2017年1月30日月曜日

オシアジガー2000の各種ロングハンドルと取り付け方法


どうもです.
今回はベイトリールで最もライトにカスタムできる箇所「ハンドル」の交換について書きます.

機種はオシアジガー2000.
もう既に発売から6年あまりが経過し,こなれてきた感のあるこのリール.
市場では未だにそこそこ売れるので,新規生産も上がってきてます.
逆に売れなくなってくれたほうが新製品出してくれるんじゃね?
なんて思ってるんですが,廃盤にされたらそれはそれで困りますしね・・・.
トルサやオシアジガーの4000,5000など,復活する気配ないですし.
せめてレバーブレーキのジギングリールラインナップにおいておいてほしいです.

とまぁ,前置きはこれぐらいにしておいて,ハンドルを交換するメリットは何でしょうか?

1.見た目を自分好みにする
2.ロングハンドル化によるパワーアップ
3.グリップ交換で力が入りやすくする

こんな感じだと思います.

ハンドルの長さはロングであればロングであるほど,ギアを回す力(モーメント)が大きくなるので,楽にクランクさせることができるようになります.しかし,ロングすぎると,それだけ長い距離を回転させなければならないので,人間の体の稼働限界的な意味で少し最大巻取りスピードが落ちますし,個人の技量によりますが,テクニカルな釣りに向かなくなるかも?

またグリップですが,これも様々な形があります.
ラウンド型,Tバー型,パワー型などなど.
下のような対称性の良いのグリップはどのように握ってもOKですが,非対称のパワーグリップと比べると,力が入れづらいという欠点もあります.

上のような非対称なグリップは握る方向が一意に決まってしまいますので,ハンドルを話した後にまたつかむという場合,少しコツが入ります.しかし,強く握り込むことができるので,最も力がはいると思っています.

オシアジガーは昨年末に3000番がレギュラーラインナップされたので,以下のラインナップになっています.
1000番,1500番,2000番,3000番です.

ノーマルのオシアジガーの場合,ハンドル(軸間長さ)はそれぞれ順に
70mm,70mm,85mm,92mm となります.

オシアジガーリミテッドの場合だと,1500番は85mm,3000番は92mmが付いています.

今回交換するのは2000番のハンドルです.
85mmハンドルで十分と言えば十分なのですが,一度Tバーのハンドルを使ってしまうと,なかなかに良いので,これに交換してくなってきます.

社外のハンドルはいくつかありますが,有名なメーカーはリブレとSOM(スタジオオーシャンマーク),CCMだとおもいます.

以下に3メーカーご紹介します.

リブレ
http://www.livre-megatech.com/products/baitcasting/
こちらにラインナップがあり,

パワーハンドルノブを搭載したハンドルが
BJ 84-92

BJ 92-100

BJ 102-110

というラインナップがあり,V.P.Sという可変ピッチシステムを採用することにより,2mm間隔で長さを調整できるようになっています.
75-83だと75mm,77mm,79mm,81mm,83mmで可変できるという意味です.
そしてお値段・・・・すべて2万円.
なかなかのお値段ですね.

あとはラウンドノブを採用した
BJ 66-74

BJ 75-83

というハンドルもあります.
お値段:20952円

こんな感じです.

次にSOM
http://www.studio-oceanmark.com/


http://www.studio-oceanmark.com/products/NLAE85Cavii.html
NO LIMITS
AE100/95Ca(L)
¥26,000

NO LIMITS
AE85/95Ca(L)
¥25,000



どちらもハンドル95mmのカーボンハンドルで,ノブが大きのものがAE100,小さいものがAE85となります.
なかなかのお値段ですね・・・.

