ラベル メンテ の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル メンテ の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2017年9月27日水曜日

Accurateリールの日常メンテナンス,分解手順教えます

最近,共同購入などもあって,自分の周りだけかもしれませんが,Accurateユーザーが増えているような気がします.

左ハンドルのレバードラグで大型のものの選択肢がないということも要因の一つかもしれません.

まだまだとてつもなくデカイ魚は釣り上げきれていませんが,十分に実績も作れてきていると思います.

耐久性について,ノーマルのベアリングは結構弱いなという印象です.
実は,一番使っているAccurateのEXはギア支持のベアリングがダメになって1度交換しています.ギアはちょうど馴染んできていい感じなので,ベアリングは少しでも異常を感じたら早め早めの交換が良いと個人的には思います.

で,アメリカンなリールですから,日々のメンテは非常に重要だと思います.

私のメンテ頻度は使用頻度によりますが,メインのリールは2釣行〜4釣行で分解してグリスアップするようにしてます.慣れれば1台あたり10分ぐらいで出来ます.

ということで,分解手順や必要な工具類をご紹介したいと思います.

今回は2スピードのDX2を題材にしますが,EXシリーズと分解手順は変わりません.
FXはスプールを抜くところが少しだけ違います.

必要な工具

5/64インチの六角レンチ(もしくは六角ドライバー)


T6のトルクスドライバー


1/2インチのレンチ(1スピードは9/16インチ)


精密マイナスドライバー

100均なんかの安いやつでもOKです.ここではネジを回すわけではないので.

ということで,軽く解説していきます.


DX2ゴールド.
新品リールです.
新品のリールはなかなかグリース量がすごいので,それもご覧いただければと・・・.
個人的な好みですが,ジガーとかステラとか巻きが超シルキーなリールは必要最小限のグリスアップが好きですが,Accurateのようなメカノイズが基本的に大きいリールはグリスモリモリにするのが好きです.モリモリにしてもあんま意味ないんですが,メカノイズはモリモリにしたほうが減ることは確認しています.

オシアジガーのようなスタードラグリールを分解される方はハンドルから分解していこうかと思いがちかもしれませんが,Accurate,まずはケースネジを外して片側のケースを外します.

ハンドル側の4本のネジがありますので,外しています.

ここはトルクストライバーのT6を使います.
ケースと干渉することもあるためドライバー先端部が長い,もしくはずっと細いドライバーを使用されることを推奨します.

で,4本のネジが外れたら,ケースが外れます.
スプールにはドラグ部にカバーが着いていて,ドラグが露出していない,プチ防水,防塵機構になっています.細かいトラブルを防止するのは必須の機構かと個人的には思います.
最近出たバリアントというリールはドラグプレートがむき出しなんですよね.簡易カバーがついてますが・・・.通常は特に問題ないと思いますが,毎釣行分解してゴミなどが噛んでないかチェックしたほうが良いと思います.

さて,話がそれました.
片側のケースの中身を見てみますと,こんな感じ.
グリス,ぬりぬりです!
これノーマルです.新品です.
ここのベアリングはスプリング止めでとまっており,スプリング止めを外すと,外れます.
基本,なくしやすいので,自信のない方はここのベアリングは分解しないことをオススメします.古いグリスをふきとって,新しいグリスを打つ感じでOKかとおもいます.
頻繁にメンテ出来る人は粘度の高いオイルを打ってもよいと思います.
このあたりは好みです.ベアリングのメンテは半分は宗教だと思っているので,自分の信じられるメンテが一番です.
ベアリングは消耗品なので,永遠に保つベアリングは存在しません.
互換性のあるベアリングが日本でも買えますから,難しく考える必要はないかと思います.

さて,ここまできたら,次にスプールアッセンブリを外します.
※きょうはスプールアッセンブリの分解方法は紹介しません.

スプールが付いている側,ブレーキの具合を調整するノブの蓋.

 この黒い蓋をします.ミニマイナスドライバーなどで優しく外してください.
そうすると,スプール軸がEリングで止まってます.
このEリングでスプール軸を引っ張ってドラグプレートをドラグワッシャーにこすり付けることでドラグが作用します.(巻けるようになります)
Eリングをやさしく小さいマイナスドライバーなどで外してください.
外す際に,コツとしては,逆側のスプール軸を押すと,軸が段差より上にせりあがってくるので,その状態ではずすと,はずしやすいです.


完全に同じものではないですが,国内でも互換性のあるEリングは買えます.4mmのEリングです.
Eリングが開いてしまったら交換したほうが無難です.開きすぎるとまともにドラグがかからなくなります.


