2016年9月29日木曜日

鹿児島市内からの離島遠征ジギング

※釣行は一ヶ月ちょっと前の話です※

この日は桃太郎さんにお世話になりました.
鹿児島市内から離島遠征に行けるというのは良いものですね.
船での移動が長いのを嫌う人はいらっしゃると思いますが,寝れる人にとっては何の問題もないですし.特に帰りはヘロヘロになっているので,寝れることが有難かったりします.
また,車の運転のキツさもなく,ガソリンも消費しないので経済的・・・.な気がします.

今回は私がとても行きたかった海域へ行くということでちょっとワクワク.
色んな所に行き慣れるとワクワク感が無くなってきますからね.

と言いながらも,事前情報ではこれもまた潮0の渋い状態.
海はお湯のように煮えくり返っています.

鏡のような水面をひた走ってポイントへ到着.
まさに鏡のようです.



で,潮は情報通りほぼ0.

ポイントはそこまで広くはないのですが,浅場〜深場まで様々なポイントがあるようで,非常に楽しめる感じです.

今回は潮も流れていないので,浅場(120mより浅い)をメインでやりました.
なかなか船中アタリがなく・・・・.

ぽつりぽつりと釣れるアカタマガシラ.(こいつ,美味いんですよ?)

浅場の潮が当たる部分にまとまった反応があり,遅い動きに反応しないので,スピニングでキレのある動きを出すとネリゴが反応してくれました.
私,大きいのは釣りきれませんが,ネリゴ釣り選手権があればそこそこ上位に食い込める気がしています・・・・.(要は小物ハンターってことですが

その後,着底してからちょっと上で当たり!・・・・・アカタマガシラ・・・・と思っていたら魚が変わりました.その前に隣の方がサメにやられたのでサメだろうと思いますが,引きの質がちょっとオカシイ.すこし巻けます.ドラグはジガー2000を目一杯締め込んでますがファーストランでまぁまぁ走りました.
なんだ?と思っていたらすっぽぬけ.魚は着いてました.サメだったらこうはなりません.一体何だったのか?
アカタマガシラを見てみると,クエっぽい歯型が着いてました.
まー,これでもし釣り上げてもジギングで釣ったわけじゃないんでなんの自慢もなりませんがw

で,気を取り直して少し深場でマハタ狙ってみましたが,エビスダイがつれたぐらいでした.

浅場にはそこらじゅうにベイトはわんさか居るんですが,わんさか居すぎるせいかなかなか的が絞りにくい状態でした.ベイトはたぶんきびなごですね.

そしてそのきびなごについているのがキメジ・・・本当のキメジサイズでして,こいつが2匹ぐらいと,ヒラソウダも釣れました.

少し深場の反応はサバでした.
サバ1匹釣れてクソ嬉しかったです.
家に帰って速攻捌いて生サバで食べましたが,新鮮なサバは抜群に美味いですね!

今回は浅場を中心に深場はちょこちょこしかやりませんでしたが,まだまだやりきれてないポイントも多いらしく,これもまたハイシーズンに期待ですね!

今年の夏は本当にパッとしなかったですね〜(笑.

釣果:ネリゴ,エビスダイ,アカタマガシラ,キメジ×2,サバ,ヒラソウダ






2016年9月27日火曜日

特価!アンバージャック倉庫移転のためのセール中!激安!?

どうもです.

度々ブログに登場しているネット釣具アンバージャック.
倉庫移転のためにセールをやっているようです.
倉庫移転するほど儲かっているのでしょうか?【謎です

セール期間は9月23日〜9月30日の一週間.

まさに真っ只中ですね.

最初で最後!と言う割に値引率はそれほど破格のものではないですが,まぁ安いっちゃ安い!
しかし・・・・それほど数があるわけではないような?

もしかしたら今後追加されることもあるかもしれませんが.

とりあえず,買う人も買わない人も覗くだけならタダですから.