・AE85/95Aa
http://www.studio-oceanmark.com/products/AE100.html
95mmのAE85ノブが着いたアルミアームモデルです.
¥15,500


意外と種類が多いように見えるスタジオオーシャンマークですが,実はオシアジガー2000につけられるハンドルはとグリップのセットは少ないのです.
※これは超個人的にですが,SOMのハンドルはおすすめしません.高い上ということもありますが,目の前で折れるのを何回か見ています.これはあくまで私が見た範囲でしかありませんが,逆に言えばSOM以外で折れたハンドルを見たのは自分が折ったステラSW6000の純正ハンドルぐらいです.これから推察するに,SOMハンドルは相当グリップ軸が弱いと思います※

CCM
カスタムショップのCCMです.
http://www.oct.zaq.ne.jp/ccm/

http://www.ccmmonji.com/prise.htm
ノブとハンドルアームを別々に注文するカタチです.
ノブが8000円〜10500円ほど
ハンドルアームが5000円〜8000円で70mm〜110mmとなります.
意外とリーズナブルな印象です.


ロングなハンドルが欲しいなら,リブレかCCMですね.
価格はSOMのカーボンが抜きん出て高く,次にリブレ,CCM,やすいのはSOMのアルミ.しかし,CCMでも8000のノブ+110mmハンドル7000円の15000円なので,かなり良心的なようにも思います.

どれぐらいの長さ,どのようなノブ形状が好みかは人によるでしょうから,自分のほしいものを吟味して買われると良いと思います.

で,お前は何を買ったの?
という話ですが,これです.


オシアジガー3000HGハンドル組.税抜き8500円(激安!.
パーツリスト貼っておきます.
http://fservice.shimano.co.jp/part/pdf/03784.pdf

銀のボディーなので,銀ハンドルが欲しくてリミテッド3000のハンドルでもつくのですが,オシアジガー3000が出るのを待ちわびてました!
これでS-ARBベアリングが2個付きです.なんとも安い.
そして,このシマノのグリップはかなりフィッティングがいいと思います!
あまりに長くしすぎても巻くのは楽になりますが,テクニカルな釣りには向かなくなると思いますので,7mmアップの92mmでちょうどいいかなと思いました.
オーシャンマークの95mmを買うぐらいなら本当にこれでちょうどいいですね.

もし,今のハンドルのベアリング,シム,ネジを流用するならば,もっと安くなります!
注文するパーツナンバーは
http://fservice.shimano.co.jp/part/pdf/03784.pdf
これの
12番ハンドル:4000円
8番ハンドルノブ組:1500円
9番ハンドルキャップ:800円
4番固定ボルト:50円×2
5番ハンドルノブ銘板:500円
合計:6900円

ちなみに,S-ARBは片方1200円するので,24000円プラスとなり,バラで買うと流石に組で買うより高くなります.
逆に言えば,ベアリングはどこかに流用したいなぁというひともハンドル組を買われることをオススメします.

パーツはみなさご自宅近くの釣具屋さんから注文することが出来ます.
シマノのパーツ特急便なら,送料はかかりますが,自宅直送でなおかつ早く着きます.
 http://fservice.shimano.co.jp/part/limited_express/index.html


ロングハンドルの取り付け.
オシアジガー3000HGのハンドルとオシアジガー2000の純正ハンドルは厚さが違うので,ハンドル固定ナットのかかりが甘くなりますが,脱落するほどではないのでご安心ください.それでも交換は自己責任で.

まず,リテーナーをとめているネジを緩めて,リテーナーをとります.
結構なめやすいので,できればマイナスドライバーでまずは外すほうが良いかもしれません.
※既にオシアジガー3000HGのハンドルに交換されたもので説明します.



ハンドル固定ナットを緩めます.左ハンドルモデルだと,右回しが緩む方向なことに注意してください.
※ハンドルを回す方向が閉まる方向です.


ハンドル固定ナットをとったら,ハンドルアームを抜きます.


新しいハンドルを差し込みます.
このとき,差し込む向きによって90度クラッチONの場所を変えることが出来ます.
ノーマルだと,クラッチがハンドル上で入るようになっていますが,下がお好みなら,下にするとOKです.

で,ハンドルをつけたら,もう一度ハンドル固定ナットを締めます.
このとき,ハンドル軸はハンドルが入るようにサイドが切り込んだ形状をしており,ハンドル固定ナットが変な向きに入りやすくなってます.必ず,手でちゃんと固定ナットがなめるような感じで入ってないことを確かめつつ,回してください.
手で回らなくなったら工具で占めます.

