2017年2月6日月曜日

釣りライターになりたい人いますか?

”ライター”

火をつけるライター(lighter)ではありません.
文章を書く方のライター(writer)です.英語では作家もライターといいますが,ここではどちかといえば著述家のことになります.作家でも間違いではないですが.
ちなみに「記者」というと,Journalistの意味になりますので,少し違うかなと思います.が雑誌では記者と書かれていたりするかとも思います.

言葉の定義なんて曖昧なもので,結局何する人なの?って話ですが,基本的には出版社や各種メディアから依頼を受けて文書を書く人のことだと思います.

釣りライターとは?

要は釣り雑誌やWebなどで釣りに関する文章を書いている人です.
プロアングラーが記事を書いていれば,プロアングラー兼釣りライターということになると思います.

釣りライターの収入

あれこれ調べてみました.
村越正海さんのインタビューでは昔の話ですが,1文字1円,写真一枚100円と書かれてありました.
http://sugoihito.or.jp/2014/04/8185/
1万文字書いて1万円・・・・.初めての仕事にしては上等な金額だと思います.
村越さんの今の知名度ならいくらぐらいになるんでしょうね?
変わらないのかな?

雑誌ライターについて調べてみると,記事あたりで1万〜1万5千ぐらいが相場のようです.これで2〜3ページぐらいかと.もっと低い場合もあるみたいですが・・・.
釣り業界に限らなければ,1記事あたり3万オーバーの高額な仕事もあるとか.

で,webのライターは?というと・・・.
http://www.lancers.jp/work/detail/624080
1000文字以上で写真は5枚〜10枚乗せて,1記事500円・・・・.
えっ・・・・村越さんと同じ待遇だと1000文字以上に写真5枚以上ですから最低でも1500円単価ぐらいのはずですが,webメディアですし,こんなもんなんでしょうね.
これを高いと捉えるか,低いと捉えるか・・・・それはアナタ次第だと思います.

あんまり,仕事の単価が下がることって価値を全体の価値を下げることにつながるので,良くないことだと思いますが,予算やら流行りやら,手軽さやらいろいろな柵があって大変なんだと思います.

釣りライターになりたいか?

ということで,みなさん,釣りライターなりたいですか?
私はNoです.ブログで十分かなというのと,人様に有償で出せるほどの文才がありません.あとは,出してもいいかなと思えるまともなメディアが無い.それならばNGも柵もなく,自由に発信できるブログのほうが良いかなと思います.

私はNoであっても,なりたい人いるかもしれません.
実は,意外と簡単になれるものです.

といっても大手の出版社などにいきなり採用されることは難しいと思います.
要はあれです.webメディアのライターです.

なので,こう聞いたほうがいいのかもしれません.
webメディアの釣りライターやりたいですか?

と・・・・.
昨今,まとめサイトやキュレーションサイトといったサイトが問題化しているのですが,そういうサイトであれば比較的簡単に潜り込むことが出来ます・・・・.

例えば現在ライター募集中のキュレーションサイト釣りハック(リンクは張りません)がライターを募集しています.
https://www.wantedly.com/projects/80534

ひじょーに怪しい.というのが私の第一感.
何が怪しいって,報酬についての記載が無い.
これって当たり前ですか?
私は求人広告は報酬についての記載があるのが当たり前だと思います.
ランサーズの求人広告ですら1記事500円と単価は出していました.

もう一つ,業務内容が不明確.記事を書くだけです.というような感じで書いてあります.
若干胡散臭いですが,それでもなりたい!という人が居れば,応募してみると良いと思います.

で,さすがにここまでで終わると面白くないので,実際に45が採用されても断るつもりで応募してみました.
(少しでもライターになりたいかたの助けになればと思いまして)

応募はワンクリックするだけでOKです.履歴書等の提出も無し!
すると・・・・応募の次の日,メールに宛名も書けない担当者(嫌味です)から連絡があり,応募理由,釣り暦,ライター暦,月刊何本書けるか,などについて質問がありました.

