ラベル ニュース の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル ニュース の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2018年10月12日金曜日

鹿児島離島の軍事利用が加速か!? | 馬毛島 | 臥蛇島 | トカラ列島

どうもです.

釣りとは直接的には関係ないのかもしれませんが,2018年になって,鹿児島の離島が軍事利用関係でニュースになることがしばしばありました.
釣り人視点?というわけではないですが,気になった2つのニュースをシェアして,個人的な意見を述べたいと思います.

鹿児島・馬毛島を海・空自拠点に 中国脅威防衛強化 F15戦闘機展開

https://www.sankei.com/politics/news/180715/plt1807150006-n1.html

ということで,産経新聞から2018年7月15日の記事で,それほど大きなニュースにはなっていなかったので?知らない方もいらっしゃるかと思いますが,鹿児島県の馬毛島を海上自衛隊と航空自衛隊の拠点にするというものです.

もともと,軍事利用しようという動きはあった馬毛島ですが,なぜこのタイミングでこのような動きになったのか?それは,馬毛島のほとんどの土地を所有しているタストンエアポートという会社の倒産が契機です.

http://www.tdb.co.jp/tosan/syosai/4469.html

今後のポイントは馬毛島が破産手続きの中で,売りに出されて,国が取得できれば,一気にことは進んでいくのではないか?と思います.


離島奪還へ初の訓練場 候補地に鹿児島・臥蛇島 防衛省検討

本家はヤフーのヘッドラインニュースで見た気がするのですが,何故か消えていますので,おそらく転載だと思いますが,下のURLより.

http://data-mix.org/2018/09/16/%E9%9B%A2%E5%B3%B6%E5%A5%AA%E9%82%84%E3%81%B8%E5%88%9D%E3%81%AE%E8%A8%93%E7%B7%B4%E5%A0%B4%E3%80%80%E5%80%99%E8%A3%9C%E5%9C%B0%E3%81%AB%E9%B9%BF%E5%85%90%E5%B3%B6%E3%83%BB%E8%87%A5%E8%9B%87%E5%B3%B6/

防衛省が、本格的な離島奪還作戦を行える初の訓練場を整備する検討に入ったことが15日、分かった。南西方面での中国の離島侵攻の脅威をにらんだもので、陸海空3自衛隊が実戦に即して訓練できるようにする。候補地に鹿児島県十島(としま)村の離島の臥蛇島(がじゃじま)が浮上している。

ってことのようです.
日本の中で圧倒的に不足している訓練場の候補地として,臥蛇島が考えられているようです.

臥蛇島は昔は100人以上の人が住んでたらしいですが,1970年から無人島になっています.
このブログでもしばしば出てくる,木場立神という岩が象徴的な,釣りの聖地です.

トカラといえば立神を予想する人も多いのでは?


ということで,気になる2つのニュースをシェアしました.

さて,ここから,私の個人的な意見を書いてみようと思うわけです.

私は特に政治的に何かコレ!といった思想があるわけでもないのですが,自分のことは大事なので,自分の周りの生活が守られることは大切だと思っています.
なので,その考えをちょっと飛躍すると,防衛は大事だなぁと思います.

日本人だけなのかは分かりませんが,「嫌い」とか「反対」とかそういう意見は声が大きい人が目立ちます.逆に,「賛成」とか「好き」とかいう感情はそっと無言を貫くということが多いように思います.

基地反対デモとかはニュースになったりしてますが,基地賛成パレードみたいなものって無いですよね?賛成している人のほうが多いかもしれないのに・・・.

そうやって一部を切り取って,あたかもマイノリティをマジョリティに見せるメディアのやり方は良くないなぁと思っています.

さて,本件に関して,私の住む鹿児島の離島が候補地にあがっているということ.
最初の馬毛島については,もし,実現するなら個人的には賛成です.
東シナ海側は何かと物騒なので,そちらへ睨みを利かせるという意味でアリだと思います.

次に臥蛇島.
臥蛇島をどのように活用するかは非常に難しいと思います.
行ったことある人はわかると思いますが,島はぐるっと一周わりと断崖絶壁です.
訓練場にするためには結構工事やらしないといけないんじゃないかなぁと思います.
平地も殆ど無いですし・・・.
あと,臥蛇島の周りで釣りができなくなる・・・とかなると嫌だなぁと思います.