リテーナーが止まる位置が決まっているので,きちんとリテーナー固定ボルトが閉まる位置で止めます.

リテーナーを固定して終了.

という簡単な手順です.

固定ナットはリールを買ったときについてくる工具あけられます.
もし,無くした方は11mmのメガネレンチをご購入ください.
あとはリテーナーボルトはなめやすいので,最初はマイナスドライバーを使うことをおすすめします.

以上です.

パワーグリップハンドルがお好みなら,オシアジガー3000HGのハンドルをつけるのはアリだと思います.





2017年1月27日金曜日

【ロッド】東レの新素材ナノアロイって何?あれこれウンチク

ここ数年,とくにここ一年ぐらい,釣り業界において,東レのナノアロイという「新素材」の名前を釣業界界隈で耳にするようになりました.

出典:http://nanoalloy.toray/licence/lic_003.html

ナノアロイを開発した東レ社のHPにも特設ページが作られているほどです.
http://nanoalloy.toray/

ってもう私のブログ記事を読むまでもなく,上のサイトを見ればよいのでは?
はい,まったくその通りです.なので以下は適当に思ったことを書き殴ろうと思います.

ナノアロイ自体の技術としては10年ぐらい前に確立されていてウェブなどでも見たことがあったように思うのですが,商品化に至るまでそれだけ年月がかかるということなのでしょう.

しかし,釣業界で名前をきくようになったのはここ最近.
何故か?釣り竿の原料となるプリプレグ,これにナノアロイが応用された製品が開発されたのが最近だから.ということになります.

ナノアロイはポリマーのことであり,カーボン繊維のことではないです.

なので,ナノアロイの適応範囲は何も釣竿をはじめとしたカーボン繊維に限られることではないのです.
カーボンロッドは元となるプリプレグ(炭素繊維に樹脂を含浸させたシート上のもの※TORAY社のHP説明より引用)から作られます.
このプリプレグ中のマトリックス樹脂にナノアロイ技術を適応したプレプリグによって製造されるロッドをナノアロイを採用したロッドと呼ばれます.

素材の開発って難しそうですよね.
釣り竿の素材であれば,深刻な人命に関わるようなこともさほど起きませんが,カーボン繊維は今や航空機の胴体や翼にまで使われている構造用材料です.
飛行機が素材のせいで落ちたりしたら・・・相当深刻な問題になると思います.

ということで,10年という年月も致し方ないのかなと思います.

で,ナノアロイナノアロイ言ってるけど,ぶっちゃけなに?
って話ですが,HPによる定義としては
”複数のポリマーをナノメートルオーダーで混合したポリマーアロイ構造を形成させる技術.”とと書いてあります.

少しだけ専門的な話は以下のウェブページから見ることが出来ます.

ナノアロイ®による新素材の創出

そもそも,アロイというのは英語の綴りをAlloyと書き,「合金」という意味です.
超合金とかの「合金」ですが,この「合金」の定義は難しいところでありますが,基本的には原子レベルで混じり合った金属の様相を呈するものだと思います.混ざるものは金属でなくとも合金といいます.たとえば,みなさんの身近にある「鋼」シマノのHAGANEコンセプトの由来にもなっていますね.「鋼」とは本来,「鉄」という金属と「炭素」という非金属元素の合金です.
原子レベルでの混じり合いが合金だと言いましたが,共晶などはもうすこし大きいオーダーでの混じり合いとなります.

ちなみに,かなり大きなオーダーで異種材料を複合したような材料は「複合材料」といいます.FRPとかCFRPとか,鉄筋コンクリートとかそういう材料です.カーボンロッドも樹脂と炭素繊維の複合材料と言えます.

っと,話が逸れ過ぎました.
あくまでナノアロイというのはRマークが付いている通り,「商標」なので,ナノでもアロイでもなくても名前はつけることが出来ます.