私なりに丁寧に回答したところ,次のメールで不採用とのこと.
不採用理由は”週に1本以上を書いてほしいから”とありました.

実際,何本書けるか?の質問の答えとして,
「そんなもんは文字数とどれだけ取材が必要かによりますよね?常識的にわかりませんか?,ほとんど調査が要らないような1000文字ぐらいの商品紹介なら10記事以上書けるでしょうが,釣行記や体験記のような体験を伴って文字数も2万字とか要求されるような記事なら1本ぐらいしかかけないんじゃねーの?」というのをクソ丁寧に解答していました.どこをどう読めば,私が週に1記事も書けませんと回答しているように見えるのでしょうか?・・・・謎です.

まぁ,個人的には全く問題ないのですが,イマイチしっくり来ない採用フローでした.
ということで,何も情報が引き出せませんでした.申し訳ありません.

せめて,いくらぐらいの仕事なのか知れたら良かったのですが.

ということで,釣りライターについての話でした.

ちなみに,こっちはガチっぽいので,応募していませんが,ケイエス企画(釣ファンを発行しているところ)でも募集はしているみたいです.
http://kskikaku.co.jp/recruit/

他にも探せば募集中の雑誌はあるかもしれません.
もし,なりたい!という人がいらっしゃれば,なりふり構わず応募してみるのも良いと思います.

でわ.




2017年2月3日金曜日

2017年初釣りは屋久島カヤックから

どうもです.

2月に入ったと言うとにやっと初釣りの記事になります.
1月は週末に時化が当たることが多くて,オフショア釣行をメインとされる方は悶々とされた月だったのではないでしょうか?
錦江湾内であれば,結構出られた日は多かったと思いますが,寒の入り後一週間ぐらいはどこも釣果が厳しかったように思います.

初釣りはこれまた屋久島からです.
1月1日,友人宅でおせちを頂き,日が高くなってからまったり出動.
道中で猿や屋久鹿に遭遇します.

無事に出艇場所へ到着.
今日は凪予報ではありますが,やはり離島の外洋.
うねりはあります.うねりといいながらも周期はかなり長く,高さも殆ど無いので,小さいカヤックだから感じられ,普通の船に乗っていたらほぼ感じないレベルです.

恐る恐る出艇.

まずは潮流れや地形,反応を見るために走り回ります.

潮は0.3ノット〜0.5ノットほど.

場所により変わります.
浅瀬の潮が早くなるところで0.5ノットという感じですね.

安全第一として, 沖の100mラインのブレイクは諦め,手前の〜60mまでで勝負することにしました.

地形は岸よりが結構荒く面白そう.
走り回って,ベイトが固まってるところを数か所見つけました.

が,ベイト...多すぎですね.
そして優雅に漂っています.

だいたいこういうときに当たるのは・・・・.
そう「コンタ」

やってられませんね!
なかなかフックアップしないですが,コンタの当たりは年末の釣行で体に刻み込まれています.(笑.

ままま,それでも私としてはカヤックだし,初場所ですし,なんかアタリがあってくれるだけでもうれしいです.

いくつかのポイントをスジをかえて数流しずつ・・・・.
っと,中層で何かがヒット.

ちょっと走ります.
まぁ,無難なやり取りで魚が見え....
ハガツオ?サバ?イソンボ?
何?????ムロアジ?

とりあえず,なんかそっち系の魚というのだけ分かり,無事ランディングしたのがコイツ.




みなさん,名前分かりますか?


答えは・・・・・・




ニジョウサバ
沖縄ではクサラーと呼ばれている魚です.

人生初ゲット.にして2016年の初フィッシュ.
※旨い魚ではないですが,初めて釣れた魚はうれしいですね!なんか屋久島っぽい魚ですし.

