2016年11月9日水曜日

タグアンドリリースの採捕実績から考える魚の移動距離と資源

はいどうも.
個人的に理想の更新頻度は週に3回以上.
2回〜3回の小ネタの後,釣行記を挟むというようなものです.

今日はタグアンドリリースの採捕について書こうと思います.


そもそもタグアンドリリースとは??という話なのですが,タグというのはTAGのことで,簡単に言うと,魚につける目印になります.

この目印をつけてリリースすることをタグアンドリリースといいます.

リリースの前には魚の長さを測ったりしてリリースします.
仮にこの魚がもう一度釣れたとすると,魚の移動や成長の具合などが分かるわけです.

ゲームフィッシング界では度々ブログに登場するJGFAという組織がこのタグアンドリリースをやっています.実際にタグアンドリリースをやるのは釣り人なのですが,JGFA会員にタグが配布・販売され,JGFAは情報を管理しているといったところです.
詳しくはHPをご参照ください.

https://www.jgfa.or.jp/tr/index.html

で,このタグアンドリリースプログラムですが,採捕された魚の一覧というのを見ることが出来ます.

http://www.jgfa.or.jp/tr/record/

まず,放流数が上に,,採捕数が下に書いてあります.
このデータをもちだして,まれに「リリースしても採捕されてないから魚は死んでしまっている,リリースは無駄」というトンデモ理論を振りかざす人が居ますが,釣れないからといって死んでしまったというのは無理がありますよね?
むしろ採捕率が5%を超えている魚種も多々あり,意外と一回釣れた魚でももう一度釣れるんだ!と思うところです.

URLでは1985年〜2012年までの統計となっていますが,ページ下の方に2011年と2012年だけですが,リリースした場所と時間,大きさ,と採捕された場所,時間,大きさが記されているファイルがあります.

2011年分
http://www.jgfa.or.jp/global-image/units/upfiles/2694-1-20120522201933.pdf
2012年分
http://www.jgfa.or.jp/global-image/units/upfiles/4764-1-20130510131407.pdf

やはり多いのはスズキ(シーバスですね)
こちらゲーム対象魚としての人気の高さが伺えます.

あと以外に多いのがカワハギ・・・・.
神奈川ばかりで放流されているので,神奈川県にカワハギのタグアンドリリースに尽力されている方がいらっしゃるのだと思います.


シーバスの再補記録と移動距離

シーバスのデータに着目してみたいと思います.
2011年と2012年で再補されたシーバスのうち,一番採捕された場所と最初に捕獲された場所が離れているモノは30kmです.
次が26km,25kmと続くのですが..だいたいのデータを見ると0kmや数kmというものが多いです.これは採捕までに1年ぐらいかかっていてもそんなデータが上がってきます.
つまり,シーバスという魚は基本的にはある特定の場所に居つく魚なんだということがわかります.当然,春,夏,秋,冬とその居場所や水深は変えるのでしょうが,100kmも移動したりする魚ではない.ということです.
こういうことは有明海のハイブリッドスズキ(タイリクスズキとマルスズキのハイブリッド)の分布が有明海から出て広がってこないことからも想像できますね.
つまり・・・これらもあんまり一箇所で釣りすぎると資源枯渇を招くということだと思います.

ヒラスズキの採捕記録と移動距離

このデータはかなり興味深いです.
N数は多くありませんが,最も離れているもので180km! ついで135km,120kmと続きます.コレだけ見たらなんの回遊魚だ?ってレベルで移動するんですねヒラスズキって.

しかし・・・その他のデータでは数年経って再補されても移動距離0kmや数kmのモノも大多数あります.

はたしてこのデータが意味するものは・・・・.
一説によるとヒラスズキには居付き型と回遊型の2種類がいるという人も居ます.
回遊性アジと居付き型アジみたいなもんですね.

実際に水深50mほどの場所でジギングをやっていてヒラスズキが釣れたというのも聞いたことがあります.

何かあるんでしょうね・・・.
私は全く想像もつきません.