で,もう一度,ナノアロイってぶっちゃけなに?って話です.
複数のポリマーをナノメートルオーダーで混合したポリマーアロイ構造を形成させる技術.と書きましたが,これを言い換えると,
ナノアロイは2種類以上の樹脂をナノオーダーで相分離させたポリマー:ポリマーの複合材料とも言えます.

そもそもなぜ2種類以上必要なのか?という話ですが,この考え方は複合材料と同じです.
たとえば,片方は非常に柔軟で耐衝撃性に優れる材料Aがあり,もう片方にものすごく強度はあるが,脆い材料Bがあるとします.Aは柔軟であるがゆえ,強度がなくて使えません,Bは強度があるが,耐衝撃性がなくて使えません.我々が欲しいのはAとBの中間の性質の材料だ!とします.
そこで,ならAとBを組み合わせちゃえばいいじゃん?
という考え方です.
もちろん,A+Bという材料と同じような特性をだせる単一の材料Cを開発するという方策もありなのですが,AとBがあるからそれを活かしましょう!ということだと思います.

で,ナノレベルオーダーで分散させたら何がいいの?って話ですが,結果だけ言えば,ナノレベルより大きいオーダーで分散させるより,耐衝撃性の向上や破壊強度の向上が挙げられます.
なぜこのような性質が発現するか?については,まだまだ研究段階であるように思います.
基本的にはゴロゴロとたとえばマイクロメートルオーダーで分散させた場合,どこかにかならず偏析やサイズの大きなものが存在していたりして,そういうところに応力が集中して破壊に至る,もしくは局所的な弱い部分が出来てしまうという可能性が高くなりますが,ナノメートルオーダーで分散されている場合にはある意味で物質が均一となるため,このようなことが起こるのだと予想されます.

で,この技術が採用されたロッド達が例えば以下のような製品

APIA
Foojin’AD(風神AD)
Foojin’BB(風神BB)

宇崎日新
ZEROSUM 磯 弾 V3

オリムピック
カラマレッティー プロトタイプ Due

がまかつ
がま磯 インテッサG-Ⅴ
LUXXE OLTRE

ClearBlue
Crystar-57

ダイワ
銀影競技メガトルク大鮎

メジャークラフト
NANOACE

ヤマガブランクス
Blue Current TZ NANO
Ripple Fisher "NANO" Series

FCL labo
UC10pro (最新バージョン
UCB81EXT MH (最新バージョン
など

パームス
メタルウィッチクエスト

シマノ
ポイズンアルティマ(グリップ部
オシアプラッガーフルスロットル

コレ以外にも現在では多数の製品があります!


プリプレグを変えるだけですから,新技術が必要なわけではないので,これからもどんどん増えると思います!

東レの現在のプリプレグラインナップは下記ページにあり,
http://www.torayca.com/lineup/product/pro_003_01.html

注目するとこは「樹脂」です.
これが#2573と#2574がナノアロイ樹脂になります.
2573は耐衝撃用,2574は高圧縮用なので,釣り竿としては基本的には2574が使われると思います.
上記URLを参照すると,2574が使われるプリプレグは今のところ1種類,T1100GCシリーズのみです.33トンカーボンですね.
周りの製品と見比べても,引張強度の高さが伺えます.

釣り竿製品までに加工した場合,従来の釣り竿とくらべて,同じマンドレルで焼いて約20%〜30%の強度向上があるとFCLの津留崎さんは述べられていました.

これから他のプリプレグにもナノアロイが使われていけば,幅広い弾性率でナノアロイが使用ができるようになり,色々なロッドが出てきそうですね.
※一部では既に幅広い範囲のトン数にてナノアロイを使用したプリプレグが出回っているという記事を見ましたが・・・真偽の程は私には分かりません.

カーボンロッドは面白いもので,トン数の高いカーボンを使えば,パキパキに仕上がる「傾向」にありますが,ただそれだけではないというような感じです.
一般的には弾性率の高い材料を使うと,それだけ体積が抑えられるので,軽く仕上がります.故にキャスティングにおいてはティップの収束がはやかったり,色々とメリットが生まれます.ロッドに関するウンチクはまた今度にでも.