はずしたらこんな感じ.
これでもうスプールが抜けます.
スプール軸にはギアも一緒についてきます.
ノーマルのグリスはこんな感じ.
ヌチャヌチャっす!
通常時のメンテではここのグリス量をチェックしてください.
古いグリスは拭き取ってから,打ちます.

残りのほうはハンドルとメインギア.
ここまできてようやくハンドルが外せます.
ちなみにメインギアはこんな感じ.

2スピードなので,2つギアがあります.
中心に見えるベアリングがスプールギアを支えているベアリングです.
ここのベアリングが一番イカれやすいです.
ちなみにこのベアリングはミリ規格でシマノのS-ARBにも互換性のあるベアリングがあります.
1台はS-ARBベアリングに換装しています.
このあたり潮ガミすると非常に外しにくくなるので注意です.

ハンドルを外していきます.
2スピードのハンドルはリテーナーで止まっています.
リテーナーネジは5/64インチの六角ネジで外れます.
2本のネジを外すと,リテーナーがはずれ,ハンドルを止めているネジが露出します.
このまま,1/2インチのレンチで外します.
ここで,小さいバネがプッシュ部についているので,無くさないように気をつけてください.
完全に同じものではないですが,代替品は日本で買うことも出来ます・・・.

※1スピードものはリテーナーが無く,9/16インチのレンチで外せます.
外しましたら,
こんなパーツがボコッととれます.
ここは分解しませんが,古いグリースを拭き取ってから新しいグリスを打ちます.
このネジが抜けると,ハンドルが外れます.
ここまでくれば,ギアが抜けます.
古いグリスを拭き取って,新しいグリスを打ちます!
ギアの構成はこんな感じ.ハイギア,ローギア,ローギアについているギア軸.
ローギアの軸がハイギアに刺さる形になるので,ローギア軸にもよくグリスを塗ります.
ちなみに,ハイギア軸には逆転防止のラチェットがついています.これがDXの特徴です.

ケース部を見ると,
ラチェットのツメが2つあります.
このツメとバネにグリスをたっぷり打つとカチカチ音がかなり緩和されるので,私はがっつり打ってます.

EXシリーズはこのツメがなく,上画像でみえている,ローラークラッチのみで逆転を防止しています.
ちょっと考えたらなかなか怖い機構です.ローラークラッチが逝けばハンドルが逆転します・・・.DX2なら最悪それは無いです.

という感じで,分解手順は以上です.

今回説明していない,レバー部の分解にはスナップリングプライヤが必要ですし,かなり開きやすいので要注意です.
完全分解についてはいずれまた記事にしたいと思います.

組み立て手順は逆をいけばOKです.

ハンドルを装着,リテーナーを装着,スプールを装着,ケースを装着.

今,マミヤOPのレイトラック(マーフィックス)が第一線で活躍しているように,
Accurateリール,10年後でも20年後でも第一線で戦えるリールだと思います.

まめなメンテナンスをしてリールを長持ちさせたいものです.
何か困ったことがあればご相談ください.

でわ.





2017年2月8日水曜日

オシアジガー2000PGのHG化

どうもです.

オシアジガーの2000についてはPGとHG両方持っているのですが,正直PGは活躍の場があまりありません・・・.リールのギア比については大は小を兼ねない!と力説する人も居ますが,私としては速く巻くことに関してはギア比が大きい方が理論的に考えて有利であることはもちろんのこと,遅く巻くことに関しても別に問題はないと思っています.
このあたりは個人の考え方です.
ちなみにオシアジガー2000のPGとHGのギア比,最大巻取り量については以下の通り,
PG:5:1 最大巻取り96cm
HG:6.2:1 最大巻取り117cm

この21cmの差が明暗を分けることってあるの?って話ですが,私は「ある」と思っています.あくまで私は・・・ですが.

PG正直いらないなぁと思っていたのでHG化することにしました.
また,この方法を知っていれば,もし将来PGの必要性に気づいて戻したくなっても,すぐに戻すことが出来ます.

ということで,今日はオシアジガーのPGをHGに交換する方法について書きたいと思います.
私はレフティーなので,左巻きの2001PGをHG化するのですが,右巻きでも基本的には同じです.

一応パーツリストのURLを下に貼っておきます.
12オシアジガー2001NR-HG
http://fservice.shimano.co.jp/part/pdf/02890.pdf
12オシアジガー2001NR-PG
http://fservice.shimano.co.jp/part/pdf/02891.pdf

基本的に交換する部品はドライブギアとピニオンギアです.
HGのパーツリストで言えば,151番と154番.これを注文すればOK.

