2019年1月25日金曜日

インターネットで調べるやつほど情弱になってきている時代



ここ20年爆発的な勢いでインターネットが発達してきました.
最近思う,インターネット普及の害なる部分を少しだけ考えていきたいと思います.

歴史を遡ること20数年・・・.
自分が思うに・・・「20年ちょっと以上前のインターネット黎明期においてはいち早くインターネットを使いこなしていた人」=「新しいものに敏感でそこそこスキルがあって,チャレンジする人」って感じで,使ってる人自体のレベルが比較的高かったように思います.
そのおかげで,なかなか普通に生活していては手に入らないような情報もインターネットで得ることが出来たりしましたように思います.
色々な情報が飛び交っていましたが・・・今よりも情報量の総量が少なかったため,いい情報も悪い情報も拾って精査出来ていたように思います.


それから・・・・20数年たった今・・・・.
誰でもインターネットに常時接続している時代.
SNSなどの普及で個人で情報を発信する人の数も増えました.
情報量が爆発的に増えてきていて,正直,現代において,インターネットの中で本当に欲しい情報を得るためには,逆にスキルが必要になってきたように思います.

釣りでも・・・例えば・・・ティップランエギングをやってみたいなぁと思ったとします.
では,ティップランエギングについて調べます.

出てくるサイトは,いわゆる「まとめサイト」ばかり.
キュレーションメディアの悪いところは全く実体験を伴わない,ただのまとめであるということ.引用をしっかりしていて,もと情報にアクセスできるならまだ良心的です.
酷いサイトはたくさんあります.証拠も無いのに中身を捏造するサイトもありますね.
まとめサイトの中身が優良であれば,それに越したことはないのですが,劣悪な内容の記事も多く見られるように思います.

例えば,ジギング おすすめジグ などで検索すると・・・.

まー,結果はひどいです.
自分が一番癌だと思ってる「TSURIHACK」...ジギングナビ?,釣報・・・・糞みたいなサイトばっかり.いや,こんなくそみたいなサイトに情報発信してる人が負けてるのがよくないのかもしれませんが・・・.なかなか良心的な情報はインターネットの中では埋もれているなぁと思うのです.

色々な種類を見れるという意味でいいかもしれませんが,まともに解説してあるトップサイトは無いんじゃないでしょうか?

ということで・・・,インターネットで検索する人ほど情弱になっていくのが現代なのかなぁなんて思いました.もちろん,出てきた情報について自分で考えて,価値があるか無いか判断できる人は良いと思いますが,そういう人も少ないのかなぁと思います.

インターネット掲示板などで・・・
○○買った人インプレお願いします!など書き込まれて,○○はダメだ!と書かれていたら,それが本当にダメだと思ってしまう人も多いように思います.いや,そうじゃないだろって思うんですけどね.

他にタチが悪いのは・・・・釣具屋の店員がネットで得た知識をひけらかしていたりするところ.
そうなってくると,何がなんだかわからなくなってきます.

まぁ,そういう時代だからこそ,本当に価値ある情報が隠匿されることでさらに価値が上がっている気がします.

本物の情報を持ってる人はなかなかネットにそれを書きません.
私だってそうだと思います.私も出しても良いかなぁと思う範囲の情報しか出しておらず,書いてないけど知ってることはたくさんあります.このブログでは基本的には自分の考えを書いていくつもりなので,人から聞いたオイシイ情報などは極力載せないようにしています.
教えたくないというわけではないですが,ネットの世界ですから,どういうふうに伝わってどこで使われるか怖いみたいな感じです.

釣りは現場に行かないと,分からないことはたくさんあると思います.
とはいえ,現場に行く前にできるようになっておいたほうが良いことととか,知っておいたほうが良い情報とかもあると思います.しかし,現場に行く前に知っておいたほうが良い情報なのか,どうでも良い情報なのか?判断することは現場に行った人間ではないと分からないという矛盾もあるかと思います.

ネットで発信されている情報の信憑性を測るパラメータとしては以下のようなものがあるかと思っています.

