2019年6月14日金曜日

自戒 | でかいカンパチを釣るための心得 | 2019年度版 | 過去記事の紹介

でかいカンパチが釣れるシーズンになってきましたね!

(ってとっくの前になっとんじゃい!と突っ込まないでください)

大きいカンパチ・・・・.
釣りたいです.

やっぱりカンパチが一番好きですね.
アカムツも面白いですが,また違った面白さです.

大きいカンパチは掛けるのも難しいですが,捕るのも難しいと感じています.
私の最大は去年釣った38kg,次いで29.5kg,24.5kg,21.5kg・・・といった感じです.
まだまだ大きいカンパチ沢山は釣りきれていないのが現状.
40kg,50kg,60kg・・・最終80kg,100kgぐらいまで,大きいカンパチ居ると思います.

明らかに大きいと思うカンパチのブレイクはこれまでに3回経験しています.
※大きいというのは20kgオーバーぐらいかなぁという感じで思っていただければ・・・.もちろん,妄想20kgオーバーなので,船に上げてみないと何キロかは分かりません.15kgのスレだったら20kgオーバーに感じるでしょうし・・・・.
え?たったそれだけ?と思われるかもしれませんが,それだけです.それだけ掛けるのも難しいということだと思います.できるだけ捕れるタックル組みをしているつもりなので,ヒット率が低いのも仕方ないのかなとも思っていますが,捕れるタックルの中で機会を最大化するのも釣りの楽しみかなと.

それぞれ反省点アリです.

まだまだまだまだ,経験は少ないのですが,これまでの経験から大きいカンパチを釣るために重要だと思うこと.結局考え方は昔記事を書いたときと変わってないのですが,まとめてみたいと思います.

できれば,それを毎年更新していく形で,また新しく気をつけないといけないな思うこと,過去記事では必要だと書いたけど,間違っていたなと思うことなどが出てくれば修正してもよいのかなと.ということで2019年度版更新します.

まず,重要なこと箇条書き

(0)大きいカンパチが釣れる場所に行くこと

(1)自分なりの釣れるスタイルを確立すること

(2)自分なりの理論で掛かった魚が捕れるタックルで臨むこと,魚を捕れるやりとりをすること

(3)自分のシステム強度を把握すること


以上は基本概念として変わらないと思います.
それぞれの中身がどうか?という話になります.

釣りですから,何が正解かってのはわからないものですし,正解はいくつもあるものだと思います.
自分の思い込みってのもあると思います.
時に楽しむには思い込みも大切だとも思いますが,あまりにその気持が強くなりすぎると新しいものを受け入れきれなくなるので,程々が良いと自分は思っています.

(0)大きいカンパチが釣れる場所に行くこと

これは大前提として大事だと思います.
カンパチの子供1kg〜4kgぐらいまではかなり広い海の範囲に生息していると思います.
ここでは大型を10kgオーバーと考えれば,10kgオーバーの数が居る海域,場所,というものは絞られてきます.
数は居なくても,大型が狙える海域,時期というものもあります.

私は基本鹿児島でジギングをしているので,鹿児島に限った話をします.
※鹿児島の全てを知っているわけではないので,知っていることを書きます.

トカラ列島海域は基本的には年中大きいカンパチは居ると思います.
密度が低いか高いか?食いがたってるかたってないか?
その日の潮が良いか悪いか?
色々な要素はあれど,年中大きいカンパチは居ると思います.

鷹島,津倉瀬,宇治海域は春〜秋ぐらいまで,つまり冬以外に大きいカンパチが居たりします.数はあまり多くないと思いますし,潮が緩いことが多いので,当たり外れが激しいです.魚からの当たりも少ないです.でも来たらデカイ可能性が高いです.そんな海域.
結構大きいカンパチが釣れるポイントは限られます.
大きいカンパチに的を絞るのであれば,遊漁船選びは大事です.
「狙って」大きいカンパチが釣れるという意味では珍しい海域かもしれません.

佐多海域は黒潮次第.
かなり気まぐれで読むのが難しいと思います.通って通って,そしたら釣れる海域だと思ってます.大きい魚が居ないこともざらにあるかと思ってます.

三島海域はよく分かりませんが,ここは大きいカンパチが付きやす場所をまだ遊漁船が見つけていないような気がしています.
まだまだ未開拓.

草垣群島は浅場にも大きいカンパチが入る海域で,大きい魚自体は割とコンスタントに居ると思いますが,口を使わせるのが難しいような感じ.

種子島海域,奄美海域は未知です.

従って,鹿児島で大きいカンパチをできるだけ釣ろうと思えば,トカラ海域か宇治鷹島津倉海域,三島海域あたりへ足を運ぶことになります.
宇治鷹島津倉は小さいカンパチがほとんど釣れないポイントもあり,大型だけを求める遊漁船に乗ればノーカンパチなんかザラです.※小さいカンパチも狙う遊漁船だと結構豊富な資源が合って癒やされます.他にも癒やしを求めて佐多海域や三島海域へも行きたくなります.ワンチャンスもありますし.

それぞれの海域に個性と面白あがあって良いと思います.

鹿児島のカンパチジギング事情に関する記事は以下にまとめています.