オシアジガーの2000番については,ドラグワッシャー周りが共通部品だったので,これでOKなのですが,他のリールについてはドライブギアとピニオンギア径が異なっており,ドライブギアに装着されるドラグワッシャーが違っているものもあったりします.
そういった場合にはドラグワッシャー類も注文する必要がありますのでご注意ください.
例えばオシアジガーの4000番5000番についてはHGとPGでドラグワッシャーの径も異なりますのでご注意ください.

私の場合はPGもHGも両方持っていたので,一応一回開けてから確認しています.

こんな感じです



上がHG,下がPGです.
上のHGは一度私が分解してグリスアップしなおしたもの,下のPGは耐久性を確かめるため,買ってから一度も分解せずシマノが組み付けたままのものです.
少し拡大するとこんな感じ.
シマノ組付けままのPGは赤色のグリスが使われていて,ところどころ指紋も・・・・.
まぁ仕方ないたいです.
更にPGだけ拡大.


ここで余談なのですが,HGとPGだからなのか,もしくは製造年月が違うからなのか?わかりませんが,HGのほうにはドラググリスが塗布されて無く,カラカラの状態なのに対し,PGのほうはドラググリスがたっぷり塗られていました.
上はPGのドライブギアのドラグワッシャーをすべてはずしたところです.
ギトギトです.
PGとHGでなんだかドラグの滑りが違うなぁと思っていた原因はここにあったのか・・・・と今更ながら気付かされた次第です.
ちなみに裏側・・・ここはグリスが塗られていなかったので少々腐食が・・・.

ちなみに,個人的にはクロスカーボンワッシャーの場合,ドラググリスは「ほぼ無し」のほうが好みです.なので,組み上げのときにパーツクリーナーまでは用いませんでしたが,なるべくドラググリスを拭き取ってドラグの組み上げをしています.

新品の真鍮ドライブギアです.
シマノのヘリカルギアは美しいですね.
マイクロモジュールといってもいいぐらいギアの山が細かいです.
ですが,オシアコンクエストを見ると,さらに細かいので,この程度ではマイクロモジュールとは言わないんでしょうね.(定義は特にないですが.

またの機会にオシアジガー2000の分解メンテナンスについて記事にしたいと思いますので,ここでは分解方法は割愛します.

ということで,ドライブギアとピニオンギアをHGのものに換装して組み付けです.
 ※この写真は1つパーツが組み付けミスっています.
どこをミスっているかの答えも今度更新する分解メンテナンス記事で.
久しぶりに単純ミスしました.

ということで,PGはHGとなりました.
PGのギアもまだまだ使える状態だったので,洗浄して保管してあります.
いつでもPGにもできるというわけです.

PG,HG,これらは好みがあるところだ思いますので,一概にどちらが良いとはいえません.2つとも試してみたいという人は2台変わらなくてもピニオンギア,ドライブギアの入れ替えだけで試すことは出来ますので,オススメです.

でわまた.









2017年1月23日月曜日

シマノ3種類のS-ARBベアリング,仕様変更?

どうもです.
最近,メンテナンスネタを開放しつつあります.
最近ではリール自体の耐久性や防水性,防錆性があがってきており,頻繁なメンテナンスが必要ではなかったというのもありますが,メンテナンスをめんどくさがっていたのも正直アリます.
が,一度重い腰をあげると,ガンガンやってしまいます.

で,ちょっと気になった事例がありましたので,紹介します.

シマノの純正ベアリングS-ARBについてです.

私の認識ではS-ARBの特徴は以下の通り
S-ARB

・ベアリングシールがしてある
・ベアリングシールが黒い
・ベアリングシールがリングで止まっているわけではなく,圧入式である.
こんな感じですね.
これは494です.
ベアリングの大きさにもよるのかもしれませんが,494とか593とかBタイプのハンドルノブに使われているようなベアリングはこのタイプであるように認識していました.

が,最近,パーツ注文してその他のバージョンの存在が・・・.

それがこちら.

1つ,ベアリングシールが銀色のバージョン
これはオシアジガー3000HGのハンドルノブから出てきました.


なんじゃこりゃー!?
これだけみたらS-ARBではないように見えますね.


そしてもう1つ
こちら

ベアリングシールの色は黒(ガンメタ?)ですが,シールリングが付いており,ベアリングシールが取り外しできるという品.
これはステラSW6000HGのハンドルノブのベアリングを注文したら来ました.

Bタイプのハンドルノブならどれも共通部品(494と593)のはずなので,他の機種で注文しても同じものがくるかもしれません.
ちなみに,同時期に頼んでいた494もシールド止めリング付いてました.


