2017年1月11日水曜日

姿を消す日本製のシマノロッド

どうもです.
※写真は私の所持しているロッドです.

Made in Japan.
つまり日本製ということですが,近年,シマノのルアーロッドラインナップから日本製が次々と姿を消していっている事実をご存知でしょうか?

一個人として,悲しい限りです.
別に日本製だから世界一だ!!
いいものだ!!!

などと言うわけではないのですが,気持ちの問題として,日本製のロッドを使いたいと思っています.本当にただの気持ちの問題です.

シマノのロッドラインナップですが,それぞれ専用機種があり,それぞれのハイエンドクラスロッドをあげると,

シーバスならエクスセンス
エギングならセフィア・エクスチューン
メバリング・アジングならソアレ・エクスチューン
ショアジギングであればコストスナイパー・エクスチューン
オフショアジギング・キャスティングならオシアジガー,オシアプラッガー
ヒラメ・マゴチなどのフラットフィッシュであればネッサ

そしてキャスティングゲーム全般としてAR-Cがあります.
また更にある意味オールラウンドなロッドとしてワールドシャウラもあります.
シャウラは一部モデル海外生産です.

と,色々とラインナップがあるのですが,この中でどれだけが日本製かご存知ですか?
私が認識しているものでは,AR-Cとワールドシャウラ.
これら以外はすべてインドネシア製となってしまいました・・・.

最後の最後まで日本製で頑張っていたオシアジガーですが,残念ならが昨年,意味不明のモデルチェンジ.もちろん,モデルチェンジしなければ売れないのでしょう.
※ベイトモデルモデルチェンジしておらず,は今のところカタログ落ちもしていませんが,時間の問題かと思います.
スピニングはナチュラルジャークとクイックジャークという2つのシリーズに分かれたのですが,完全に改悪です.特にブランクがよくなることもなく,基本的には旧オシアジガーのスペックを多少は受け継ぎながらも,一部のモデルを廃止といった具合です.クイックジャークといいながらもショートロッドが無くなったことは非常にショッキングでした.
鈴木斉さんがテストなさったのかなと「妄想」しています.というのも鈴木さんのスタイル,シャクリ方はショートロッド向きではないと個人的には思っているので,最低のレングスも6フィートとなってしまったのかなと思います.
そんな鈴木さんの玄界灘でヒラマサを狙ったジギング動画はこちら

 
そして,インドネシア製となってしまいました.それで値段が1万2万下がるのであれば,まだ納得もいきますが,ほぼお値段据え置きということで,円は安くなっているけれども,海外生産のほうが色々と都合はよいのだろうなぁと思ってしまいました.

ちなみに,これらのロッドを作っている工場は
P.T. SHIMANO BATAMというインドネシアの子会社と
SHIMANO (KUNSHAN) FISHING TACKLE CO., LTD.という中国の子会社となります.

インドネシア工場はこちら



こんな感じです.

ところで,シマノの日本製ロッドって言うけど,シマノは竿の工場持ってないよ?
とおっしゃる方もいらっしゃいます.おっしゃる通りなんですが,子会社を持っています.
ブログでは前に紹介したことはあるとおもいますが,シマノ熊本という釣り竿専門の子会社を持っています.

実は熊本の山鹿市にあるんですよね.

とはいえ,このクラスの工場でかなり多くの製品ラインナップを回していくのも不可能なレベルなので,しょうがないといえばしょうがないのかもしれません.
私としてはシマノ熊本の工場を拡大してもらって,せめてハイエンドクラスぐらいは日本で作って欲しいなあとそう思います.

シマノの企業としての強みの一つは為替相場に応じて生産国をかえられることだと思っています.堺の工場は数年前に世界最新とも言える設備でNEW工場になりました.
シマノ熊本も頑張ってほしいなぁと個人的には思っています.

で,旧オシアジガー,探しては買い求めています.
といっても全ラインナップ欲しいというわけではなく,あと2本欲しいラインナップがあります.幸いなことにかなり球数は出ているので中古市場も今は潤沢かなぁと思っています.

生産国なんてしょーもないものを気にしていてもしょうがないとも思っていますが,みなさんは何かこだわりはありますか?

追記
2017年新発売となったオシアプラッガーフルスロットルも生産国はインドネシアとのことでした.