防衛的にはいい位置にあるんですけどね.

個人的にはそこしかないなら賛成ですが,同じような離島奪還の訓練場を作るなら,尖閣諸島の魚釣島のほうがまだ開拓できるし,防衛の観点からもいいんじゃないかなぁと思います.結構問題になっている島なので,誰か常駐させて日本の領土であることを主張したほうが良いと思います.とはいえ,自衛隊が常駐するとなると,他国を刺激しかねないので,そういう意味では無しなのかなぁと.

まぁ,いろいろなことを考えても,やっぱりこれからの時代防衛は大事だと思うので,何かしらの形でいい方向へ進めばいいかなと思ってます.

ただ ,その島の周りの自然を壊すようなことがあると良くないと思います.

ということで,最近気になったニュース2つをシェアしてみました.

でわ.




2017年1月13日金曜日

マチ類の標識放流技術と放流再捕記録&資源評価

マチ類.


なかなか聞き慣れない言葉だと思います.
基本的にはフエダイ科に属する魚のうち,沖縄のほうの方言で〜マチと呼ばれる魚の類を指すと思っています.

代表格として

アカマチ
シューマチ
クルキンマチ
マーマチ

が挙げられます.

標準名では
アカマチ→ハマダイ
シューマチ→アオダイ
クルキンマチ→ヒメダイ
マーマチ→オオヒメ

となります.

それぞれ非常に美味な魚です.
なかなか鹿児島近海では釣れませんが,三島ぐらいの海域からこれらの魚が釣れ始めます.

これらのマチ類は漁獲量がかなり減っていることもあって,積極的に保護されて,資源回復計画が練られ,その生態についても研究されています.資源回復計画がうまく言っているかどうかと言われれば,クエスチョンなところもあるのしれません.というのも1つの種だけを増やすというのはなかなか海の中のバランス的には難しいと思うからです.エサとなるような小魚は旋網によって相変わらず大量に捕獲されているわけで,個人的にはエサの減少は直接漁獲以上に深刻なダメージを生態系に与えているのではないか?と思います.
このあたりについてはまだまだ勉強中で全くのシロウトですから,上記の考え方はあくまで考えているだけで根拠も証拠もありませんことご了承ください.
しかしまぁ,専門家がすべて正しいことを言うわけではないですからね,専門家がちゃんとしていれば,日本のクロマグロの資源は現在のように枯渇状態まで追い詰められなかったと思います.
クロマグロもマチ類と同じぐらい保護されればいいんでしょうけど,なかなかクロマグロの保護は進みませんね.

と,話は横道にそれてしまいましたが,マチ類の研究成果の中でもかなり気になったデータを示します.

マチ類の標識放流技術と放流再捕記録

http://kagoshima.suigi.jp/KenkyuHoukoku/21P-machi.pdf

こちらのデータではいわゆるタグアンドリリースをして,再び捕まえられたときの移動距離を示しています.
マチ類は基本的には曽根間を移動しないのでは?と考えられてきました.
しかし,このデータが示すのは,移動しうる個体も居るということです.
アオダイは最大で150kmも離れた別の曽根まで移動しています.また,オオヒメも93km移動した個体が捕まえられています.
これは非常に資源回復を測る上で,ポジティブな面もあるデータだと思います.
もし,曽根間で移動しないのであれば,一度曽根の資源を枯らしてしまうと,二度と戻ることは無いです.しかし,曽根間で移動するのであれば,かなり資源量が少なくなった曽根にも魚が移動してきて,再び資源が回復するということも考えられます.
だからといってもちろん捕り尽くしていいわけではありません.
再補時に半年〜1年以上経っている個体でも全く移動していない個体もいるのです.
なので,回遊性のある魚であるというわけではなく,移動する個体もいるということだと思います.
こういった情報を元に,資源回復の方策を色々と考える必要があるのだと思います.

では,少し古いデータではありますが,どの程度の資源量であると試算されているのかそのデータを示します.

