2018年5月16日水曜日

遊漁船の釣果を見る上で重要なこと

どうもです.

SNS,インターネット全盛の時代,ジギングをされる方で色々アンテナを張り巡らせている方は多いのではないでしょうか?
かくいう私もその中の一人だとは思います.
いろんな船宿の釣果ブログやTwitter,Instagramなどをフォローして情報収集を行っています.情報収集して何か得になってるか?と言われると別にそんなことはなく,釣れてるところに乗ろう!とかそんなこともなく,日本全体のシーズナルパターンが見えてこないかなぁぐらいに思って収拾しています.

でも,やっぱり釣れてる船に乗りたい!と思って情報収集している方もいらっしゃると思います.今日は,そんな釣れてる船に乗りに行きたい!と思っている方へ,釣れてるか釣れていないかの結果を見る上で重要だと思っていることを書いてみたいと思います.

1.魚よりタックルを見る

こういう魚が釣れましたー.と魚の写真が乗っていることがあります.
ああ釣れたんだなぁと思うわけですが,たまにジグがついたまま写真が撮られていたりした場合,そのジグが何なのか?そして,ロッドやリールが一緒に写っている場合,ロッドやリールはどういうものを使われているのか?そういうところに着目するのも面白いと思います.どういうグループが乗っていたのかなぁとか,そしてどういうプロセスでその魚が釣れてきたのか?を想像してみるとイメージトレーニングになって良いと思います.その場に自分がいるわけではないので,ただの妄想にしかなりませんが,釣果写真1つをみるにしてもプロセスを考えるのは大事かなと思います.
どういう潮だったのか?どういう水深だったのか?どういう釣り方だったのか?
色々考えますよね.

一見貧果に終わっているような釣果でも,特にトカラのジギングにおいては,実際はアングラー側が対応できなかった結果であるということも多々あるように思います.
なので,この時期釣れてないなぁーなんて思う場合でも,言い方をきつく言えば,実際は釣りきれないアングラーばっかりが乗ってたんだなぁーってこともあるかもしれません.
トカラだけじゃなく,高知足摺沖の六ノ瀬や室戸沖,八丈沖などいわゆる黒潮が活発に当たるエリアは船長の腕だけじゃどうにも出来ない状況が少なからず存在すると思います.

2.大型魚の釣果に踊らされるな

これは特にカンパチの場合ですが,よく,「カンパチのシーズンはいつですか?」「大型が釣れるのはいつごろでしょうか?」と聞かれます.一応,オーソドックスには産卵期の蝟集を狙うのがベストであると答えていますが,加えて,大型が居る海域においては,いかなるときも大型は狙える,そうやって狙える遊漁船があるということも紹介しています.

また,大型魚の場合は,ラインブレイクされることも多々あり,遊漁船によっては掛かった数の五分の一も魚が上がっていないようなところもあります.
正確に数えたわけではないですが,10匹大型が掛かって1匹しか獲れていないような遊漁船もあると思います.下手をすると20発掛かって1発も獲れてないところもあるかも??
これは船長の責任というよりアングラー側の技量の問題もあると思います.
そういうわけで,もし,大型魚を狙いたいと思っている方,常に大型が居る海域に行かれる場合は,時期とか関係なく,海と真摯に向き合う船長と自分を信じて,いつ大型が来ても捕れると思う準備をしていくのが良いと思います.

鹿児島の北の方は一時期でかいカンパチが居なくなるシーズンもありますから,デカイのを狙いたい場合,それは把握しておいたほうが良いと思います.

しかし,トカラの場合は産卵終わった?と思う8月でもかなり釣りはしにくいですが,ちゃんとやれば30kgオーバーの結果を出している人も居ますし,冬は潮が素直で釣りやすいです.私のカンパチ21.5kgも12月にトカラで釣らせてもらいました.
1月,2月なんかもかなり良い時期だと私は思ってます.
唯一あんまり行きたくないなぁと思うのは流れ藻の多いシーズン.これは魚がうんぬんより,流れ藻に邪魔されて船が走り回れないからです.


3.釣果から操船技術はなかなか分からない

釣りがし易い遊漁船,釣りがしにくい遊漁船,色々あります.
同じ海域に何隻も船がいる場合,所詮は同じ海域ですから,船長の操船技術だけでは爆発的な釣果の差は生まれないと思ってます.
操船が上手い船長のところで釣りをする方が非常に楽ですが,一方で,それほど操船が上手くない船長のところで釣りをすることも1つ上達する方法かなとも思ってます.
アングラーたるものいかなる状況でも釣りを成立させれるようになりたいものです.

とはいえ,鹿児島の二枚潮やかっとび潮もあるようなエリアのディープジギングにおいて,操船を鼻から放棄したドテラ流しなどは論外かなとも思います・・・.それで釣りが成立する日はよいでしょうけど,キツイ日に当たればなかなかの修行だと思います.まぁ,それもまた良いのかもしれませんが.


総じて,他人の釣果はあんまり気にせずに,自分のスタイルで,自分の予想で,自分の釣りたい場所へ釣りに行くのがいいんじゃないかなーと個人的には思ってます.

でわ.




---スポンサーリンク---

---スポンサーリンク---


0 件のコメント:

コメントを投稿