鹿児島のカンパチジギング事情(オフショア) 

 

 

(1)自分なりの釣れるスタイルを確立すること

これについては,個人のスタイルの問題なので,何が正解ってないと思います.
私のスタイルはどうか?
あんまり言葉には書けませんが,基本的には状況に合わせていくスタイル.
状況に合っていれば何でもする.って感じだと思います.
固定観念に邪魔されないような釣りを目指しています.
ただ,重ためのジグをしゃくってることが多いです.重たくすることで感度があがりますし,シルエットを大きくすることで小さいカンパチや外道をある程度は避けられることもあるかと思ってます. 大きい魚が食いやすいか?と言われると,それは時々なのでなんとも言えません.
あまり人がやらないような100mぐらいの水深でも500g,600gも使います.
潮が行ってても,行って無くても.
実際,38kgはアンダー100mで600gのジグで釣りました.
カンパチじゃないですがクエ24.5kgも100mアンダーで600gのジグで釣りました.
そんな水深でそんな重さのジグ入れる人そんなに居ないですよね.
逆に軽いジグの人に当たってくるときもありますから.色々な状況があるなぁとは思っています.
ヘビーウェイトに慣れておくと,普通の人が諦めるような潮がぶっ飛んでる状況でも釣りが成立します.

(2)自分なりの理論で掛かった魚が捕れるタックルで臨むこと,魚を捕れるやりとりをすること

1にも3にも絡むことですが,理論的に考えることは魚を釣るための一つの手段だと思います.
もちろん,魚の考えていること?など到底理解できるわけでもないので,理論的に考えたら絶対に釣れるか?なんて言われるとそうじゃないのですが,少なくとも魚が引っ張る「強さ」であったりとか,「ドラグ」の滑り出しであったりとか,ロッドの「反発」であったりとか,しゃくるときの「抵抗」であったりとかそういう魚類行動学ではない範囲,具体的に言えば「力学」が及んでくるような範囲は理論的に考えるととても合理的な回答が出せると思います.
論理性がない人がすぐストレートポンピングを否定したりするのは悲しいなぁと思います.メリットもわかって,俺はそれはしない!というのであれば納得しますが,多くのメディアやウェブ上でストレートポンピングに否定的な人はメリットすらないような言い方をします.
終いには「ストレートポンピングは魚を引っ張る力が弱い」なんて人もいらしゃって・・・そういう人は根掛かりしたときにロッドを曲げて切るんですかね?竿まっすぐにしてラインカットしません?それってつまり,竿をまっすぐしたほうがラインに力を加えられているってことですよね?なんていうわかりやすい例えでもたぶん・・・わからないのだと思います.いくらか私も諦めがついてきました.

さて,話が脱線しましたが,どういう理論で魚が掛かりやすいのか?
ではなく,どういう理論で掛かった魚を捕るかです.

私の場合は基本的はプレッシャーをかけられるときはプレッシャーを掛ける.そして弱らせる.

それだけです. 理論的に言えば,ハリが伸びない,身切れをしない,ラインが切れないだけのドラグ作動力を持って,ドラグを作動させて,魚の体力を奪うということになります.
魚を疲れさせるために反転動作をできるだけ多く入れさせる,無駄に走らせない.
ということです.

それを可能にするファイトを魚がかかったタックルでするだけです.

以前書いた記事はこちらです

大物を捕るための魚の息遣いを感じるやり取り(ファイトスタイル)

大物ジギングにおける2スピードのレバードラグリールの利点を力説する 

掛けなければ始まらないのか,獲れなければ意味が無いのか?

特に一番下の記事は皆様に好評です.私としても多くの人に読んでもらいたい内容になっています. 

 

(3)自分のシステム強度を把握すること

PE3号で切られたら細い?
PE4号で切られたら次は5号?6号?
PEの太さだけで論じるのは素人です.
脱素人ジガーを目指すのであれば,まずは強度ベースでタックルの強弱を語れるようになること,把握できるようになることだと思います.
ある人のPE2号システムは10kgドラグにも耐えれるでしょう.
しかし,ある人のPE4号システムはドラグ10kgに耐えられないかもしれません.
そういうことはザラにあります.とくに初心者の場合.
人とお祭りしたら,ラインが傷つきます.ダメージによってはもう使わないほうが良いです.

とりあえず,大物とやりとりするのであれば,滑り出しドラグ値で10kgに耐えられるシステムづくりかから始めると良いと思います.
これはあくまで滑り出し値なので,システム強度で15kg程度あれば,結構な魚と渡り合えると思っています.
まず第一の目標として15kg掲げてみてください.
欲を言えば20kg欲しいです.

システムの強度測定法などは以下の記事から.私のノット強度も参考程度に出しています.
証拠動画ありです.

コレで脱!初心者!カンパチ,マハタ,大物ジギング

自分のPE3号システムの限界強度測定 【ラインシステム強度論】

シマノ | タナトル8 | インプレ | PEライン | 強度試験結果

 

まぁ,ざっとこんな感じです.
意外と過去記事を見返すと,おお,良いこと書いてるやんなんて思っちゃいました.忘備録?備忘録?的に記事にしておくのは大事だなぁと感じた次第です.

でわ.




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