その後,コンタの群れの中でコンタ・・・


ベイトの群れが固まってるポイントは夕方の潮が流れるタイミングで入り直すため,他へ移動.

底のチョボチョボした反応で,アカハタ.


しかし,ベタ底.アカハタがベタ底で食う日は良くないです.
底から1mでも上で食ってくれば,かなり期待できますが.
ま,良い日なんて5日に1日ぐらいしかないです.

ここからは釣果も一応あるし,もういいかなぁーという思いで,ひたすらツーリングです.
良さそうなポイントがなかなかありません.
岸際のほうが地形は面白いですが,ちょっと深いところの瀬を探すというのが面白いので,ひたすらフラットな海を走ります.


ちょぼちょぼした反応があれば,落としてみる.
って感じですね.だいたいこのちょぼちょぼした反応っていうのは小さい岩だったりします.
直系1mぐらいしかないポイントをピンで打てるのもカヤックのいいところですね.

60mから10mまでのカケアガリなんかも見ながら,適当にジグを落としていたら,またベタ底でアカハタ.

頑張って走り回った割にはポイントは見つからず,上がりの時間も近いので,最初のベイトの群れが居たポイントへ.

結果,潮向きが変わって,流れは1ノットほど出ていますが,相変わらずベイトは漂っているだけ.捕食者はいるのかもしれませんが,スイッチ入ってない感じで,数流しして上がりました.

途中ゴムボートでトローリングされている方とお話しましたが,今日はバイトもゼロだったよー.こんなこと滅多にないんだけどねぇ・・・・とおっしゃっていました.
ま,私としては貧果ながらも屋久島でカヤックで浮けて面白かったです.

で,その夜.
友人宅へニジョウサバとアカハタを持ち帰り・・・・ニジョウサバ,食ってみるか?
ということで,友人が捌いていたところ・・・・悲鳴が・・・・.
何事か?と思ったら,どうやら臭いらしいです.
私もちょっと匂いをかぎましたが,アンモニア臭が(笑.
ちゃんと締めて,氷漬けにしてたんですけどねぇ.

まずくてもいいからちょっと興味あったんですが,こいつはエサにする!ということで,次の日の釣行のエサになりました(笑.匂いがかなりあるだけあって,魚からの反応は抜群に良かったです.

ということで,ニジョウサバ食いそびれましたが,たぶん食べて美味しい魚ではなさそうで,残念でした.

でわ!

本記事
→2017-No.001:2017年初釣りは屋久島カヤックから

次の釣行記はこちら
→2017-No.002:口永良部島ジギング

今年から釣行にナンバリングしてみることにしました.
タイトルに入れるとアレなので,記事の最後にナンバリングします.
また,釣行記について,前後の釣行記を記事末にリンクすることにします.
No.2が更新されたらリンクを更新したいと思います.


2017年2月1日水曜日

17年往年の名機マーフィックスがモデルチェンジでレフティも

MARFIX

マーフィックス



ジギングをやっている人でこのリールを知らない人はまず居ないだろうという名機中の名機.
マーフィックスの誕生はかつては釣具も製造していたマミヤOPにまで遡ります.
※私の幼少期,クラスメイトに真宮さんという女の子が居て,男子からはOPと呼ばれており,可愛そうだった記憶が蘇ります・・・・.

当時はマーフィックスと名前を冠しながらも,シリーズとしてJシステムだとかレイトラックだとか名前が付いていたようにように思います.

当時はバスフィッシングをしていたので,私にとってはたいして気にとまらないリールでした.

で,このマミヤOPは今も存在している会社ですが,釣部門は2000年頃撤退.

その後,マーフィックスの製造はリョービが引き継ぎ, レイトラックBV-4からBV-4Sと名前を小変更されて売られておりました.これはサイレント仕様のSと思われます.
リョービはリョービで,釣事業を上州屋へ2000年頃へ営業譲渡していますから,この頃のマーフィックス販売は上州屋のリョービブランド事業部が行っていたのだと思います.