こちらのバナーから飛べます.




スマホだと若干見にくいので,現時点での概要を書いておくと・・・.

アブガルシアのスキッドジグが半額.
(昔,ブログで記事にしたことあるなぁ・・・・・

ACQUAのジグが半額.
Clearはそこそこ有名かと思うのですが,Clearは対象外.残念.

BEATのジグが30%OFF
ちょっと何個か買っちゃおっかなと思ってます.

BlueBlueのジグが50%OFF
フーン・・・・.コニファーは釣具屋で見かけて使ってみたい形状してるんですが,,,50%OFFでも食指が微妙に動かない・・・.か?いやーでもなぁ.
半額・・・.

BREEDのジグ40%OFF
リッジバックが対象のようです.

ディープライナーのジグ30%OFF
モデルは限られてますけどね.

エネル,カンジのジグ50%OFF

シーファルコンのジグ40%OFF

その他小物がセール.
 ファイヤーラインのカラード60%OFFは微妙に欲しいかも?
あとはハーフヒッチャーが50%OFFもちょっと欲しいかも・・・50%OFFでも高いけどねぇ・・・・.自分で作れそうなやつだし.

って感じです.

でわ.


2016年9月26日月曜日

灼熱真夏の佐多沖ジギング

さて,まだ一ヶ月以上前の釣果を更新することに・・・.

といっても9月は色々あって1回しか釣りに行けていないのですが.

この日は佐多沖へ行きました.
事前情報では上潮爆速の底潮無しで朝マズメだけ口は使うけども,あとはポツポツみたいなそんな感じの情報でした.

朝一ちょっと浅場にムロが着いていたので周辺のやってみるも不発.
ムロに大きいのが着いてくれるといいんですが・・・ムロの大群にでかい魚がついているのをあまり見たことがないです.ムロが食っているアミ類に一緒になってネリゴやスマ,キメジが着いていることはありましたが・・・.

気を取り直して,色々とランガンしてもらいますが,反応すら薄い.
しかし,こういう釣れないときにでかいのがガンと食ってきたりするもんなんですよね.
今回は釣れてませんがw

この日も結構大きめのジグを使って色々と試したりしていましたが,なかなか結果には結びつかなかったですね.

佐多沖とはいえ,今まで入ったこと無いポイントもいっぱいまわってもらって反応や地形を見ていると楽しそうなところばかりだったのでハイシーズンに期待ですね.

マハタ狙いのポイントで底から3mぐらい切ってウッカリが来ました・・・.
着底一発じゃなかったらちょっと期待するところですが(笑.
ちょうど時合だったんだと思います.
ウッカリでも時合になれば3mぐらいは食い上がりますよね.

底ベタで底から50cmも離さないような釣りをすれば色々と拾える魚は居ると思います.
ま,その日の気分で狙うか狙わないかあるとは思います.

あくまで狙いはカンパチ!というのであればそういう釣り方は避けて根魚類はあんまり狙わないようにしています.それでも着底一発で食ってしまったらしょうが無いんですが.

で,今日一の反応が出てるポイントでも何も食わなかったので(潮が無くて),こういうときこそスピニング斜め引きが強いだろうと思い,スピニングで思いっきりアンダーキャスト後,1ピッチでしゃくり上げてヒット!
ちょっと緩め(4kgぐらい)にセッティングしたドラグを少し出すので最初は3〜4kgぐらいのネリゴか?と思ったら途中から怪しくなり,たぶん真鯛?と思っていたらその通り真鯛でした(笑.

まあ,まぁ,こういう時もあります!

ベイトタックルオンリーではこういった釣りは展開が難しいので,やっぱり私はスピニングを捨てきれないなと思います.

それからもかなり走り回ってもらいながら色々と試すもタイムアップでした!

