2018年10月5日金曜日

鷹島・宇治という超特殊な海域について | ジギング

どうもです.

以前,
鹿児島のカンパチジギング事情という記事を書きました.
https://kimamanitsuri.blogspot.com/2018/04/blog-post_4.html

そこでも,鷹島,宇治海域については触れていますが,この機会にもう一度詳しくその特殊性について書いておこうと思います.

 これは宇治群島にある鮫島です.
これは鷹島です.見る角度で全然違って見えます.


以前の記事ではこのように書いていました.

カンパチをやる水深は70m〜200mぐらいまで.
100m前後のポイントが多いように思います.

潮が早くないことが多いことから,それほど重いジグは要らないと思いきや,変な2枚潮が入ったりもするので,佐多岬と同じく,できれば〜450g,個人的推奨は〜600gまでは用意していたほうがどんな状況にも対応できると思います.

ただ,この海域,全然開拓が進んでおらず,デカイカンパチが釣れるポイントと,ネリゴがいっぱい釣れるポイントがあまりかぶっていないため,船によっては〜100mまでの数釣り,船によっては〜200mの大物狙い.など遊漁船によって色が別れる地域でもあります.

〜100mの数釣りもちょっと近海を脱出して,近海よりはアベレージがよく,10kgぐらいまでが狙えるので,腕を磨くのには非常に良いと思います.
たぶん,初心者の人が150mとかで20kg,30kgとやりあうのは難しいんじゃないかなぁと思います.でもやってみなきゃわからないのも釣りですから,どういう釣りに挑戦したいか?で船を選ぶと良いかもしれません.

という感じです.

この海域に行く上での注意点としては

①自分がやりたい釣りをちゃんと考えて船を選ぶ

②大型狙いに絞ったら小物,お土産は無いものと思う心が大事

③大型を狙うなら無限ハチビキ地獄に耐えられるメンタル

④大型を狙うならそれ相応の経験のある人じゃないと楽しめないかも?


という感じです.

①自分がやりたい釣りをちゃんと考えて船を選ぶ

鷹島・宇治方面の海域はいろんな遊漁船が就航しています.
遊漁船によって色がありますので,自分がやりたい釣りをちゃんと考えて船選びをするのが重要だと思います.
自分の釣りのスタイルとマッチしない船を選んでもお互い不幸になるだけです.
宇治・鷹島海域については次の項目でその特徴を述べます. 

②大型狙いに絞ったら小物,お土産は無いものと思う心が大事

宇治・鷹島海域の特殊性ですが,「大きい魚と小さな魚の居るポイントがはっきり分かれる」というのが大きな特徴かと思います.
大きな魚が居るポイントでは小さな魚が釣れることももちろんありますが,ある程度は棲み分けているような印象を受けます.
基本的に小型の魚は島に近いところに多いです.
大型の個体は島から離れたところに多いです.

また,大型の個体を狙う場合は,なかなか食わないことも多いので,実際,船中釣果でカンパチゼロなんてことも珍しくはないと思います.
ただ,それは大型の個体に絞って狙った結果であれば致し方ないところで,そういうのが嫌だと言う人は①にも書いた船選びが重要になってくると思います.

ある程度小型のお土産もあって,大型も!ということであれば,船をチャーターして,船長にリクエストするぐらいしか方法はないと思います.

③大型を狙うなら無限ハチビキ地獄に耐えられるメンタル

大型を狙うのであれば,宇治,鷹島海域のよくあるベイトに「ハチビキ」という魚が居ます.
このハチビキ,アタマが悪いのか,獰猛なのかよくわかりませんが,とにかくジグに食ってきます.相当な数群れています.私は1kgのジグを入れても,ジグとさほど大きさが変わらないようなハチビキを何匹を釣ってます・・・.
ハチビキ自体は自分はフライにすると抜群にうまい魚だと思っているので,お土産程度に何匹か持って帰るのはアリと思います.

あまりにハチビキばかり掛かって,本命が居ないんじゃない?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが,だいたいシーズンになれば,盛大なハチビキの群れ(とくに小さなハチビキの群れ)にはほぼ必ず数匹のデカイ魚がついてます.その魚がサメなのか,カンナギなのか,カンパチなのかは置いておいて・・・・.

なので,このハチビキをいかに交わして,大型個体い食わせるか?という難しい釣りになります.
ハチビキも極端に食わないようなジグアクションにすると,大型魚の食いも悪くなるのは目に見えています.
ハチビキをレンジでかわすのか,アクションでかわすのか,セッティングでかわすのか?
あるいはハチビキをバンバンかけながら,大型個体が食ってくる時合を待つのか?
それはアングラー側の選択で,未だに答えのない面白いことです.

ただまぁ,大型を狙う場合は・・・またハチビキか・・・またハチビキか・・・・って感じで,ほぼ無限にハチビキが掛かることもありますので,そうした中で折れない心というのが大事になってくると思います.

大型魚はほぼ確実についてます.

④大型を狙うならそれ相応の経験のある人じゃないと楽しめないかも?

ということで,大型魚を狙うのにはハチビキ地獄になりやすいため,それなりに経験のある人じゃないと,何が起きているかすら分からず,楽しめないと思います.
また,魚のやり取り自体にすらなれてない人は,大型魚がかかってもほぼ100%切られると思うので,とりあえず経験してみるのもアリなのかもしれませんが,そこから次へのステップがどうやったらいいか途方に暮れる可能性もあります・・・.
しかし,初心者のかたでも,この記事を見て,ハチビキの周りのでかいやつをどうやって食わせるのか?に興味を持っていただけると幸いです.

ということで,宇治・鷹島の特殊性と注意点について書いてみました.

本当はもっと,宇治・鷹島で大型魚を釣るために考えていることをまとめようかとも思いましたが,まずはこれぐらいで,もう少しまとまって,結果も出てきたら書いていきたいと思います.

でわ.

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