我が愛艇,フィールフリー社のMOKEN10Lのインプレってしていなかったなと思っていまさらならがやります.
まぁ,そこそこ乗ったので,色々わかったこともあります.
諸元は以下のとおり
全長:315cm
全幅:79cm
全高:32cm
重量:25kg
最大積載量:160kg
材質:スーパーリニアポリエチレン
標準装備:
ユニトラック,シート,ヒンジハッチ,トラックレール×4,サイドポケット×2,ホイール,ロッドホルダー×2,センターコンソール...etc
私のインプレの前に・・・・
こちらのムービーでご覧になったほうが色々わかると思います.
ただ,現行品ではシートすぐ前のハッチおよびタックルトレーは廃止されています.
・良い所!
特徴的なのはユニトラックという取り外し可能なマウンタ.偽装パーツが簡単につけられて,取り外せるのは非常によいです.
ロッドホルダーも標準相違,安定性もまぁまぁあるので,近場の釣りにはかなり最適!
自分で凝った偽装をするということも可能だと思いますが,最初から収納場所やらロッドホルダーやら付いているので,さほど偽装しなくてもOKです.
さらに,地味に役に立つことがあるのがホイール.
砂浜からのエントリーではマトモに回らないのであんまり役に立ちませんが,スロープ(ちゃんと自治体,漁協には使用許可を得ています)からの出廷などでは非常に便利ですね.
リアのサイドレールの利用を工夫すれば簡単に脱着できるジェイモSP-1(1馬力船外機)を付けることもできます.
最大積載量も160kgと,この長さの艇にしてはかなりの量が積めます.もちろん積むだけ遅くはなりますが・・・.
・悪いところ?
悪いところというと聞こえは悪いのですが・・・・.
敢えて不満な点を上げると・・・速度でしょうか.
分かって買ったのですが,非常に「鈍足です」
このあたりは安定性を求めたり,短さを求めたりした結果なのでしょうがないです.
具体的に,手漕ぎの場合,無風,風なし,潮流なしでMAX7km/h〜8km/hぐらいです.
おつ?十分じゃん?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが,これ本当に全力で漕いだ時の話です.
正直200mも持ちません(笑.
MAXスピードよりやはり重要なのは無理なく漕ぐことができる「巡航スピード」
ちなみに私がずっと漕いでいられるぐらいの巡航スピードは3km/h〜4km/hぐらいとMAXの半分ぐらいのスピードです!
(無風,潮流なしの場合の話です)
お?十分じゃん?と思われる方・・・・
いやいや,これは無風の潮流なしの話です.潮がタルい海域の方は馴染みがないかもしれませんが,こちらは岸近くでも2ノットぐらいは出る海域があります.2ノットは3.7km/hです.潮に乗っていればこの速さで流されます.
つまり...ほぼ手で漕ぐスピードに等しいです.それでも完全に潮の速さで流されるわけではないので,少しスピードはでますが,1km/hとかです.歩くスピードの1/4・・・・4km走るのに4時間かかります.
結構シンドいです.ということで,本流が当てる地域では使いにくいですね.
ということで私は動力をつけて対応している感じです.それでも風などが吹くと非常に危険.
潮流の速さがわからない場所は,まずは小潮時にエントリーするなどの工夫をしたほうが良いと思います.
で,ここからはかなりの持論なのですが,動力艇,非動力艇に限らず,基本的に岸まで30分でたどり着く距離で釣りをすることをオススメします.これは天候が急転したときなどの対策でもあります.
よっぽど凪の予報,風もないベタ凪出ない限り私もこれを守って釣りをしています.
仲間が居たりする場合はこの限りではないのですが,無茶をすることだけは辞めましょう.
事故が起きてからでは遅いと思います.
せめて緊急時の着岸先を数箇所見繕っておくと良いと思います.
カヤック事故例
↑PDFが開きます.
こういう事故例などを読んで反面教師とするのも良いと思います.
とかいっておきながながら,私も少しだけひやりとする場面が前回ありました.
その様子はまた今度でも.
次回は自分がやっている艤装を紹介したいと思います.
でわ.