工業製品において様々な技術ってあると思うんですが,素材の進歩は製品のパフォーマンスに直結するので,個人的には非常に重要だなと思っています.
これは竿だけではないです.例えば車だってボディは先に述べた鉄(鋼)で出来ています.革新的な材料ができれば車はもっと軽量化できるはずで,低燃費化や衝突安全性が確保されるはずです.

我々はどうしてもユーザーなので製品を作っている会社ばかりに目が行きがちですが,縁の下でさせてくれているような素材メーカーも応援したいなと思いました.

ま,あとはナノアロイってなんのことかイマイチ分かってなかったよって人が,あーいちおう,そういう代物なのね?と分かっていただければいいかなと思いました.

でわ.


2017年1月25日水曜日

口永良部島ジギング!これが本当の2016年釣り納め!

どうもです.

ついに2016年釣り納め記事です.
といっても大した釣果はないのですが.

この日は,屋久島の友人の友人(もはや知らない人)のプレジャーボートで口永良部島へ釣りに行きました.


といっても小学生なんかも乗っているファンな釣りです.
私以外はエサ釣りでまったり.

私はずっとジギング.

そんな感じで,とにかく楽しく!がモットーです.
普段やらないような水深,海域ですから,それだけで十分楽しいです.
※船はすべてドテラ流しです.

で,口永良部島.

こうなんていうんでしょうか?
写真ではわかりにくいですが,葉っぱのついてない木々がエヴァンゲリオンの十字架を彷彿とさせます(私だけ?

ジギング早々に招かざるゲスト.
「コンタ」そう島の人が呼ぶモンガラカワハギ?です.
茶色いやつはあんまり美味しくないと聞きました.一応食えるけどねと.

このコンタ?をとにかくジグでかけまくります(笑.

こいつは鹿児島近海でも津倉瀬あたりまで下れば居ます・・・.し,よくジグにヒットします.

隣のエサ釣りのエサも食っているらしく,釣り上げたコンタからキビナゴが・・・なんてことも.
獰猛で,群れでいるので厄介です.

エサもなかなか苦戦している様子.
時折,アカハタやオジロバラハタなどが釣れてきています.

ジギングは・・・・だめっすね.
コンタばっかりです.

水深105mでコンタではないアタリ!
正体はオオモンハタでした.


屋久島近海でもオオモンハタは生息しており,ただし,水深100m前後じゃないと釣れないかなぁと聞いていたので.本当なんだ?と思った次第です.

鹿児島近海だと浅場なら10m.20mぐらいから深くても70m,80mぐらいかなぁと思いますので,100m前後からのオオモンハタというのも感慨深かったです.

その後は,浅場でアカハタ.


ま,個人的にはこんなもんでしょう.
エサ釣りにもなかなか魚が食いついてこないぐらい渋いようで,いつもならもっと釣れるんだけどねぇ〜とのことでした.
ここ数週間の謎の渋さを見れば,こんなもんかなと.

最後にカンパチのポイントに入ってから帰ろうか?
とのことだったので,カンパチポイントを2流し.
2流し目にヒット.
3kgちょっとぐらいのネリゴでしたが,ホンカンパチ.


これが私の2016年ラストフィッシュでした!

今回は自分の釣りというより,小学生の釣りに注目していて,小さい魚でも釣れてものすごく喜んでいる.こういう姿勢っていつまでも忘れたくないなと思いました.

魚釣りはトーナメントならいざしらず,基本的に競うもんではないと私は思っています.
人が釣れてないときに自分が釣れたら気持ちいいと言う人がたまにいらっしゃいますが,私は全く思いません.みんな釣れたらいいのになぁと思います.

ということで,ボチボチ帰港して終了でした!

屋久島,口永良部といっても状況次第では結構厳しい海域だなぁと思います.
本当に魚は減ってきているんだなぁと痛感する次第です.

