暗所で行いましょう.

・ダイニーマは耐熱性があまりない.

これは使っていて,なんとなく分かっている人はいると思いますが.具体的な数値で書くと,60度で強度が約80%になります.60度と言うと,真夏の車の中の気温はこれに相当します.夏,クルマの中にPEラインを放置しないようにしましょう.

耐光性と耐熱性,合わせると,単純な掛け算ではないのですが,単純にやってしまうと64%の強度しかでなくなります.

さらにここに結束強度などが入ってきて,スペック値の半分ぐらいになってしまうことも・・・.


というところでかなり気をつけて使っているつもりでも思わぬところで劣化してしまっているかもしれないのがPEラインになります.

以上まとめると,

ダイニーマには二種類ある.弱いSK60と強いSK71

ディープなジギングにはSK71が向く

PEラインはなるべく熱を加えず,暗所で保管するのがよい


となります.

また,フィッシングラインのグレードはないのですが,SK99なるダイニーマもあったり,今後ももっと強いダイニーマが出てくる可能性はあると思います.

明日はシマノのパワープロが採用している「スペクトラ」について書きたいと思います.

でわ!

ダイニーマを使った主な製品群は以下の様なものがあります.


 よつあみ ガリス ウルトラジグマンWX8 2号 200m
 よつあみ ガリス ウルトラジグマンWX8 2号 200m
価格:4,492円(税込、送料別)