2018年11月23日金曜日

大物ジギングにおける2スピードのレバードラグリールの利点を力説する

どうもです.



※この記事は2スピードリールのラインナップを色々紹介する予定だった記事の前説明を切り離したものです.

このブログをご覧の皆様は私が2スピードのレバードラグリールを使っているのをご存知だと思います.

メインはアキュレートのボスシリーズ.
BX2とDX2の600NNサイズになります.

昔の私はレバードラグなんて要らないでしょ?
ハンドルでのクラッチリターンついてないのめんどくない?
オシアジガー2001で基本的には勝負できるでしょ?
っていうか下手したらベイトリールすら要らんかもしれんわ

なんて思ってました.
昔といっても4年ぐらい前なので,わりと最近の話ですね.
そう考えると,自分で言うのもなんですが,ものすごいスピードで進化してきたなと思ってます.

昔の私と同じような意見の方がいらしゃるとしても,その気持も十分にわかります.

ベイトリールの大型が欲しくなった理由は,スピニングリールのパワー不足.
ステラSWの8000番に20000番のハンドルつけて延長しても,ハンドル長さは所詮85mm,さらにスピニングはハンドル回転軸とローター回転軸が垂直関係なので,力のロスも大きい.

あとは,ラインキャパ不足.
20000番を買ってジギングするという手もありますが,スピニングにちょっと限界も見えたいたので,せっかくなら新しい世界を知ってみようじゃないの.ということで手を出したのがレバードラグです.

私はレフティなので,左巻きを探していて,偶然見つけたアキュレート.
国内ではクソ高いけど,当時のレートだと今より円が高かったんで,海外からだと大分安く買えました.
買ったのはDXの2スピードとBXのシングルスピードハイギア.

で,海外製の安いロングハンドルで使っていたんです.
イマイチレバーの操作に慣れないし,やっぱり微妙に重いし・・・大きいし・・・・.
微妙にハンドルまだ短いし・・・.
なんて思いながら,ちょこちょこ使ってはいたけど,メインではない時期を長らく経験し・・・・.

時は流れ・・・・.
もう,2スピードリール以外使う気失せたわ.
という出来事が起こります.

それは購入してから1年以上あとの出来事です.
つまり,購入してから1年以上はそんないいリールだとは思ってませんでした.
ドラグはスムーズなので,その点は非常に気に入ってましたが,ローギアなんか役に立つのかなぁ?ぐらいの気持ちでした.
2スピードリールの利点を本当に理解するためには,やっぱり経験するしか無いと思います.

トカラで,微妙にオシアジガーとかのラインキャパじゃ心もとないからと渋々アキュレートを使っていたときに食ってきたカンパチ21.5kg.2016年の12月のことです.

それまで,私にはでかいカンパチなんか掛かりもしなかったです.
同船者がでかいカンパチ釣ったところすら見たことなかったです.
ブレイクは何回かありましたが,こっちのミス的なブレイクが多かったです.
でかいかどうかもわからんうちに切られたってのが1回.その時はスピニングだったので,巻くに巻けない感じでした.
同船者のブレイクもそんなサイズが分からないうちに切られるものばかりで・・・.でかいサイズの引きとはどういうものか?イマイチ想像の域を出ない.そんな感じでした.
とはいえ,10kg弱までのカンパチは掛けて特に難なく上げてきた経験はありました.

そんな中,トカラのアベレージ水深より気持ち深めの180m〜160mで食ってきたのが21.5kg.
当時の記事はこちら
https://kimamanitsuri.blogspot.com/2016/12/20kg.html
私が初めて釣った10kgオーバーのカンパチです.10kg通り越して20kgオーバーですけど.
思い出してみればドラグ値は10kg程度.
これで止める!と当時は思ってたんですが,今思えば,これぐらいのサイズのカンパチをちょうど走らせて獲る適正値ぐらいだと思います.ドラグが滑ってる時は12kg〜13kgぐらい掛かってますし.今はもう少し強くかけるときもあるぐらいです.
今はやっぱり走らせて獲る.と思ってます.カンパチは.

このとき初めてローギアで魚とやりとりしました.
当時は魚とのファイトが精一杯で,そこまでローギアの恩恵に気づけてなかったです.

疑惑が確信に変わったのは2017年5月の明日丸釣行.
https://kimamanitsuri.blogspot.com/2017/06/blog-post.html
この日は本当にカンパチの食いが悪くて,私に最初に納竿直前に食ってきたはじめてのカンパチが18.7kg.
ただ,このとき,非常に嫌な二枚潮で,とにかくラインが船底に入る感じでした.
いわゆるトカラの糞ジオです.
そんな中,ヘビージグ(800g)でカンパチが掛かったことも嬉しかったですが,この潮でのやり取りを経験できたことは非常に経験値が上がったと思ってます.
魚がかかったらとにかく船底に入るライン.
普通なら巻けません.船底にラインが入るのでポンピングもできません.
立てられる竿だったとしても,竿を立てたら船底に擦れてアウト.
普通なら,絶望的な状況ですが,アキュレートのローギアなら,巻けるんですよ.
竿を突っ込んでラインが底に当たらないようにして,そのかなり不利な体勢でもリールだけで巻けるパワーがある.このときにローギアの威力を確信しました.


たぶん,この魚も一生忘れない魚だと思います.

そして,何発もこういう2枚潮で巻くに巻けないという状況に陥って切られてきてるのを見てる船長は,ローギア無かったら上がらなかったかもね.と言ってました.自分もそう思います.
フリーにして走らせて,反対に回ってファイトするとか色々やりかたはあるとは思いますが,それを言い出すとタラレバです.

この日の潮のあの状況で,裏に回ることなく,ラインがマイナスに入ったまま2ノットぐらいの糞二枚潮でこのサイズの超コンディションのイイカンパチを上げてこれたという実績は間違いなく,ローギアによってもたらされたものだと思います.

それから私は基本的に大型が掛かりそうなところではアキュレートの2スピードしか使わなくなりました.

それから獲ってきた大きな魚はほとんど2スピードリールで上げてます.

とにかく,2スピードの利点の1つは強力な巻き上げ力だと思います.
なので,こういう記事も書いています.

ご存知ですか?自分のリールの巻き上げ力,パワーのあるリールとは?

https://kimamanitsuri.blogspot.com/2017/06/blog-post_21.html

ローギアの計測結果をみて,分かる人にはその威力が分かると思います.
反面,スピニングの計測結果を見て,やっぱりスピニングって巻き上げ力という意味では非力なんだなと思われるでしょう.

ある意味反則的な巻き上げ力こそ,私が2スピードリールを使う,最大の理由だと言えます.
アキュレートはドラグも秀逸なので,本当に自分の理想に近いリールだなと思います.
レフティもありますし・・・.

ただ,ちょっと高いです.

右巻きなら,例えば,USダイワ(中国か韓国製だけど)のソルティストレバードラグ2スピードなんかは割とお手頃な値段で変えます.
※ちょくで輸入するともっと安いです.

ということで,2スピード普及委員会として?近々,色々なジギングに使えそうな2スピードリール集めてみたいと思います.
2スピードリールで1回でもでかい魚を掛けてローギアでファイトしてしまったら・・・たぶん手放せなくなると私は思います.



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