ヒットジグ:
シマノ ペブルスティック 200g
タックルハウス フロースライド

PEライン:2.5号,3号

ロッド:
ビートプロパゲート4番,5番,
タイドマークオーシャにクス スピニング3番


2017年1月23日月曜日

シマノ3種類のS-ARBベアリング,仕様変更?

どうもです.
最近,メンテナンスネタを開放しつつあります.
最近ではリール自体の耐久性や防水性,防錆性があがってきており,頻繁なメンテナンスが必要ではなかったというのもありますが,メンテナンスをめんどくさがっていたのも正直アリます.
が,一度重い腰をあげると,ガンガンやってしまいます.

で,ちょっと気になった事例がありましたので,紹介します.

シマノの純正ベアリングS-ARBについてです.

私の認識ではS-ARBの特徴は以下の通り
S-ARB

・ベアリングシールがしてある
・ベアリングシールが黒い
・ベアリングシールがリングで止まっているわけではなく,圧入式である.
こんな感じですね.
これは494です.
ベアリングの大きさにもよるのかもしれませんが,494とか593とかBタイプのハンドルノブに使われているようなベアリングはこのタイプであるように認識していました.

が,最近,パーツ注文してその他のバージョンの存在が・・・.

それがこちら.

1つ,ベアリングシールが銀色のバージョン
これはオシアジガー3000HGのハンドルノブから出てきました.


なんじゃこりゃー!?
これだけみたらS-ARBではないように見えますね.


そしてもう1つ
こちら

ベアリングシールの色は黒(ガンメタ?)ですが,シールリングが付いており,ベアリングシールが取り外しできるという品.
これはステラSW6000HGのハンドルノブのベアリングを注文したら来ました.

Bタイプのハンドルノブならどれも共通部品(494と593)のはずなので,他の機種で注文しても同じものがくるかもしれません.
ちなみに,同時期に頼んでいた494もシールド止めリング付いてました.


シール取り外しが難しい圧入タイプのものであれば,メンテナンスが大変でしたが,シールが取り外せるタイプのS-ARBが出てきたということです.
これはメンテナンス性も◯なので,個人的には嬉しいです.
一応,圧入タイプのほうが防塵性が高いとされていますが,メンテナンス性が高いほうがいいと思ってます.

圧入タイプをメンテするときはシールをとって,リング式のシールを入れ直したりしていたので,最初からリング固定式のベアリングシールがあるとすごく良いですね.

とはいえば,オープンで使えるほどクリーンな釣り,繊細な釣りをしているわけではないので,シールは合ってもいいかなと思ってます.

ちなみに,オシアジガーの3000HGハンドルを同時期に2つ頼んだのですが,両方共593は銀色のベアリング,494は片方が圧入タイプ,片方がリング取り外し可能タイプの黒が入ってました.ということは仕様変更ではない!?ということ?

アジングやメバリング,トラウトなどで超繊細な釣りをしてるひとは全部オープンベアにして,グリス抜きから表面処理とかもやってる人いますよね.人がやっているならまだしも,胡散臭いショップは多いと個人的には思っています.
色々と信仰的な部分も多いと感じており,超センシティブにするようなチューニングってそんなに難しいものではないと思います.
チューニングショップのあやしい謳い文句にだまされないようにしたいですね.

話が逸れました.

で,なんで3種類もあるねん?と思って,シマノに確認.

色々と妄想してもいいんですが,メーカーにちゃんと確認とって公表するというこも大事なのかなと.

予想的には仕様変更なのかな?と思いまいたが,オシアジガー3000が出たのは最近ですし,ステラSWのパーツも同時期に注文したからまさか機種依存で使うS-ARBを買えている??などと思いましたが.

シマノの公式解答ですが,(お問い合わせ窓口に電話問い合わせして得られた解答 )

「S-ARBといっても何社か製造メーカーがありますので,メーカーに依存していると思います.」

!!!!まじですか.
つまり,今回記事になっている494とか593とか(※数字は内径,外形,高さをmmで並べています)の汎用規格のベアリングはS-ARBといっても数社サプライヤーがあり,1社に限定していないということなのです.なんと!ですね.