シール取り外しが難しい圧入タイプのものであれば,メンテナンスが大変でしたが,シールが取り外せるタイプのS-ARBが出てきたということです.
これはメンテナンス性も◯なので,個人的には嬉しいです.
一応,圧入タイプのほうが防塵性が高いとされていますが,メンテナンス性が高いほうがいいと思ってます.

圧入タイプをメンテするときはシールをとって,リング式のシールを入れ直したりしていたので,最初からリング固定式のベアリングシールがあるとすごく良いですね.

とはいえば,オープンで使えるほどクリーンな釣り,繊細な釣りをしているわけではないので,シールは合ってもいいかなと思ってます.

ちなみに,オシアジガーの3000HGハンドルを同時期に2つ頼んだのですが,両方共593は銀色のベアリング,494は片方が圧入タイプ,片方がリング取り外し可能タイプの黒が入ってました.ということは仕様変更ではない!?ということ?

アジングやメバリング,トラウトなどで超繊細な釣りをしてるひとは全部オープンベアにして,グリス抜きから表面処理とかもやってる人いますよね.人がやっているならまだしも,胡散臭いショップは多いと個人的には思っています.
色々と信仰的な部分も多いと感じており,超センシティブにするようなチューニングってそんなに難しいものではないと思います.
チューニングショップのあやしい謳い文句にだまされないようにしたいですね.

話が逸れました.

で,なんで3種類もあるねん?と思って,シマノに確認.

色々と妄想してもいいんですが,メーカーにちゃんと確認とって公表するというこも大事なのかなと.

予想的には仕様変更なのかな?と思いまいたが,オシアジガー3000が出たのは最近ですし,ステラSWのパーツも同時期に注文したからまさか機種依存で使うS-ARBを買えている??などと思いましたが.

シマノの公式解答ですが,(お問い合わせ窓口に電話問い合わせして得られた解答 )

「S-ARBといっても何社か製造メーカーがありますので,メーカーに依存していると思います.」

!!!!まじですか.
つまり,今回記事になっている494とか593とか(※数字は内径,外形,高さをmmで並べています)の汎用規格のベアリングはS-ARBといっても数社サプライヤーがあり,1社に限定していないということなのです.なんと!ですね.

で,タイプを指定して購入することは不可能とのこと.
はーん.って感じですね.
ステラSWの分解記事を書いている人で,銀色のシールじゃないから,S-ARBじゃないベアリングが入っていたよ!という人が居ましたが,これも実はS-ARBと相当の製品だったのでは?と思います.真偽はよくわかりませんが.シンガポールの刻印があったようですが,ミネベアならシンガポールにもありますしね.

S-ARBの正体はミネベアのGPベアリングだなんて言われてましたが(初期S-ARBはGPじゃなかったけど,今はGPになっているとか?これはあくまで噂です),
http://www.eminebea.com/jp/engineering_info/bearing/ballbearings/cat-6/001.shtml
他のサプライヤーも作ってるんですね.
高精度なミニチュアベアリング作れる日本の会社といえばNTNとNSKとミネベアぐらいしか思いつきませんが.3種類ってことは,この3社!?
しかし,まぁ,海外製もあるかもしれませんし,謎は謎ですね.
そのあたりのOEM先をメーカーが教えることは基本的にないので分かりません.
といいながら,NMBっていう刻印のあるS-ARBは確認しているので,ミネベアは確実に提供していると思います.

あと,最近のS-ARBはたぶんすべてオイルベアリングですね.
(最近分解したやつはオイルベアでした.
一昔前の記事にはシールドタイプになったS-ARBはすべてグリスベアリングである!というような記事も見ましたが,このあたりはS-ARB出始め期と今で変わってきているということだと思います.最初はそれほど防錆性能がなかったので,S-ARBもグリスインでしたが,最近は素材の進歩によって防錆性能が飛躍的に向上したので,オイルにしたのかなと「妄想」しているところです.

個人的には高速で回転して,さらに回転抵抗が小さいほうがよいベアリング(例えばラインローラーとか,ベイトのスプール支持とか)以外はグリスベアのほうが好みです.
耐久性も上だと思っています.油膜切れをほぼ起こしませんし,高速回転しないのであれば,グリスのほうがボールのノイズを拾いにくいので滑らかです.このあたりの味付けは好みかなと思います.オイルベアリングのグリスベアリング化,シールドベアリングの開け方,S-ARBの開け方,などのウンチクついてはまた今度にでも・・・.

ということで, 今日は3種類のS-ARBについて書いてみました.
皆さん気づかれてました?!?!