リョービ製マーフィックスのページは実はまだ残っています.
http://www.ryobi-fishing.com/r-marfix.html

リョービは今でも工具やその他製品では有名なブランドですが,釣具も作っていたんですよね.バスフィシングではバリウスとかイクシオーネとかすごく懐かしいですね〜.
完全に撤退したという話は聞かないので,今でもホソボソと何か作っているのかもしれませんが詳しくないとのほとんど情報が出てきません・・・.

いつリョービブランドでマーフィックスが作られなくなったのかは定かではないのですが,少し期間が空いて,2009年A-TECからマーフィックスが復活します.

それが今売られているマーフィックスになります.
http://www.alphatackle.com/reel/marfix/

ということで,もはや発売から20年あまりの歴史があるマーフィックスですが,今年,モデルチェンジするとのことなのです.


近年,スロージギング(スローピッチジャーク)と呼ばれるような釣りの盛り上がりによって,このリールに注目が集まっており,スタジオオーシャンマークとのコラボレーションにより,

MARFIX SJ WORKS

が発売になっていました.
お値段10万円・・・・.

去年発売された

MARFIX SJ WORK 16'

これは12万円・・・・

本家が7万ですから,5万アップ.
オーシャンマークが絡むと途端に高くなりますね.
少量生産なので,いくぶんか高くならざるを得ないのはわかりますが,ちょっと足元見られてるようで....

とまぁ,なんとなく,盛り上がりはあっんですが,まさかのモデルチェンジ.

との記事がこちらに出ていました
http://ps-kasahara.jugem.jp/?eid=813

出典:http://ps-kasahara.jugem.jp/?eid=813

ブラックでかっこいいっす.


マーフィックスは青もしくは銀のイメージがあったので,青は踏襲してほしかったような・・・.
価格は若干上がるとのことです.
そして何より嬉しいのは左巻きをラインナップ予定とのこと.
右巻きモデルを改造すればレフティにできるマーフィックスですが,レバー操作が逆になったり,ハンドルオフセットが手前になったりするので,純正で左巻きがあれば,あるにこしたことはないですよね.

個人的にはドラグワッシャーをクロスカーボンにしてほしいんですが,どうなることでしょうか?
これだけ長くラインナップされている機種ですから,長期耐久性や問題点などの改善点もかなり明確になっていると思います.

ということで,買うかどうかは微妙ですが,ちょっと期待して待ちたいと思います.

でわ!




2017年1月30日月曜日

オシアジガー2000の各種ロングハンドルと取り付け方法


どうもです.
今回はベイトリールで最もライトにカスタムできる箇所「ハンドル」の交換について書きます.

機種はオシアジガー2000.
もう既に発売から6年あまりが経過し,こなれてきた感のあるこのリール.
市場では未だにそこそこ売れるので,新規生産も上がってきてます.
逆に売れなくなってくれたほうが新製品出してくれるんじゃね?
なんて思ってるんですが,廃盤にされたらそれはそれで困りますしね・・・.
トルサやオシアジガーの4000,5000など,復活する気配ないですし.
せめてレバーブレーキのジギングリールラインナップにおいておいてほしいです.

とまぁ,前置きはこれぐらいにしておいて,ハンドルを交換するメリットは何でしょうか?

1.見た目を自分好みにする
2.ロングハンドル化によるパワーアップ
3.グリップ交換で力が入りやすくする

こんな感じだと思います.

ハンドルの長さはロングであればロングであるほど,ギアを回す力(モーメント)が大きくなるので,楽にクランクさせることができるようになります.しかし,ロングすぎると,それだけ長い距離を回転させなければならないので,人間の体の稼働限界的な意味で少し最大巻取りスピードが落ちますし,個人の技量によりますが,テクニカルな釣りに向かなくなるかも?