平成24年度マチ類(奄美・沖縄・先島諸島)の資源評価

http://abchan.fra.go.jp/digests24/details/2443.pdf

平成26(2014)年度マチ類(奄美・沖縄・先島諸島)の資源評価

http://abchan.fra.go.jp/digests26/details/2643.pdf

マチ類に関しては非常に深刻な漁業資源状況となったため,平成22年まで資源回復計画がとられていました.
http://www.jfa.maff.go.jp/j/suisin/s_kouiki/nihonkai/pdf/n19-2-6-1.pdf
http://www.jfa.maff.go.jp/j/suisin/s_keikaku/pdf/matirui.pdf

通年禁漁であったところが開放され,値段の高い「ハマダイ」の集中漁獲が問題であるように思います.

資源評価としては
アオダイ→若干減少〜横ばい
ヒメダイ→横ばい
オオヒメ→横ばい
ハマダイ→一応増加

とハマダイのみ増加の評価にはなっているが,記事を読んでもらうと分かるように,求め方としては1航海あたりの漁獲量(CPUE)がある程度の資源評価の対象となっていることやコホート分析の前提条件が必ずしも合っているとはいい難い点にあります.

ということで,真の評価は難しいんじゃないかと思います.
また,興味深いのは耳石年輪の輪紋解析による年齢の推定です.
樹木で言うところの年輪解析みたいなものです.

これによると,ヒメダイのメスのみ18歳が寿命とされていますが,その他の魚は25歳以上生きるとされています.ハマダイについては35歳ほど寿命があるという話も.
これらはあくまで推定ですので,色々と今後議論の余地はあると思います.

また,成熟についてですが,
アオダイは6歳でほぼ成熟,早い個体は2歳から
ヒメダイは0歳でも40%成熟し,4歳でほぼすべての個体が成熟
オオヒメは1歳から成熟始まり,2歳で40%成熟,5歳でほぼ成熟
ハマダイは8歳以上から成熟個体が現れ,19歳以上でほぼ成熟ということ.

つまり,ハマダイは成熟が遅く,小さい個体をとりすぎるとかなり危険な状況になりそうだということです.

マチ類については今も保護区や周年禁漁区は存在していますが,特に産卵期の漁獲は深刻であると思われるので,せめてその間は全面禁漁としてもよいのではないか?と思います.
引用文献には一時的な管理方策にならないように1操業あたりの漁獲制限を設けるなどの措置も検討すべきとして締められています.

鹿児島以南と東京の諸島群以外の方はあまり聞き慣れないマチ類ですが,非常に美味な魚です.守っていけたらいいなと思います.

また,その他の魚種の資源評価結果についてはこういうページで見ることも出来ます.
http://abchan.fra.go.jp/digests27/

1つの魚種の資源だけを回復させるということは生態系上難しいと思いますので,もっともっと幅広い視点も必要なのかなと思います.
 下のマイワシの漁獲グラフなんか見ると,本当にゾッとしますよ.


引用:http://abchan.fra.go.jp/digests27/details/2702.pdf


それでわ.










2016年5月15日日曜日

またカヤックで死亡事故:秋田

ちょっと前のニュースになります.
カヤック乗りの方はもうすでにご存じの方も多いかと思いますが,拡散,自戒の意味でも記事に挙げさせていただきます.

5月8日,秋田県でカヤックの死亡事故が起きました.
http://www.yomiuri.co.jp/national/20160510-OYT1T50039.html
5月12日現在は上のリンクに記事があります.

長さ約3メートル、幅最長0・77メートル
とありますので,10フィートぐらいの小型のカヤックですね.


現場はコチラ.

ちなみに当日の天気は
http://weather.yahoo.co.jp/weather/jp/past/5/3210/detail.html?c=2016&m=5&d=8

晴れ
ですが,一応風邪は7m/s

といった状況です.
全国的にわりと穏やかな天気だったと思いますが・・・.
何が起こったのかなんていうのは何も分かりません.

あまり憶測でモノを言うのもよくないのであくまで情報として乗せました.

ちなみにライフジャケットは着用されていたようです.
ライフジャケットを着ているから助かるというわけではないですからね.

そういえば,3月にも琵琶湖でカヌーの死亡事故があったばかりです.
http://www.sankei.com/west/news/160321/wst1603210051-n1.html

当日は強風注意報が出ていたとのこと.

別にカヤックやカヌーに限った話ではありませんが,釣り全般として,水辺で行うものなので,死というのは割りと近くにあるんだなぁと思っています.

まぁ極端な例を出せば,道路だって車が走ってるし,轢かれたら死にますからどこいっても危ないといえば危ないのですが.