んー,10月なったらまた行きたいです!(本当は9月も行く予定でしたが,予約を入れていた日はシケでした)

釣果:真鯛×1,ウッカリ×1





2016年9月19日月曜日

開聞近海〜佐多釣行

さてと,更新の日が空いてしまいました.
なかなか釣りのことを考える時間がないのが9月です.

またまた一ヶ月以上前の釣行の話です.
8月上旬の釣行で,かいもん丸さんにお世話になりました.

この日は乗り合いで,中深海はやらず,深くても150m前後,近海〜佐多沖へいきました.

情報通の方はご承知の通り,今年の夏の佐多〜離島はどこも死んでおり,釣果はあんまり期待で期待状況でした.
まぁ,それでも海の上に浮かぶのは気持ちが良いので行ってしまうのですが.

朝一,ここ最近ブレイクが多いポイントに入ってもらいましたが,反応も上がっておらず,潮もほぼ無し.こういうときもあるかなぁと.いった感じで早々に見切りをつけて佐多沖へ.

なーんか釣れそうにない気配ですが・・・・.

やっぱり釣れない・・・.
魚はいると思うんですけどね.

ちょこちょこ粘って船中ハガツオやウッカリなどが釣れていました.
1発少し大きそうな魚のブレイクがありましたね.
ポイント的にクエかマハタだとは思いますが.

私もいろいろ試しますが全然ダメ・・・・.

結局,近海へ帰ることへ.

ここは良いんじゃないか?というポイントでも船中当たらずもどかしい時間が過ぎます.
魚はいるんですけどね.難しいですね.こういう時に速い動きを試せばよかったなぁなどと色々考えることが有りますね.

底から5mぐらい切ったところで当たった魚はマトウダイでした.
底を切って当ったらちょっとワクワクしますよね(笑.マトウダイの場合はすぐわかるのですが・・・.

あとはベタ底でオニカサゴ.

最後にブレイクが多いポイントに戻ってチビキやらクロムツやら釣れました.
チビキクロムツは600gでも食ってくるので面倒ですね・・・.

ということで,とくに見せ場もなかったのですが,これもまた色々と考える釣行であったように思います.

釣果はこんな感じでした.

ブログを更新している現在,何本か台風も通過し,今も台風が来ていたり,9月の下旬ぐらいからだんだん好転するのでは?と思っています.
釣りにはいきたいけどいけない・・・もどかしい感じです.

とりあえず,過去の釣行があと3釣行残っているので,それらを片付けたいですね(笑.
ちょこちょこネタ的な更新もはさみつつ・・・.

ちょっと9月はペースが落ちるかもしれませんがよろしくお願いします.
なんともやる気のない更新で申し訳ありません.




2016年9月1日木曜日

ジギング 二枚潮(夏潮)とその対策(簡易編)

3日に1日の更新ペースでなんとか更新できているものの・・・なかなか身のない話ばかりで申し訳なく思います.そろそろ2日に1日ペースぐらいにペースアップしていきたいですね〜.そりゃ無理だと思いますが.

そういえば,分解メンテの記事を書くつもりだったなとか,もう少しいわゆるハウツー的なことを書いてみようかなとか色々思っております.
ハウツー的なことは自分が人に教えられるほど釣りが上手くないのとわかっていないことだらけなので,避けたいところではありますが,少しぐらいは書いてみようかと思います.

ということで,ハウツーではありませんが,今日は少しだけうんちくを書かせてもらおうかと思います.

タイトルにもある通り「二枚潮」とその対策について.
というのも乗り合いにばかり乗る都合で,二枚潮のことがあんまりわかっていないお客さんもいるんだなぁと最近よく思うので,そういう方の手助けになればと・・・・.

まぁ,そんなの言われんでもわかっとるわい!
という方はこのあたりでページを閉じてください.

1.二枚潮とは!?

通常,海には潮流があります.
その潮流は常にどの層でも一定の流れをしているわけではなく,非常に複雑です.
3次元空間のどちら方向に流れているか?というのは場所場所で違ってくるのです.