またグリップですが,これも様々な形があります.
ラウンド型,Tバー型,パワー型などなど.
下のような対称性の良いのグリップはどのように握ってもOKですが,非対称のパワーグリップと比べると,力が入れづらいという欠点もあります.

上のような非対称なグリップは握る方向が一意に決まってしまいますので,ハンドルを話した後にまたつかむという場合,少しコツが入ります.しかし,強く握り込むことができるので,最も力がはいると思っています.

オシアジガーは昨年末に3000番がレギュラーラインナップされたので,以下のラインナップになっています.
1000番,1500番,2000番,3000番です.

ノーマルのオシアジガーの場合,ハンドル(軸間長さ)はそれぞれ順に
70mm,70mm,85mm,92mm となります.

オシアジガーリミテッドの場合だと,1500番は85mm,3000番は92mmが付いています.

今回交換するのは2000番のハンドルです.
85mmハンドルで十分と言えば十分なのですが,一度Tバーのハンドルを使ってしまうと,なかなかに良いので,これに交換してくなってきます.

社外のハンドルはいくつかありますが,有名なメーカーはリブレとSOM(スタジオオーシャンマーク),CCMだとおもいます.

以下に3メーカーご紹介します.

リブレ
http://www.livre-megatech.com/products/baitcasting/
こちらにラインナップがあり,

パワーハンドルノブを搭載したハンドルが
BJ 84-92

BJ 92-100

BJ 102-110

というラインナップがあり,V.P.Sという可変ピッチシステムを採用することにより,2mm間隔で長さを調整できるようになっています.
75-83だと75mm,77mm,79mm,81mm,83mmで可変できるという意味です.
そしてお値段・・・・すべて2万円.
なかなかのお値段ですね.

あとはラウンドノブを採用した
BJ 66-74

BJ 75-83

というハンドルもあります.
お値段:20952円

こんな感じです.

次にSOM
http://www.studio-oceanmark.com/


http://www.studio-oceanmark.com/products/NLAE85Cavii.html
NO LIMITS
AE100/95Ca(L)
¥26,000

NO LIMITS
AE85/95Ca(L)
¥25,000



どちらもハンドル95mmのカーボンハンドルで,ノブが大きのものがAE100,小さいものがAE85となります.
なかなかのお値段ですね・・・.

・AE85/95Aa
http://www.studio-oceanmark.com/products/AE100.html
95mmのAE85ノブが着いたアルミアームモデルです.
¥15,500


意外と種類が多いように見えるスタジオオーシャンマークですが,実はオシアジガー2000につけられるハンドルはとグリップのセットは少ないのです.
※これは超個人的にですが,SOMのハンドルはおすすめしません.高い上ということもありますが,目の前で折れるのを何回か見ています.これはあくまで私が見た範囲でしかありませんが,逆に言えばSOM以外で折れたハンドルを見たのは自分が折ったステラSW6000の純正ハンドルぐらいです.これから推察するに,SOMハンドルは相当グリップ軸が弱いと思います※

CCM
カスタムショップのCCMです.
http://www.oct.zaq.ne.jp/ccm/

http://www.ccmmonji.com/prise.htm
ノブとハンドルアームを別々に注文するカタチです.
ノブが8000円〜10500円ほど
ハンドルアームが5000円〜8000円で70mm〜110mmとなります.
意外とリーズナブルな印象です.


ロングなハンドルが欲しいなら,リブレかCCMですね.
価格はSOMのカーボンが抜きん出て高く,次にリブレ,CCM,やすいのはSOMのアルミ.しかし,CCMでも8000のノブ+110mmハンドル7000円の15000円なので,かなり良心的なようにも思います.

どれぐらいの長さ,どのようなノブ形状が好みかは人によるでしょうから,自分のほしいものを吟味して買われると良いと思います.

で,お前は何を買ったの?
という話ですが,これです.