敢えて,私の意見などは書かないことにします.
誰が悪いとか誰が良いとかそういう話ではないです.


2016年1月25日月曜日

ダイワ値上げ!平均11%...2016年2月から!

どうもです.

タックルニュースさんでダイワ平均11%値上げ!の記事を見ました.

こちら
http://tacklenews.net/daiwa-price201602.html


さくっと見た時は平均11%値上げ!
との文字にめんたま飛び出た次第ですが・・・.

よくよくソースを確認してみると.
http://www.daiwa.com/jp/fishing/news/guidance/1241785_4163.html

用品の一部とのこと.

つまり,リールや竿は値上げ対象外!ということですね.
そしてすでに,HPの価格は新価格になっているとのことです.

されど用品ですからねー.ちなみに値上げは2月からということでかなり急です!!
ダイワの用品で欲しいものがある人は最後の駆け込みどきかもしれません(笑.

しかし,まぁ,シマノといいダイワといい,よく値上げするなぁという感じですが,中の人に聞いてみると,本当に断腸の思いのようですよ.円安の影響は国内消費がメインの企業にとってはかなり打撃が大きいです.
ダイワもシマノも海外でもかなり売っているので,よいのですが,だからといって国内販売分で赤字を出して良いということにはなりませんからね〜.

となってくると,やっぱり国内生産,国内消費というのが見えてくるわけです.
日本に工場もどってきてくれ〜.って感じですね.

でわ!


2016年1月20日水曜日

シマノ4月から製品値上げ確定

11月頃からちらほら噂がありましたが,そろそろ,ついにシマノ公式HPでも値上げについてアナウンスがあるようです.


(※このエントリーが公開されている頃にはすでにアナウンスされているか,このエントリーを書いた数日以内にアナウンスはあると思います※)

http://fishing.shimano.co.jp/

15年発売製品については一部値段据え置きもあるようですが,基本的には多くの製品が値上げとなるようです.

すでに確定しているシリーズでも・・

○ステラSWシリーズ
○ステラシリーズ
○ツインパワーSWシリーズ
○ツインパワーシリーズ
○バイオマスターSWシリーズ
○カルカッタシリーズ
○オシアカルカッタシリーズ

などなど・・・・.

リールだけにとどまらず,ロッドについてもショアルアー,オフショアルアー,船竿,磯竿,全体的に値上げとなるようです.

シマノって相当付加価値をつけて売っている(生産にかかるコストと売値の差が大きい)ことで有名な企業ですが,強気の値上げですね〜.

高くても消費者は買うと思っているということでしょう.

どれ位値上げされるかはこの記事を書いているときには分かりませんが,今月の下旬に2016カタログが各釣具店に配送されていると思いますので,そこでは新価格となっていることでしょう.

何か狙っている商品があるならば,値上げの前に買っておきたいところですよね.

※下記を追記@2015/1/25
※先週シマノHPからアナウンスあるかとおもっていましたが,今日になって更新されていました.

価格改定についてのお知らせ
http://fishing.shimano.co.jp/information/?p=23789

ただ,どの製品がどれぐらい上がるか?は書いていません.
1月25日付けで続々と釣具屋にシマノカタログ2016が入荷しているようですので,そちらは改定値担っていると思います.

あまり時間がありませんが,ゲットできたら色々見てみようと思います.

でわ!





2015年12月26日土曜日

賞金総額8.57億円の海底地形図コンペ:Shell Ocean Discovery XPRIZE

Google Lunar X Prize
で何かと物議をかもしたXプライズ財団ですが,今度は「いかに高精度な海底地形図」を作製できるか?という賞金総額7ミリオンドルのコンペをやる模様です.

ちなみにGoogle Lunar X Prizeは政府の力を借りることなく月に探査機を送り込むコンペです.今年末がデッドラインでしたが,一年延長されました.
なんと日本からも(実質日本だけになっちゃったんですけど)HAKUTOというチームが参加しています.

http://team-hakuto.jp/ これはこれで面白い.


さて,話が逸れました, 「いかに高精度な海底地形図」を作製できるか?という新しいコンペそれが,「Shell Ocean Discovery X PRIZE」です.
http://oceandiscovery.xprize.org/

今回のスポンサーはシェル石油みたいですね.
ちなみに,概要ムービーはコチラ



さて,コンペ好きのみなさん,奮って参加しましょう!
とはさすがになりません・・・.