とりあえず3次元的な図を書くのは難しいので,2次元のポンチ絵で説明します.
流れの速さを矢印の長さで表します.

もし,全層同じ速さで同じ向きに流れていれば,下の図のように表現するとします.


ただ,まぁ,普通,このようなことは滅多になく,普通は底に向かうにつれて流れはゆるくなっています.
ちょうど図で表すとこんな感じです.


で,2枚潮というのは通常,途中の層で流れる向きが逆になっていたり変わっていたりする事を言います.
ちょっと図で書くとこんな感じです.


今回は2D絵なので流れが完全逆向き(180度)になるように書いていますが,実際はこれが45度だったり90度だったり,交差するう方向はバラバラです.まだ2枚潮であれば底も流れているのでちゃんと釣りをすれば釣れます.

で,よくこの季節にある夏潮.これも二枚潮の一種だと思っています.
梅雨があけて,カンカン照りが続くと表面水温だけ急激に上昇します.
その結果,底潮と表面の温度差が激しくなることで表面だけ流れるようになります.

図で書くとこんな感じ.


ちょうど,今のシーズン(夏の海)はこんな感じだと思ってください.
これは底が流れないのでなかなか釣れません・・・・.
その他,冬潮というのはあまり言わないのですが,表面のほうが海底よりも冷たくなる時期にも軽く二枚潮が起きやすくなります.夏のほうが水温差が大きためか,二枚潮はひどいように思いますが.
また,もともと潮流が弱い地域や浅い地域などは夏潮になっても二枚潮にはなりにくいように思います.
水深が50mを超えてくると夏潮の影響は顕著です.

従って,鹿児島で影響が顕著なのは離島エリア,佐多エリア,湾内エリアの一部などです.

2.2枚潮にジグを落とすとどうなる???

ここでは一般的にスパンカーを貼って,風に船を立てて,ジグを垂直に落とす釣りでの話を前提とします.
※ラインをまともに立てられない船はいっぱいありますので,これが2枚潮なのか船を立てられていないだけなのかはも判断する必要があるのですが・・・それについては機会があれば※

いろんなシチュエーションがあるので,そのすべてを書き連ねることはできませんが,簡単なケースを2つ紹介します.
1つは上の速い潮に合わせて操船した場合です.
当然,上の早い潮の間はラインがまっすぐになっていますが,底潮は流れていないので,ジグが置いてけぼりいなります.
ちょうどラインは下の図のように(あくまで参考図です)なります.


もう一つは底の潮に合わせる場合,底の潮はほとんど動いていないので,船はほぼおなじ場所に止まっています.
しかし,上の流れが速いので,その流れに糸が引っ張られておおきなたるみを作ります.
ちょっと大げさに書くと,下の図のようになります.


というわけで,2枚潮の場合,ラインに大きなたるみができることになります.
この状況で頑張って竿を振っても全くジグが動かなくて魚は食いません.
ま,リフト&フォールだけで食うような根魚や着底一発で食うような魚一応釣れますが・・・.
それは釣ったとは言いがたいです・・・.

3.理想と二枚潮

これは色々意見があるかもしれませんが,バーティカルな立てた釣りでもドテラのようなラインが斜めになる釣りでも私個人としては理想的な状態というのはラインが一直線になった状態だと思っています.
その状態こそが一番ジグを自分のコントロール下におけるはずです.
なので,とりあえず,ここでの理想状態はラインがまっすぐになる状態ということにします.とりあえず図で書いておきます・・・.

4.対策の前に....

2枚潮の時,船頭さんがどういう釣りをさせたいのか?ということは非常に重要です.
船頭さんによって考え方は色々ありますので,まずは船頭さんに
「二枚潮がひどいですが,どうやって釣りましょうか?」などと聞いてみましょう.
船頭に客があれやこれや言うもんではないと個人的に思っていますが,教えを請うことは悪いことではないと思います.
また,アドバイスしたいけどお客さんにあれやこれや言うのも申し訳ないと思っている船頭さんも結構いらっしゃいますので,そういう場合は客のほうからコミュニケーションするのも重要かと思います.