オシアジガー3000HGハンドル組.税抜き8500円(激安!.
パーツリスト貼っておきます.
http://fservice.shimano.co.jp/part/pdf/03784.pdf

銀のボディーなので,銀ハンドルが欲しくてリミテッド3000のハンドルでもつくのですが,オシアジガー3000が出るのを待ちわびてました!
これでS-ARBベアリングが2個付きです.なんとも安い.
そして,このシマノのグリップはかなりフィッティングがいいと思います!
あまりに長くしすぎても巻くのは楽になりますが,テクニカルな釣りには向かなくなると思いますので,7mmアップの92mmでちょうどいいかなと思いました.
オーシャンマークの95mmを買うぐらいなら本当にこれでちょうどいいですね.

もし,今のハンドルのベアリング,シム,ネジを流用するならば,もっと安くなります!
注文するパーツナンバーは
http://fservice.shimano.co.jp/part/pdf/03784.pdf
これの
12番ハンドル:4000円
8番ハンドルノブ組:1500円
9番ハンドルキャップ:800円
4番固定ボルト:50円×2
5番ハンドルノブ銘板:500円
合計:6900円

ちなみに,S-ARBは片方1200円するので,24000円プラスとなり,バラで買うと流石に組で買うより高くなります.
逆に言えば,ベアリングはどこかに流用したいなぁというひともハンドル組を買われることをオススメします.

パーツはみなさご自宅近くの釣具屋さんから注文することが出来ます.
シマノのパーツ特急便なら,送料はかかりますが,自宅直送でなおかつ早く着きます.
 http://fservice.shimano.co.jp/part/limited_express/index.html


ロングハンドルの取り付け.
オシアジガー3000HGのハンドルとオシアジガー2000の純正ハンドルは厚さが違うので,ハンドル固定ナットのかかりが甘くなりますが,脱落するほどではないのでご安心ください.それでも交換は自己責任で.

まず,リテーナーをとめているネジを緩めて,リテーナーをとります.
結構なめやすいので,できればマイナスドライバーでまずは外すほうが良いかもしれません.
※既にオシアジガー3000HGのハンドルに交換されたもので説明します.



ハンドル固定ナットを緩めます.左ハンドルモデルだと,右回しが緩む方向なことに注意してください.
※ハンドルを回す方向が閉まる方向です.


ハンドル固定ナットをとったら,ハンドルアームを抜きます.


新しいハンドルを差し込みます.
このとき,差し込む向きによって90度クラッチONの場所を変えることが出来ます.
ノーマルだと,クラッチがハンドル上で入るようになっていますが,下がお好みなら,下にするとOKです.

で,ハンドルをつけたら,もう一度ハンドル固定ナットを締めます.
このとき,ハンドル軸はハンドルが入るようにサイドが切り込んだ形状をしており,ハンドル固定ナットが変な向きに入りやすくなってます.必ず,手でちゃんと固定ナットがなめるような感じで入ってないことを確かめつつ,回してください.
手で回らなくなったら工具で占めます.

リテーナーが止まる位置が決まっているので,きちんとリテーナー固定ボルトが閉まる位置で止めます.

リテーナーを固定して終了.

という簡単な手順です.

固定ナットはリールを買ったときについてくる工具あけられます.
もし,無くした方は11mmのメガネレンチをご購入ください.
あとはリテーナーボルトはなめやすいので,最初はマイナスドライバーを使うことをおすすめします.

以上です.

パワーグリップハンドルがお好みなら,オシアジガー3000HGのハンドルをつけるのはアリだと思います.





2017年1月27日金曜日

【ロッド】東レの新素材ナノアロイって何?あれこれウンチク

ここ数年,とくにここ一年ぐらい,釣り業界において,東レのナノアロイという「新素材」の名前を釣業界界隈で耳にするようになりました.