まず, 規模がでかすぎます.
概要を手短に書くと
2000mオーバー,4000mにまでロボットを送り込んで,海底地形の高精度な3Dマッピングを行ったチームが優勝!みたいな感じです.

最近は2000mオーバーでも超音波が到達できる魚探も民生機でも存在しますが,Resolutionという観点から言えば,それはもうダメダメです.
もちろん,海底地形を手っ取り早く知るとか,コストとかの面では最高なのですが,このコンペの目的はそんなところにはないんでしょうね.

我々はまだ海の5%ほどしか探索できていないようです.残りの95%にはとんでもないお宝や資源がある可能性があり,さらにこういった極圧環境下で動作できるロボットを開発するということは未知なる地球外での星での探査などにも有用な技術なのでしょう.

しかし,ちょっと壮大過ぎます.

とりあえずは,まだ概要が発表されて参加チームを募集してる段階なので,詳しい内容は出ていませんが,続報が出次第,ちょこちょこ記事に上げていきたいなと思います.

安価に確立されれば,200m〜300mぐらい楽勝でしょうから,そういった200m,300mの海の中の世界というのもいつか見てみたいですね.

海中は見えない故に想像に過ぎない部分が多く,今言われていることでも間違ったことが多いのではないかと思っています.

Seeing is believing.

百聞は一見に如かず

というやつです.
やっぱり,私は見るまで完全に信じることはできない人かもしれません.
でわ!





2015年12月16日水曜日

【驚きの結果】遊漁船による漁獲量(釣獲量)(京都のケース)

どうもです.
遊漁船が釣る魚の量なんてまき網船が捕る量に比べたら大したことないよ.
ましてや,そんなにたくさん遊漁船が居るわけでもなし,漁師の方が大量に獲っているのでは?

そう思っていました.

が,なかなか遊漁船の漁獲量というものを定量的に示したデータというものは無いものです.

で,探しまわった結果,限定的地域,かつ限られた魚種ではありますが,データを見つけました.

京都のケースですが,以下から試料はダウンロードできます.

季報:第102号 遊漁船による釣獲量と経済効果

http://www.pref.kyoto.jp/kaiyo/documents/1314683092919.pdf


ものすごく興味深い資料です.
※マダイをメインで調査したため,マダイ以外の魚種について,遊漁船の釣獲量は過小評価されていることに留意※

完全に遊漁船の釣獲量が合っているという補償もないのですが,こうやって公開されている以上,ある程度信じざるを得ません.
京都の日本側のケースです.
最初から最後まで読んでもらいたいですが,個人的に興味深いと思った点をまとめます.

・京都府内に登録されている遊漁船は概ね400隻
・マダイ釣りをする船は230〜250隻
・年間航行数が200日Overの船もいる
・年間延べ遊漁社数は7.7万人
・マダイの釣獲漁は平均175.2トンに対し,漁業平均は96トン
・チダイの釣獲漁は平均31.6トンに対し,漁業平均は14トン
・キダイ(レンコダイ)の釣獲漁は平均7.2トンに対し,漁業平均は23トン
・メダイの釣獲漁は平均62.5トンに対し,漁業平均は40トン
・マアジの釣獲漁は平均109.4トンに対し,漁業平均は3940トン
・イサキの釣獲漁は平均30.9トンに対し,漁業平均は10トン
・ブリ類の釣獲漁は平均142.5トンに対し,漁業平均は4909トン
・カサゴ類の釣獲漁は平均9.3トンに対し,漁業平均は23トン
・ウスメバルの釣獲漁は平均7.3トンに対し,漁業平均は6トン
・ケンサキイカの釣獲漁は平均14.7トンに対し,漁業平均は49トン
・遊漁者の年齢は60歳以上で約2/3を占める
・京都府北部地域(海沿岸地域)に及ぼす遊漁船業の経済効果は年間約10億円

とまぁ,こういう感じです.
漁獲量について,少しだけわかりやすいグラフを作りました.

オレンジが遊漁,水色が漁船,数字は漁獲量をトン表示しています.

こうしてみると,マダイについては遊漁のほうがかなり獲っている!という結果に・・・.
これが一番驚きでした.たしかに一隻一隻の獲る量は漁師全体から見ればちっぽけなものかもしれません.しかし,思った以上に遊漁船が多い!そして釣っているという結果に.