ヒラスズキについて,居つく魚ではないという人は居て,何本抜いてもまた新しい群れが入ってくるからOKという人もいますが,このデータを見る限り,たしかに回遊性のヒラスズキはいるようで,それらがはいってきて居つくことはあるのかもしれませんが,その他多くのデータはヒラスズキもまたマルスズキと同じようにある特定の場所に居つく魚であるので,あまり抜きすぎると釣れにくくなるのかなぁと思います.

青物の再補記録と移動距離

青物も数は多くありませんがいくらか再補記録があります.
ブリやヒラマサなど・・・・.
カンパチの記録がないのが残念ですね.誰かカンパチのタグアンドリリースを積極的にやらないかなぁと思っているところです.お前がやれって話かもしれませんが・・・.
ブリの一番距離が長いもので460kmというのがありますね.
しかし,数年経って同じ場所で捕獲されているブリもおり・・・.
これもまた面白いデータだなぁと思いました.

今回はこういうデータがあるよ!というご紹介でした.
データについてはせっかく公表されているのだから色々見てみてから私も考えてみたいと思います.

でわ!


2016年11月7日月曜日

16オシアジガー 3000HG発売決定の模様

どうもです.
フィッシングショーで発表されるかと思っていたオシアジガーの大型番手ですが,どうやら年内に発売される模様です.

ソースは前回同様,いのまた釣具店さんのブログ・・・.
ですが?元の記事が削除されてしまった模様.
フライングしすぎましたかね?

他の釣具店もポロポロと情報が出てきました.
ささき釣具もリールが安い店ですが,既に予約を承っている模様.
http://www.sasakitsurigu.com/online_shop/sys/catalogue.cgi?me=detail&ma=&mp=shi_03784

駿遠釣具さんのブログでも案内されてしました.
http://sunentsurigu.hamazo.tv/e7111666.html

私としては3001HGを出してほしいのですが無理ですかね!?
出ないかなぁ.3号が670m巻けるスペックは魅力的ですね.

ナロースプールのほうが使い勝手はよいので,4000NRとか5000NRとかも出してもらっていいんですが,どうせ左はないんだろうなぁとか思うと鬱々としますね.

日本人の左利きの割合は約10%.
つまり10%の人をターゲットにわざわざ工場動かさねーよ?
ってことでしょうかね.

なんとも世知辛い.

ちなみに16オシアジガー3000HGは年末に発売とのことでした.
基本的にはオシアジガーリミテッド3000と同じですが,ドラグがリバースチューンじゃない模様.まぁ,リミテッド3000を作っていたぐらいなので,新設計というわけでもなく,作るのは簡単ですし,リミテッド3000がプレミア価格で取引されていることからも,今回の発売は妥当だと思います.

ちなみにリミテッド3000の数値ですがスペック.

16オシアジガー3000HG

ギア比:6.2:1
自重:610g(リミテッド3000HGの数値)
ドラグ:10kg
スプール寸法:60/39mm
最大巻き上げ:117cm
糸巻き量:PE3号ー670m,5号ー400m

基本的にはジガー2000のワイドスプールバージョンです.
スプール寸法の高さが2000と同じ60mmなので.
故に最大巻き上げ長さもジガー2000のHGと同じです.

これだったら,2000は左巻きもあるんだから,3000も左巻き作ってよ!とそう思うわけです.

ということで,みなさんご存知かもしれませんが,またしても予想は1つ外れたということですね・・・・.悲しい.








2016年11月5日土曜日

キス釣り的なファミリーフィッシング!カヤックも出るよ.

10月中旬のお話です.
友人から誘われまして,ファミリーフィッシング的なものにホイホイと行ってきました.
私にファミリーは居ませんけども・・・・.

ファミリーフィッシングって言えばみなさんはどういうものをご想像されますか?
ワタシ的にはサビキでアジ釣りっていうのがパット思い浮かぶんですが,初心者でも釣れる少しランクアップした釣りと言えば・・・キス釣りです.

キス釣りは簡単にできるのもありますが,奥も深く,キャストもしないといけないため,初心者からのステップアップとしては非常に良い釣りだと思っています.
釣れないと面白くはないですよね.キス釣りはピンギスを狙ったりすれば初心者でも割りと簡単に釣れるので,良いです.

まずは漁港.次に浜という感じで渡り歩きました.