出典:http://nanoalloy.toray/licence/lic_003.html

ナノアロイを開発した東レ社のHPにも特設ページが作られているほどです.
http://nanoalloy.toray/

ってもう私のブログ記事を読むまでもなく,上のサイトを見ればよいのでは?
はい,まったくその通りです.なので以下は適当に思ったことを書き殴ろうと思います.

ナノアロイ自体の技術としては10年ぐらい前に確立されていてウェブなどでも見たことがあったように思うのですが,商品化に至るまでそれだけ年月がかかるということなのでしょう.

しかし,釣業界で名前をきくようになったのはここ最近.
何故か?釣り竿の原料となるプリプレグ,これにナノアロイが応用された製品が開発されたのが最近だから.ということになります.

ナノアロイはポリマーのことであり,カーボン繊維のことではないです.

なので,ナノアロイの適応範囲は何も釣竿をはじめとしたカーボン繊維に限られることではないのです.
カーボンロッドは元となるプリプレグ(炭素繊維に樹脂を含浸させたシート上のもの※TORAY社のHP説明より引用)から作られます.
このプリプレグ中のマトリックス樹脂にナノアロイ技術を適応したプレプリグによって製造されるロッドをナノアロイを採用したロッドと呼ばれます.

素材の開発って難しそうですよね.
釣り竿の素材であれば,深刻な人命に関わるようなこともさほど起きませんが,カーボン繊維は今や航空機の胴体や翼にまで使われている構造用材料です.
飛行機が素材のせいで落ちたりしたら・・・相当深刻な問題になると思います.

ということで,10年という年月も致し方ないのかなと思います.

で,ナノアロイナノアロイ言ってるけど,ぶっちゃけなに?
って話ですが,HPによる定義としては
”複数のポリマーをナノメートルオーダーで混合したポリマーアロイ構造を形成させる技術.”とと書いてあります.

少しだけ専門的な話は以下のウェブページから見ることが出来ます.

ナノアロイ®による新素材の創出

そもそも,アロイというのは英語の綴りをAlloyと書き,「合金」という意味です.
超合金とかの「合金」ですが,この「合金」の定義は難しいところでありますが,基本的には原子レベルで混じり合った金属の様相を呈するものだと思います.混ざるものは金属でなくとも合金といいます.たとえば,みなさんの身近にある「鋼」シマノのHAGANEコンセプトの由来にもなっていますね.「鋼」とは本来,「鉄」という金属と「炭素」という非金属元素の合金です.
原子レベルでの混じり合いが合金だと言いましたが,共晶などはもうすこし大きいオーダーでの混じり合いとなります.

ちなみに,かなり大きなオーダーで異種材料を複合したような材料は「複合材料」といいます.FRPとかCFRPとか,鉄筋コンクリートとかそういう材料です.カーボンロッドも樹脂と炭素繊維の複合材料と言えます.

っと,話が逸れ過ぎました.
あくまでナノアロイというのはRマークが付いている通り,「商標」なので,ナノでもアロイでもなくても名前はつけることが出来ます.

で,もう一度,ナノアロイってぶっちゃけなに?って話です.
複数のポリマーをナノメートルオーダーで混合したポリマーアロイ構造を形成させる技術.と書きましたが,これを言い換えると,
ナノアロイは2種類以上の樹脂をナノオーダーで相分離させたポリマー:ポリマーの複合材料とも言えます.

そもそもなぜ2種類以上必要なのか?という話ですが,この考え方は複合材料と同じです.
たとえば,片方は非常に柔軟で耐衝撃性に優れる材料Aがあり,もう片方にものすごく強度はあるが,脆い材料Bがあるとします.Aは柔軟であるがゆえ,強度がなくて使えません,Bは強度があるが,耐衝撃性がなくて使えません.我々が欲しいのはAとBの中間の性質の材料だ!とします.
そこで,ならAとBを組み合わせちゃえばいいじゃん?
という考え方です.
もちろん,A+Bという材料と同じような特性をだせる単一の材料Cを開発するという方策もありなのですが,AとBがあるからそれを活かしましょう!ということだと思います.