網での漁業が比較的難しい魚種はは遊漁船のほうが獲っている結果となっているように思います.

なかなか考えさせられます.もちろんこれにはプレジャーボートや陸っぱりの釣果は含まれていないわけですから.
釣れる方法を考えて広めるというのも考えものだなぁと思います.

近年,鹿児島錦江湾では「マイクロジギング」なる釣法が流行の兆しを見せており,一部からは「若魚まで根こそぎ釣ってしまうので錦江湾は死の海になるんじゃないか?」といった声が上がっており,それはちょっと言いすぎかなぁと私は思っていたのですが,こういうデータを見せつけられると,なるほど納得です.
ただでさえ錦江湾はプレジャーボートも多く,カヤックで出ている私の感覚としてもボートや漁船,遊漁の少ない外洋と比較するとあまり大型のハタ類は見ませんし,数も比較的少ないです.

小さい魚はリリースをする.というのは全てのアングラーに言えることですが,リリースをしたからといって生きているとは限らない(これはまた未来の記事で)
更には,「できることなら小さいリリースするような魚はかけない(釣らない)努力をする」というのもある程度,腕が上がってきた熟練のアングラーに求められることかもしれません.
さらには,産卵で多くの卵を生むであろう大型の個体をラインブレイクでバラさないということも必要かと思います.最近の細糸の流行はそういう意味でもあまり賛成できません.ゲームとしての魚釣りや細糸ならではの利点はもちろん認めます.

かといって,私がすべてかけた魚をバラさず,小さい魚はかけていないかと言われたらそうではありませんので,偉そうなことは言えません.もとい言っているつもりもないのですが.

昔に比べるとやっぱり魚は減ったと思います.釣れなくなったと思います.
いつまでも豊かな海であることを願って,アングラー一人ひとりが,漁師一人ひとりが海を思い,想いやるそんな世界になってくれたら良いなと思います.

みなさん釣って欲しいなと思う反面,難しいですね.

読んでくださった皆さん,今一度資源について考えていただければと思います.

でわ.


2015年9月3日木曜日

【ニュース】太平洋クロマグロ絶滅に向かうのか?【勝川先生サイト紹介】


海洋資源研究で有名な勝川先生がブログを更新されました.

タイトル:WCPFC北小委員会が終わったようです
http://katukawa.com/?p=5975

詳しくは勝川先生のサイトを御覧ください.
簡単にまとめておくと,

・2014年,クロマグロの新規加入が激減!(2015年はもっと悪くなる?)
・水産庁とまき網業界以外の関係者の間で,資源存続に対する危機感が広がる
・壱岐や対馬の一本釣り漁業者は産卵期産卵場での漁獲を自主的に禁漁
(これは以前もニュースで出ていました,遊漁も一部禁漁に参加してました)
・日本は漁業において超後進国(米は長期回復計画を提案,メキシコは漁獲量削減を明言)
・ 緊急ルールは2016年に議論する!?
・緊急ルール適用は2017年以降か???

※ここでいう新規加入というのは
卵からかえって生き残った固体が,漁獲できるまでに成長した量という意味です.

つまり,新規加入が激減している!ということは今後,同じような漁獲を続けていれば最終的に太平洋クロマグロは絶滅してしまってもおかしくはないということだと思います.
まぁ,それは論理の飛躍なんですが,現状のままだと,いずれにしても自然増は望めないという感じです.

クロマグロ愛者からは釣り人まで槍玉にあげられています.
日本国内の釣り人が釣る量とまき網船が捕る量,どれぐらい違うでしょうかね・・・・.

これからの動きについては勝川先生のサイトを要チェックです.
過去記事も非常に勉強になるので,見ておいて損はないです!

また,国際漁業資源量については以下のページで見ることも出来ます.
結構興味深いデータだと思います.
http://kokushi.job.affrc.go.jp/index-2.html

でわ!


2015年4月16日木曜日

大物が釣れなくなった?その原因は?

どうもです.
今日は日本の漁業の現状について記事を紹介したいと思います.

そういえば以前はクロマグロの記事紹介をしました.
http://kimamanitsuri.blogspot.jp/2015/03/blog-post.html
こちら.