ファミリーフィッシングでエギング?

で,今回,みなさん私が教えなくとも釣りができる方なので,
その隣や近くでなどでエギングをしていました・・・・.



釣れませんねぇ〜.
久しぶりのエギングなので釣りたかったですが,色々な理由で撤収.


サーフからショアジギング

次は浜でキス釣り!



の隣でジグをぶん投げてみます.
なかなかの遠浅でして・・・おそらく100m行っても水深は3mぐらいか?

500mぐらい沖合で小型青物のナブラが起きています.
浅場にベイトがさしてきて,それに小型青物がつくと,あー秋だなぁって感じます.
こっちに寄ってこないかなぁ?と思っていたら,ギリギリ射程内に!
120mぐらい投げて,着水直後から巻きます(水深3mぐらいなんで).
小型青物ヒット.正体はヤズでした.

ナブラ起こしてたのはサゴシっぽかったんですが,混じってるんでしょうね.

その後ナブラは遠のきました.

強風でカヤックを出す

本当はカヤックを出す予定ではなかったのですが(風が7m〜8mぐらい,陸から沖に向かって吹いています.),陸から沖に向かう風なので,波はないですが,風はすごいです.
沖合1.5kmも行くと海は真っ白です.


カヤックは出しません!とずっと言っていたのですが,ナブラの正体が気になるのと,どうしてもカヤックで釣りをしているところが見たいと言われ,
1.ずっとカヤックを見張っていること
2.もし何かあれば近くの漁師さんに連絡してもらうこと

を伝えて最低限の装備で出撃しました.
クーラー無し,のフラッグ無し,魚探無しです.
ロッドは1本です.

この風だったら絶対に出ません!と難度も念押ししつつ・・・エントリー.
まぁ,岸から300mまでが行動範囲かなと.

そして300m先まで行きましたが,海底普通に見えてました・・・.
こんなに遠浅だったんだ?と思い,ナブラが射程内に!
ジグキャスト速攻ヒット(サゴシです)
一端浜に戻り,クーラーボックスに魚を入れます(笑.

もう1匹ぐらい釣ってみるか?と思い,今度は200mぐらい沖合でナブラに遭遇.
1キャスト,1ヒット!(ネリゴです)

調子に乗ってもう1回・・・・あっ・・・サゴシに切られました.
ということでストップ.
時間にして10分たらずの出来事で,3キャスト,2キャッチ,1ブレイク.
ま,サゴシは仕方ないです.

近くでナブラをみた感じ,ハマチクラス,サワラクラスも見えましたので,そちらをヒットさせたかったですね.

だがしかし・・・・強風はやはり危険です.
時折10mクラスの風が吹きます.
うまくパドルを風を切る向きにしないと,パドルごと体持っていかれます.
カヤックは流れはなにも無いのに2ノット近いスピードで沖合に流されます.
本当に危険です.

完全に風裏なんですよ(風は吹いてはいますけどね).
水面は比較的おだやかですけどね.

結構あれた海況で海に出られる方がいらっしゃって,いや絶対危ないから・・・と思いつつ,私が危ない海況で出たことが無かったです.
「そんな危ない危ないってお前は言うけどさ,お前はどんなもんか知らないだろ?」と言われても,たしかに返す言葉もない.
いやー,そうはいってもなぁ危ないもんに突っ込んでいくバカがどこに居るんだ?と思っていました.
で,今回,やっぱりバカは馬鹿なんだなと確信しました.

見張りが3人居て,知り合いの漁師さんも近くにいる状況だったので,今回は出てみましたが,同じような海況ならまず出ないですね.

みなさんも海難事故にはお気をつけください.

釣果:ヤズ,サゴシ,ネリゴ

ヒットジグ:シマノコルトスナイパー 60g


2016年11月3日木曜日

シマノペブルスティック 安いオススメジグ

どうもです.
シマノのペブルスティック.

http://fishing.shimano.co.jp/product/lure/4218
こちらの商品.

昨年に発売されたシマノのメタルジグ
オシアスティンガーバタフライペブルスティック

80gから350gまでラインナップされております.