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6 件のコメント:

  1. こんにちは初めまして。
    日本製いいですよね。
    ガマカツのショアゴリラ中国製ってだけで購買欲失せました(笑)
    オシアジガーはとっくの昔にインドネシア製になっていると思っていました。
    私はシマノの旧AR-Cシリーズに愛着を持ってます。MHはインドネシア製ですが…
    オフショアはダイコー一筋でしたが廃業してしまいましたね~
    スカウトスナイパーの設計者の方にでっかいマグロを釣りましたって報告しようとしたらやる気のない中年の叔父さんが電話に出てそうですか、ハイ分かりました。終了…
    あれ??ってなってたら他に移籍されてました。
    ダイコーの遺作となってしまったスカウトスナイパーでGTを狙うのがマイブームです!!


    これも時代の移ろいかと思いますが寂しいですね。

    最近ホンダの二馬力に興味を持ったのですがなんと2016年から中国製品にチェンジしてお値段アップという素晴らしい変更をしてくれています。

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    1. ロッドに限らず色々な分野で海外へ生産拠点が移っていっていますよね.
      それだけ海外の生産スキルが高まったということだとも受け取れます,そうした中で日本製の優位性が失われているのだと思います.
      色々と企業の思惑もあるのでしょうが,日本の生産拠点は潰さないでほしいですよね.そうしないと,本当に他国に頼らないと何も出来ない国になってしまいそうな気がしています.

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  2. エントウィッスル2017年1月13日 21:16

    オシアジガーなどの高額モデルでも海外生産なんですね
    多分ダイワもそうなのかな?
    新しいソルティガベイトの生産国にはがっかりしました・・・

    僕はロッドの生産国には特にこだわりはありませんが、
    リールに関しては、なるべく日本製がいいですねぇ

    あとはジギング、キャスティングに限った話ですが、
    ロッド選びの際、マックスドラグ値の記載があるか?と言うところは結構気にしてます。
    カタログ値以上のドラグでも普通に掛けますが、
    「このドラグ値までなら多少無茶しても大丈夫!」という気持ちの問題はかなり大きいと思います。


    ちなみに僕のHNは前おっしゃられた通りフーのベーシストから取ってます
    気づかれるとは中々音楽に造詣が深いようで(笑)

    これからも興味深い記事楽しみにしています。

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    1. コメントありがとうございます.
      スピニングロッドのオシアジガーは今は海外になりましたね.
      ダイワもロッドのソルティガはタイだったと思います.
      シーバスロッドのモアザンブランジーノは日本,モアザンAGSの一部は日本です.

      むしろわたしはリールについては海外生産でもいいかなぁと思っています.それは人間の手ではなく,基本的に機械で生産されており,マシーンの性能やノウハウで加工精度が出ると思っているからです.マシンが日本製だったりしたらいいかなぐらいに思っています.実際日本製のマシンで製造しているところは多いと思います.また,組み立てが悪くても自分で直せばいいやぐらい思っているためだと思います.ロッドのようなシンプルな構造の製品こそ職人的な技量が必要なのかなぁと・・・(あくまで個人的な妄想ですが.

      マックスドラグ値については私はほとんどアテにならないので気にしたことはないです.テンリュウなんかはものすごくマックスドラグ値を低く書く傾向がありますし,なかなかそのあたりも難しいなぁと思ってる次第です.
      おっしゃるとおり,記載されているマックスドラグ値よりもかなり大きな値をかけますし,マックスドラグ値=強度を保証する値ではないと思っているためです.

      音楽に関してですが,少し前のUKの音楽はかなり好きなので,気になった次第です.
      私も昔ベースをやっていて,ジョン・エントウィッスルがHIWATTのアンプを使っていたので,私もHIWATTのアンプを使ってしました.今も持っていますが,もう長いこと鳴らしてないですね(笑.

      ブログ,毎回読んでいただけてありがとうございます!
      またよろしくお願いします!

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  3. 初めてコメントさせていただきます。
    私も日本製崇拝者です。海外だから悪いという気持ちはないですが、それなりのお金をするものは日本製にしてもらいたいです。
    メタルスッテのエクスチューンを買おうか考えてましたがインドネシア製品としり、どうするか悩んでます。ワンランク下のメタルスッテボートが日本製ならそっちにしようと思ってます。
    あとステラも来年あたりリニューアルされそうですが、日本製であることを心より願います。

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    1. こんにちは,コメントありがとうございます.
      遅くなってスミマセン.
      記事にもある通り,シマノのルアーロッドで日本製は今後望めないと思います.
      ハイエンドでなければ,まず日本製になりえないですね・・・.
      個人的に海外製にならざるを得ない一番の理由は工場の生産能力だとおもいます.現在でもシマノ熊本は少しキャパオーバーしてると思います.

      リールはシマノの日本の工場が新しく,生産能力もそこそこ高いので,ハイエンドは日本製というのは守られていくと思います.

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