釣りをそこそこやってる人なら昔話で
「昔はもっと魚が釣れた!」とか「昔はもっと大物が釣れた!」
などという話を聞いたことがあると思います.
私もこの手の話はたくさん聞いたことがあります.

太平洋クロマグロも・・・絶滅危惧種になんかなるわけないよ!と言っていた人もいましたが・・・.
太平洋クロマグロも今や絶滅危惧種Ⅱ類.

では・・・日本の漁業の問題点は何なのか?
という話になります.

勝川俊雄先生(旧:三重大学,現:東京海洋大学)が2011年にSYNODOSで書かれた記事が参考になると思います.
「漁業はそもそもどうあるべきか?」 勝川俊雄
http://synodos.jp/society/2632/

記事では日本の漁業の問題点,欧州との比較,ではどうしたらよいか?という問で原稿が締められています.
(そういえば,昨日のクローズアップ現代に勝川先生が出演されるということをTwitterで書きました)

詳しくはみなさん記事を読んでいただきたいのですが,引用しながら少しまとめると.
ポイントは以下の様なことだと思います.

”持続的に儲かる漁業の方程式”
”持続的に儲かる漁業 = (十分な親魚を獲り残す) + (獲った魚をできるだけ高く売る)”

当たり前のことですよね.
では日本の現状はどうか?

「若魚を摂り過ぎる」

「安くしか売れない」

「だから大量に取る」

「資源の枯渇」

という一途をたどっているようです・・・.

記事内では「サバ」を例に日本と欧州の比較もあります.

特に,二ページ目のグラフ・・・を見ていただければ.日本と欧州の違いは千差万別かと・・・.
漁獲量は縦軸が「尾」なのが注目です.トン数ではありませんよ?
日本で大鯖がほとんど捕れないのは,獲らないんんじゃないんです.捕れないんです.居ないんです!
悲しいですね・・・.
これと同じことがマグロ類などにも起こっているとおもって良いと思います.

勝川先生の記事の中にもリンクが貼ってありますが,ノルウェーの現地レポートを見ても日本との姿勢の違いがよく見えます.
「大ぶりを狙え.焦らないのがノルウェー式」
http://globe.asahi.com/feature/101101/02_1.html

朝日系列ですが・・・まともな人はマトモなんです(笑.

色々考えさせられますね.

ただ,私なりに感じることは,こういった問題点は良識ある日本の漁師ほとんどの方が痛烈に感じていることであり,決して問題解決を放棄しているわけではないということです.
一本釣り漁師の方などはまさにノルウェー方式.高い魚でかい魚を釣って,高く売る.を実践されています.
そんな中,以前紹介したまき網や,その他のいわゆる一網打尽漁法が悪であり,それを規制しない国家機関が悪なのだと思います.こうしたことを改善していくためには地域の人はじめ,国民全員が問題意識を持つことが重要だろうと思います.

私の記事でなく,勝川先生の記事だけでもよいので,問題だなぁと思われた方はTwitterやSNSで拡散していただけると嬉しく思います.

で,この記事では現状と問題が提起されているわけですが,勝川先生が考える解決策というのは別の投稿になります.
それがこちら.
地域水産業を復興するためのアクションプラン
http://synodos.jp/society/2639

これも詳しくは読んでいただきたいのですが,トピックスだけ引用すると.
・”被災地支援特別キャッチシェア制度(個別漁獲枠制度)の導入”
・”重点漁港の選定”
・”地域水産復興評議会の設立”
・”地域水産業復興特別公社(5年間の時限対応)”
・”漁業の未来を担う人材の育成”

というようなことが掲げられています.
詳しくはどういうこと?と思われた方は記事を読んで下さい.

この記事が出されて,はや4年が経過しようとしています.
さあ,これからの日本漁業の未来はどうなっていくんでしょうかね?
日本は先進国ですが,漁業に関しては四半世紀ぐらい遅れを取っている漁業後進国だと思います.
日本の排他的経済水域(EEZ)の面積はアメリカ,オーストラリア,インドネシア,ニュージーランド,カナダに次いで6位です.資源の豊かさに甘えてはいけないと思います.

でわ.



※クレジット記載しなくてもよいのですが,誤解を招かないために書いておきます.
冒頭のサバの写真は無料写真素材 写真AC様より頂戴しました.
http://www.photo-ac.com/ ←ブログやホームページを運営されている方でフリーの画像をお探しの方は是非ご利用下さい.