で,ナノレベルオーダーで分散させたら何がいいの?って話ですが,結果だけ言えば,ナノレベルより大きいオーダーで分散させるより,耐衝撃性の向上や破壊強度の向上が挙げられます.
なぜこのような性質が発現するか?については,まだまだ研究段階であるように思います.
基本的にはゴロゴロとたとえばマイクロメートルオーダーで分散させた場合,どこかにかならず偏析やサイズの大きなものが存在していたりして,そういうところに応力が集中して破壊に至る,もしくは局所的な弱い部分が出来てしまうという可能性が高くなりますが,ナノメートルオーダーで分散されている場合にはある意味で物質が均一となるため,このようなことが起こるのだと予想されます.

で,この技術が採用されたロッド達が例えば以下のような製品

APIA
Foojin’AD(風神AD)
Foojin’BB(風神BB)

宇崎日新
ZEROSUM 磯 弾 V3

オリムピック
カラマレッティー プロトタイプ Due

がまかつ
がま磯 インテッサG-Ⅴ
LUXXE OLTRE

ClearBlue
Crystar-57

ダイワ
銀影競技メガトルク大鮎

メジャークラフト
NANOACE

ヤマガブランクス
Blue Current TZ NANO
Ripple Fisher "NANO" Series

FCL labo
UC10pro (最新バージョン
UCB81EXT MH (最新バージョン
など

パームス
メタルウィッチクエスト

シマノ
ポイズンアルティマ(グリップ部
オシアプラッガーフルスロットル

コレ以外にも現在では多数の製品があります!


プリプレグを変えるだけですから,新技術が必要なわけではないので,これからもどんどん増えると思います!

東レの現在のプリプレグラインナップは下記ページにあり,
http://www.torayca.com/lineup/product/pro_003_01.html

注目するとこは「樹脂」です.
これが#2573と#2574がナノアロイ樹脂になります.
2573は耐衝撃用,2574は高圧縮用なので,釣り竿としては基本的には2574が使われると思います.
上記URLを参照すると,2574が使われるプリプレグは今のところ1種類,T1100GCシリーズのみです.33トンカーボンですね.
周りの製品と見比べても,引張強度の高さが伺えます.

釣り竿製品までに加工した場合,従来の釣り竿とくらべて,同じマンドレルで焼いて約20%〜30%の強度向上があるとFCLの津留崎さんは述べられていました.

これから他のプリプレグにもナノアロイが使われていけば,幅広い弾性率でナノアロイが使用ができるようになり,色々なロッドが出てきそうですね.
※一部では既に幅広い範囲のトン数にてナノアロイを使用したプリプレグが出回っているという記事を見ましたが・・・真偽の程は私には分かりません.

カーボンロッドは面白いもので,トン数の高いカーボンを使えば,パキパキに仕上がる「傾向」にありますが,ただそれだけではないというような感じです.
一般的には弾性率の高い材料を使うと,それだけ体積が抑えられるので,軽く仕上がります.故にキャスティングにおいてはティップの収束がはやかったり,色々とメリットが生まれます.ロッドに関するウンチクはまた今度にでも.

工業製品において様々な技術ってあると思うんですが,素材の進歩は製品のパフォーマンスに直結するので,個人的には非常に重要だなと思っています.
これは竿だけではないです.例えば車だってボディは先に述べた鉄(鋼)で出来ています.革新的な材料ができれば車はもっと軽量化できるはずで,低燃費化や衝突安全性が確保されるはずです.

我々はどうしてもユーザーなので製品を作っている会社ばかりに目が行きがちですが,縁の下でさせてくれているような素材メーカーも応援したいなと思いました.

ま,あとはナノアロイってなんのことかイマイチ分かってなかったよって人が,あーいちおう,そういう代物なのね?と分かっていただければいいかなと思いました.

でわ.