で,タイプを指定して購入することは不可能とのこと.
はーん.って感じですね.
ステラSWの分解記事を書いている人で,銀色のシールじゃないから,S-ARBじゃないベアリングが入っていたよ!という人が居ましたが,これも実はS-ARBと相当の製品だったのでは?と思います.真偽はよくわかりませんが.シンガポールの刻印があったようですが,ミネベアならシンガポールにもありますしね.

S-ARBの正体はミネベアのGPベアリングだなんて言われてましたが(初期S-ARBはGPじゃなかったけど,今はGPになっているとか?これはあくまで噂です),
http://www.eminebea.com/jp/engineering_info/bearing/ballbearings/cat-6/001.shtml
他のサプライヤーも作ってるんですね.
高精度なミニチュアベアリング作れる日本の会社といえばNTNとNSKとミネベアぐらいしか思いつきませんが.3種類ってことは,この3社!?
しかし,まぁ,海外製もあるかもしれませんし,謎は謎ですね.
そのあたりのOEM先をメーカーが教えることは基本的にないので分かりません.
といいながら,NMBっていう刻印のあるS-ARBは確認しているので,ミネベアは確実に提供していると思います.

あと,最近のS-ARBはたぶんすべてオイルベアリングですね.
(最近分解したやつはオイルベアでした.
一昔前の記事にはシールドタイプになったS-ARBはすべてグリスベアリングである!というような記事も見ましたが,このあたりはS-ARB出始め期と今で変わってきているということだと思います.最初はそれほど防錆性能がなかったので,S-ARBもグリスインでしたが,最近は素材の進歩によって防錆性能が飛躍的に向上したので,オイルにしたのかなと「妄想」しているところです.

個人的には高速で回転して,さらに回転抵抗が小さいほうがよいベアリング(例えばラインローラーとか,ベイトのスプール支持とか)以外はグリスベアのほうが好みです.
耐久性も上だと思っています.油膜切れをほぼ起こしませんし,高速回転しないのであれば,グリスのほうがボールのノイズを拾いにくいので滑らかです.このあたりの味付けは好みかなと思います.オイルベアリングのグリスベアリング化,シールドベアリングの開け方,S-ARBの開け方,などのウンチクついてはまた今度にでも・・・.

ということで, 今日は3種類のS-ARBについて書いてみました.
皆さん気づかれてました?!?!












2017年1月20日金曜日

ドカット カスタム 3連ロッドホルダー ワンタッチ取り外し式!

どうもです.

今日はドカットカスタムのなかでもロッドホルダーの話を書きたいと思います.
ドカットの良いところは,
・頑丈!
・頑丈!
・頑丈!
・余計なものが付いていないので自由にカスタムできる.

という感じだと思います.
つまり,工夫次第で使いやすくもなったりするということ.

これはアイディアが試されます.
とはいえ,カスタム用のアイテムもかなり充実してきている印象です.

こんなの出てたんだ?と思った例としてはドカットのワンタッチレールシステム.

こんな感じのブツです.
加工なしでドカットにレールがつけられ,そのレールを利用して色々とカスタムパーツをつけるというもの.

釣具屋に売っていて,ほう!と思った感じです.

とまぁ,販促はこれぐらいにしておいて,今回はロッドホルダーの話.

私が,今まで使ってきたドカットには1つだけロッドホルダーをつけていました.
それがこれ.

第一精工のロッドラックをネジで固定するというもの.
とりあえずつけたって感じで,取り外しもできません.
幸いなことにこのロッドラックは結構柔らかいので,何かに当たっても破損することなどはなく,ぐにゃっと曲がってくれるそういうところは良いのですが,個人的にはもっと数がほしい.

数がほしいが,あんまりつけすぎてごちゃごちゃするのも嫌だし,破損しやすいのも嫌.
ということで,拡張性をもたせた取り外し式で検討することにしました.

個人的にはカヤックの艤装に使っているスコッティーのマウントシステム.
これが何か役に立たないかなぁと思っていました.