5.二枚潮対策(船頭とのコミュニケーション編)

3.で理想はラインがまっすぐになる状態とする.とここでは言いました.
そのように考えている船頭さんはたぶんいらっしゃると思います.
そういう場合,最初は基本的に少しラインを船から飛ばし気味にしておいて,着底後にラインをまっすぐしに行くという作業が入ります.なので,着底後は素早く糸ふけをとり,なるべく長い時間しゃくりましょう.船がいつもより大きく動くと思いますがそれはお構いなしにシャクってOKです.船の動きが追いついて落ち着いている時にフォールさせるようにしましょう.
ま,この作業は最初の1流し2流しで,船頭さんが底潮の流れる向きや速さが分かってくれば,最初から底潮に合わせてアプローチされます.それでも最初は少しラインを船から離しておいたほうが立てやすいので,ラインは少しだけ船から離れます.また,最初から底潮に合わせてアプローチしているので,かなりたるみができます.
2枚潮の時の船の流し方は船長さんによって結構変わりますので,どういうつもりで操船しているのか?煩わしくない範囲で聞いてみるのも良いと思います.
2枚潮だと立てきれない船長さんもいらっしゃいますので・・・・そういう場合は臨機応変に考える必要があります.

6.二枚潮の対策(認識と自分ができること)

ここまで二枚潮の話をしてきましたが,そもそも今釣っている状況が2枚潮なのかどうなのか?ということを判断する必要があります.慣れてくるとラインの潮切りの重さ(決して流れが良いから重いわけではないです)やしゃくってから変わっていくラインの向き,着底感,フォール中の変化このあたりでわかってくるのですが,一番簡単なのは10mもしくは20mごとのカラードラインを使うことです.
スロージギングなどでは単色を使う方も多いですが,ファイヤーラインカラードやジガーULTなど色分けの低伸度ラインもありますから,こちらをおすすめします.
コレを使ってどう見分けるか説明します.
1.ジギングの場合,船長さんがポイントの水深を教えてくれます.ここでは簡単のため水深100mとします.
2.普通にジグを落とします.
3.ジグが着底して,ラインがほぼまっすぐなっているように見えて100m以上出ていれば,二枚潮の可能性があります.数mぐらいは誤差があるとおもいますが,水深100mに対して二枚潮の場合は115mとか120mとか出ます.
水深100mに対して,糸がほぼまっすぐなっているように見えて120mでているということはそれだけたるんでいるということになります.

まっすぐ落ちずにラインが斜めになっている場合は????
これはラインが完全に直線になったと仮定するとラインと海面に垂直な方向のなす角度をθとすると,中学生?でならった三角関数で出るべきラインの長さが分かります.
100/cosθとなります.
代表的な値を書いておきますが・・・
45度で141m
30度で115m
22.5度で108m
10度で101.5m

となります.
これは水深100mの時の話なので,200mならこの倍だと考えてください.
ラインが30度になる状態というのは結構斜めになっている状態です.思ったより斜めになっていると思います.それで100mあたり15mです.200m水深なら230mラインは出ます.

この値より著しくラインが出ているようなら間違いなくたるんでいると思ってください.

とりあえず,これで二枚潮か否かは判断できると仮定します.

ここで少し脱線しますが,このたるみがあるとまったくジグが動かないので基本的には釣れません.
フォールの釣りなら成立しますが,常にテンションがかかってフォールするので,テンションがかかっていてもフォールで泳ぎやすいジグをチョイスする必要があります.

最近のスロージグの流行りから,着底後,この糸ふけを取らない,底切りをしない人をかなり見かけます.二枚潮ではなく完全に糸が直線になっている状態で底物を狙うのであればそういうアプローチも良いとは思いますが,二枚潮の場合は,底切りをしないと糸がたるんだ状態で引っ張っているだけですので,ジグは動きませんし,なんしゃくりか後に根がかったりします.

