オフショアのジギングでも硬い竿が嫌いな人,好きな人,色々と居ます.
ジギングと一口に言っても釣り方は多様であり,それに合わせて竿の調子や硬さも無数に存在します.
オフショアジギングにおいて私は比較的硬い竿を好む傾向にあります.
この「比較的硬い」というのが難しいところなのですが,とりあえず,硬い竿の方が好きだということを理解していただければ.
その理由を徒然なるままに書いていきます.
柔らかい竿を好む人に話を聞くと,だいたい,以下のような答えが返ってきます.
(ここでいう答えが柔らかい竿を好きな人の総意であるとは思っていません)
・硬い竿はジグが跳ねすぎる
・硬い竿は疲れる
・竿が仕事をしてくれる
このような感じです.
このような考え方の人はこれでもOKだと思います.
色んな人が居るので,釣りは楽しいのであって,こういった考え方を否定するつもりは全くありません.
ただ,個人的にはこう思うわけです.
・硬い竿でもジグを跳ねさせないことはできるのでは?
・たしかに疲れますが,体力をつければOKでは?
・もっと自分でジグを動かしたいです.
ジギングロッドを選ぶ時の基準は大きく3つ
・ジグの操作感
・ファイト中の曲がり方
・水中情報の取得
だと思います.
もし,ここで竿を曲げたファイトをする釣りを考えるのであれば,変数が増えますから,竿のチョイスはかなり難しくなります.なので,竿を曲げるファイトを想定した話はいつかの次回に譲るとして,今回想定するファイトスタイルは竿を比較的,真っ直ぐにしてリールで勝負するストレートポンピングに限定したいと思います.
さらに水中情報の取得ですが,これは理論的に硬い竿が有利です.
説明は不要だと思います.
つまり,ここで詳しく議論したいのは
・ジグの操作
これいついてです.
くっそ前置きが長くなりました.
最近,「ジグを操作する」というフレーズを耳にすることがありますが,これは何も特別なことではないです.
業界は色々なものを細分化したがりますが, どんなジギングでもジグを操作して釣りをします.こういう言葉で今まで意識していなかった人に意識してもらうことは良いことだと思います.たまに,「スローピッチジャーク」は「ジグを操作する」釣りだなんていう人が居ますが,ジギングは全てジグを操作しますので誤解なきようお願いしたいです.
色々とさらに前置くことはできますが,一気に本質的な話をしたいと思います.
シグの動きをコントロールするということはジグに糸を通じてどういう入力を与えるかということになると思います.ここでいう入力とは力の時間変化のことを言います.
力の時間変化が決まれば,ある時間tにおけるジグの速度vが決定されます.
これは高校までの物理をちゃんと分かっている人なら理解できると思いますので詳細は割愛します.
人間は入力どのようにしてジグに与えるでしょうか?
1.リールを巻いてラインを引っ張る
2.竿を動かしてラインを引っ張る
大きくはこの2つになります.要はラインを引っ張ることでジグに力を与えます.当たり前ですが,当たり前を当たり前とまずは認識します.
人間が動かせるのは自分の体,つまり手や腕,腰,肩などです.
これらを動かして, 竿を中間媒体としてラインにテンションを伝えます.
もう察しがよい方なら分かられたと思います.
そう,硬い竿であろうが柔らかい竿であろうが,入力,つまり糸に与える力の時間変化が同じであればジグは理論的に同じ動きをします.
では入力の幅が広いのはどちらのロッドでしょうか?
答えは硬いロッドです.
柔らかいロッドで手や腕をいくらはやく動かしても竿がジグの重みに負けてしまい,手や腕の動きを殺してしまいます.つまりはやく動かすことに関して限界があるのです.その代わり手や腕は硬いロッドに比べて竿が入力を吸収してくれますから,楽に動作が行なえますし,動作の再現性も良いです.このことが釣れる要因の一つになることもあるでしょう.
では,硬いロッドで飛ばさない動きができるのか?
答えは理論的には「出来ます」
先程いったように,ジグを動かすということはいかに入力をコントロールするかということです.
つまり硬い竿でジグを飛ばさない動きを演出したかったら自分の腕や手をゆっくり動かせばいいんです.ゆっくりある程度の加速度を持って.
これがやってみると実は難しい・・・・.
柔らかいロッドでできているジグの動きを人間の手や腕で再現しないといけないのですから,人間側の動きが複雑になります.
複雑になるが故に少しミスすると同じ動きはできませんし,ハタから見ると少しだけぎごちないようにも見えます.しかし,確実にラインに同じ入力を与えれば,柔らかいロッドと同じ動きができます.
さらに,硬いロッドは柔らかいロッドには出来ないジグを飛ばす動きも出来ます.
つまり短い時間で大きな入力を入れることができるのです.
それによって,アクションの幅は多彩になりますし,ジギング自体がかなりテクニカルになります.
これらは防波堤のヘリなどで,同じ長さの「極端に柔らかい竿」と「極端に硬い竿」に同じラインと同じジグをつけて試してもらえば分かってもらえると思います.ジグに全く同じ動きをさせることは可能です.ただし,人間側の動作は硬い竿のほうが複雑になります.
柔らかい竿は竿が勝手に動いてくれます.
しかし,私からすると,マニュアル感がありません.
オートマチックにジグを動かしている感じです.
なので,ジグを操作したいと思っている人にこそ是非硬い竿をチョイスしてほしいです.
※体力やテクニックは必要です.
以上のことから私は柔らかい竿というのは「ある意味」でジグのマニュアル操作ということの対局にある竿だと思います.
ということで,私は今,ディープライナーのマニアフェローズが欲しいです.
55〜50で悩んでる感じです.どれも触ったのですが,チョイスが難しいですね.
触っただけではなかなか難しいです.ロッドに書いてあるジグのコンフォートウェイトなんてまったくあにてなりませんし.
柔らかい竿を使い慣れると,硬い竿に違和感を覚えます.ん?なんかジグの動きが硬い気がする・・・とかダイレクトに反動がくるので疲れるとかという感じです.
それはそれだけ自分でジグを操作していたのではなく,竿にジグを動かしてもらっていたということになるのかなと思います.
もちろん,そういう釣りも楽しいので,私は柔らかい竿も使ってます!
みんな違ってみんな良い.
今回はあくまで私の私見に過ぎません.
色んな意見の人が居るということを知ってもらうという意味でも有意義かと思い,記事にしてみました.
みなさんはどういう竿が好みですか?
自分自身の釣りを振り返ってみて考えてみる機会にしていただけたら幸いです.