こういうマウンタに,ロッドホルダーやらエクステンションバーやら色々と挿せるので,ワンタッチ取り外しで色々と拡張性をもたせることが出来ます.
※リンク先は値段がおかしいです.



こんな感じのものを取り付け出来ます.
ほかにもマウンターとかも色々.

この拡張性を手に入れたい!
だがしかし,個人的には難点が.

・値段が高い!!!!←重要です
・スコッティの241マウンタだとちょっと出っ張りすぎ?

と思っており,低頭でなにかいいシステムはないかなぁと思っておりました.
無いなら何か自作しようかなと.

色々と物色していると,ぴったりなものが!
BMOの3連ロッドホルダーマウントキット.


あ,これだ.と思いました.
しかし,なぜロッドホルダーだけ白にした!?
そのチグハグ感なんとかなりませんか?
と思って,調べると別々にパーツは売ってあることに気づきました.

さらに裏面のベースプレートも(これは無くてもいいですが,見た目とか応力の分散的にあったほうが安全かと.

それぞれ,900円,2000円,540円ほどです.

これと黒の3連ロッドホルダーがあれば完璧だ!
と思って探すと,ヤフオクやAmazonに売ってました.
安いものだと2000円ぐらいですね.

ということで,これらを購入!
マウンタとベースプレート


ロッドホルダークランプ



ロッドホルダー

あと追加ですが,ホームセンターで物色してM6の20mmのステンレス六角ボルト,バネワッシャー,袋ナットすべてステン.を購入しました.

で,早速取り付けですが,目立たず,邪魔にならなそうな取っ手の下に取り付けます.



穴を開けて,M6です.

マウントを取り付け.

M6の20mmでコレぐらい後ろ出ます.

ベースプレートを取り付け後,緩み防止のバネワッシャーを入れて,袋ナットでジャストフィットです.
ベースプレートを使用しない場合は20mmより少し短めのボルトにするとOKとおもいます.ま,袋ナットにする意味もないのですが,ボルトのエッジで中に入れてるものに傷がつきにくいなどのメリットはあります.
また,少し長いほうがあとからチェーンなど増設できるので,その場合は1本だけ22mmにすることをおすすめします.私は1本22mmにして,フタチェーンを取り付けています.



こちらが完成図!
結構いい感じです.

完成してみた感想としてはマウンタが低頭のため,ホールド感がなく,少しぐらつきます.
が,マウンタに抜け防止のツメがついているため,まず抜けることはありません.

差込部を拡大するとこんな感じです.

少し角度調整もできます.

最後にロッドを立ててみます.

オフショア用のロッドはリアグリップが長いのでどうしてもこんな感じになっちゃいますね.仕方ないです.ドカットにジグなどを入れておけば転倒の心配はないと思います.
これが嫌ならロッドホルダーをもっと情報にマウントする必要があります.そのためにはエクステンションバーなどを追加する必要があります.

試しにアジングロッドを刺してみたら完璧にフィッティングしました.

今回はBMOのマウントをつけてみましたが,拡張性の高さはスコッティーのサイドマウントが上かなと思いました.
BMOも昔はスコッティーと同じタイプのマウンタを売っていたのですが,最近見なくなりました・・・そのかわり今回紹介したBMベースとなっているようです.

ちなみにですが,この3連ロッドホルダーマウントのオス側は少々硬いですが,スコッティーのサイドマウントにも装着できました.
なので,大は小を兼ねる!というかたはスコッティーの241サイドマウントをつけると,色々拡張性がでて面白いと思います.

あと1組3連ロッドホルダー増設キット(同じもの)を購入してあるので,反対側にはスコッティーのマウントをつけようかなぁなどと考えているところです.

このマウンタ,サイドだけでなく,トップにもつけられますし,考え方しだいで使い方は無限大です.

こうしたプチカスタムでドカットを自分の使いやすくカスタムすると,快適に釣りができるようになります.

ということで,今日はドカットに3連ロッドホルダーを増設したという話しでした.

でわ.