ということで,2枚潮だな!と思ったら,まず,ラインがまっすぐになるようにリールを素早く巻いて底切り,糸ふけをとる作業をしましょう.ラインが垂直になるように操船してくれている場合,水深100mであれば,せめて100mまでは高速巻きをしてたるみをとったほうが良いと思います.どれぐらい高速でまけばどれぐらいラインが立つか,ラインのたるみはどれぐらいか?などは色々経験するしかないので,なんともいえないところですが,底切りをしないアプローチは最後の最後までとっておくのが良いと思います.
また,その他の対策としてはラインが潮に取られますから,細いラインのほうが俄然有利にはなりますが,個人的な意見としてはラインの号数を落とすのは最後の手段にしたいところです.できればジグのウェイトアップで対策したほうが良いと思います.

また,強烈な二枚潮の場合,かなり着底がわかりにくいので,注意しましょう.
着底が分からない人というのも結構な回数拝見しております.
鹿児島で言えば2枚潮がきつければ10mあたり30g〜50gぐらいのジグを使ってもいいと思います.つまり100mで300g〜500gです.130mで390g〜650gです.※あくまで着底感がわかりにくい人の目安として書いています.

二枚潮がきつければ,着底後,すぐにラインが潮に流されますので,出て行くスピードに変化があります.トンという着底感は全く無い時もありますので,そのあたりも慣れですね.カラードラインを使っていれば,とりあえず水深ぐらいラインが出た時,一旦すばやく巻いてラインのたるみを取り,再度フォールを開始するということも有効です.ただし,そのような事をしないといけないレベルであれば素直にジグを重くするほうが良いと思います.

あとは潮切りの良いジグを使ってみるということも対策の一つです.
例えば同じ300gでもジグによってフォールスピードはかなり違いますし,潮を受けた時の動きも全然ちがいます.潮を受けると暴れるジグはフォールスピードが遅く,二枚潮の影響をうけやすいので,2枚潮状況ではかなりヘビーウェイトにしないかぎり使えません.
また,ヘビーウェイトにし,なおかつ,テンションフォールをするというのも有効です.
私はここ最近の二枚潮では800gまで持ちだしています.800gですというと頭おかしいと言われますが,これでしか成立させられない状況やタックルバランスというのもあると思っています.800gで150mぐらいであればわりと楽にしゃくることは出来ますよ.

ということで,ここまでとりあえずまとめると・・・.
1.正しく二枚潮を認識する
2.二枚潮ではラインのたるみをしっかりとる
3.対策としてはフォールスピードの速いジグを使う,ジグのウェイトを上げる
4.テンションフォールをする.
5.細いラインを使う

ということになります.
もちろん,コレ以外にも色々と気をつけないといけない点は多々あるのですが,とりあえず初心者向けのハウツーということで,今回はこのあたりで〆たいと思います.
記事の反響があるようであれば,続編書こうかなぁと思います.

で,フォールの速いジグって何??
と思われるかもしれませんが,いろんな種類があるのでいくつかご紹介しておきます.

基本的にはフォール時にフォール方向に対して投影面積が小さいもの,横流れに強いものです.(基本的にセンター〜リアバランスですが,リアバランスでもフォールが遅いジグはあるので注意,このへんのうんちくは流体工学的な話になります)

最後に私が使っていて,2枚潮に強いなと思うジグを紹介しておきます.

まず,ディープライナー
スーパーロケット(スロージグではないですが



スロースキップFB


SPY-N


続いてシーフロアコントロール
スパンキー

メサイア

(アーク)

※アローは未使用のため分かりません

その他ジグメーカー
ランス(シャウト)

フロースライド(タックルハウス)

ディフューズR(ビート)

他にも沢山ありますが,私2枚潮がキツイ時にメインで使うジグでした.

でわまた.