・誰が発信しているか明確なもの
・その「誰」かの実績等について,十分な実績が示されていること
・情報について,十分な根拠,経験が示されていること
・その証拠が目に見える形であること

だれ?というのは別に本名とかではなくとも良いと思ってます.
本名というのもあくまで一個人を特定するための記号なので,そういう誰?が特定できる記号があれば,別に良いと思います.このブログで言えば,私の本名でもいいですけど,気ままに釣行記が書いてたとか,そういうことでも良いと思います.
基本的に,匿名の情報は無条件には信じられないと思います.匿名は絶対間違ったことを言うとか,嘘を言うとかそういうわけではないですが,内容については十分に精査する必要があると思われます.例えば,インターネット掲示板の書き込みなどです.
情報なんていくらでも捏造できますから.

で,本来は誰が言っているか?ではなく,何を言っているか?であるとは思うのですが,信憑性という部分に関しては,誰が言っているのか?は重要だと思います.
釣ってもないのに俺は10kgオーバーのカンパチを100本以上釣った.なんていうことは簡単に文字で発信できるわけで,それを見て,「すげー」なんて思う人・・・たぶん居ないと思います.目に見える実績というのは大事だと思います.
正直,プロでも怪しい奴らはたくさんいます.
プロアングラーと呼ばれている人たちで,年間釣行数,年間釣り上げた魚種,サイズすべてを公表して,「流石だなぁ」と思われるレベルの人ってめちゃくちゃ少ないと思ってます.プロだから釣りに行っても言えないことはある・・・なんて人も居ますが,そんなのはプロじゃないと思います.隠している釣行があってもいいけど,見せれる釣行全て見せて「すげー」と思わせないと自分はプロじゃないと思います.
そういう意味で私が本当にプロだなぁと思う人は数人しかいません.みんなコネでメーカーと繋がったちょっと釣りが上手いぐらいの人だと思ってます.
ローカルを見れば,自分の仕事をちゃんとやりながら,釣りに行ってプロ以上の釣果を上げてる人はある一定数居ると思います.スポットは当たりませんけど.そういう人の存在を知っているからこそ余計に雑魚に見えるプロが居ますね.
ショアでも鹿児島によく来てる某メーカーのプロが居ますが,ドヘタでしょ.現地のよく釣る人にガイドしてもらって,釣らせてもらってるだけです.鹿児島のエキスパートのほうがよっぽど上手い.鹿児島のエキスパートに教えてもらったことをドヤ顔で自分の知識,自分で考えたかのように発信しているプロもいますね.糞だなと思います.

いや,つい毒を吐いてしまいました.
で,やっぱり根拠って大事だと思います.
例えば,今回19ヴァンキッシュがフルメタルボディからギアケースが樹脂になりました.
樹脂になるとガタがひどいとか,耐久性が落ちるとか散々ネットでは書かれていますが,それを客観的に証明できるようなデータを示している例は1件もありません!
片側樹脂でも問題ない!と言っているわけではないです.本当にガタがひどいのかもしれませんし,耐久性が落ちるのかもしれません.それは証拠を示して説明しないと,信用できない話である.ということです.

という感じで・・・・インターネット上に転がってる情報・・・玉石混交ですから,騙されないように常に頭を働かせて見るのがよいのではないかなぁと思います.

※このブログも自分では本当のことを言ってるつもりでも,たぶん嘘言ったりしてますから・・・読者の方がよく考えて御覧ください.

でわ.

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4 件のコメント:

  1. 釣り雑誌などの紙媒体が衰退して、今までそういった情報を鵜呑みにしていた連中が、簡単にアクセス出来る企業意図満載の3~4次情報レベルのWebサイトに群がってるだけで、本質的な部分は昔と何も変わって居ないと考えます。Webを上手に使っている人は、やはりちゃんと活用していると思いますよ。

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    1. 確かに初心者というか,情報を鵜呑みにしてしまう人の最初に向かうところがwebに置き換わっただけかもしれませんね.活用できている人は活用できていると思いますが,自分は活用できている!と思ってる人ほど危ういかもしれません.

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  2. 誰でも簡単にインターネットが利用できることが、そのまま内容の陳腐化につながってますね。
    昔はサイトの立ち上げにスキルが必要だっただけに内容も濃いものでしたが。
    釣りに限らず、ある程度専門知識がないと必要とする答えにたどりつかない。

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    1. そうですね.
      グーグル検索エンジンの高度化でどれぐらい対応できるようになるのか楽しみだなぁと思ってます.
      AIに情報の質まで理解できるかどうか・・・どういうパラメータでやるのか,全然私には分かりませんが・・・・.

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