お値段は税別で以下の通り

80g:1,380円
100g:1,550円
120g:1,650円
150g:1,790円
200g:1,870円
260g:2,220円
300g:2,490円
350g:2,650円

やすいと言っても激安ではありませんが,十分に安いように思います.
だいたいのお店で10%割引で売ってあることに加え,たまにさらに2割引きになるので,たいだい28%OFFぐらいで買えるのかなと.

カヤックのジギングだと大体100g〜200gぐらいを重宝しているので,そのあたりのグラム帯が非常に安いのが助かっています.

ちょっと流れが悪いときなどは木の葉系を落としたりもしますが,これ一本でだいたい事足りることが多いように思いますね.

見た面は・・・ディープライナーのスパイ5とスパイナローの中間ぐらいであたかもパク・・・・(ゲフン.って感じはしますが,そこはしょうが無いです!同じような性能を突き詰めていけば,同じような形になってくるのは仕方のないことかなぁと.
大人の事情も色々あるのでしょう.

特に100g〜200gをカヤックではよく使っていますが, 落ちよし,抜けよし,飛びよし,フォールよしな感じで,どれかに特化してるわけではないんですが,いろんな項目が及第点以上あります.操作している感じも良いです.
慣れてくると,スライドの幅,フォール姿勢等もコントロールできるようになってきます.
上げて落とすことしかできないようなジグもありますからね.
そういうある一点に特化したようなジグはハマればむちゃくちゃ釣れますが,はまらなければなかなか使うのは難しいですし,オートマチックな釣りになりがちです.
釣りの腕を磨きたいならやっぱりマニュアル操作を覚えるほうがいいのかなぁと思っており,そういう方にペブルスティック.オススメです.

もちろん,価格を考慮しなければ別のメーカーのジグもオススメはできますが,価格まで考慮した場合(値引率含め),ペブルスティックが一番なのかなぁと思います.

安いだけのジグならばペナジグなどもありますけどね.釣れますけど・・・・けど・・・・.

とまぁ,私は色々言うよりはプロの方の話を聞くほうがためになりますよね?
ってことで動画貼っておきます.

概ね,おっしゃってることにはAgreeです.





[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]



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2016年11月1日火曜日

漁船・遊漁船の燃費!と節約方法


どうもです.
船欲しい船欲しいと言っている私ですが,まぁ,それは10年後・・・・.
10年間を見据えた長期計画がある模様です.

さて,今日は漁船の燃費について書きたいと思います.

遊漁船の料金を釣りをしない一般の方に言うと,ほぼほぼ「高いね!」という返事が返ってきます.一般人的な感覚で言えば,そうなのかもしれません.
しかし,遊漁船業を営むには色々な経費がかかってきます.

船があるから経費ゼロで出船できるわけではありません.
ドッグに上げて船底をきれいにしたり,エンジンオイルを交換したり,その他の消耗品を交換したり,色々なところで経費はかかります.

そんな経費のうち,大きなウェイトを締めているのが「燃費」だと思います.
漁船,遊漁船のおおよその燃費やまたその節約方法について忘備録的に書いておきたいと思います.

水産総合研究センター水産工学研究所の漁船漁業の省エネルギーに向けてというファイルを基に説明します.
http://nrife.fra.affrc.go.jp/seika/syouene/guide.pdf

漁船燃費の単位

そもそも,車であれば,燃費の単位に km/Lという単位を使いますよね?
車で燃費は?と聞かれて,15kmぐらいだねぇ.なんて答えると,基本的にはガソリン1Lあたりの走行距離を示しているなと車やバイクに乗る人ならすぐに分かるわけです.
では,漁船の場合,普通どういういい方をするでしょうか?
漁船の場合,よく使われる,燃費の単位は L/hです. つまり.1時間あたりに消費する燃料の量を燃費と呼びます.
なので,燃費どれぐらい?と言われて,50Lだねぇ.なんていう回答になるわけです.

しかし,当然ながらエンジンの回転数(スピード)によって,燃費というのは変わるわけなので,◯◯ノットで50Lや◯◯回転で50Lといったほうがわかりやすいですね.

ということで単位がわかったところで,実際のデータを見ていきましょう.


漁船の燃費色々

※船の大きさは基本的にトン数で表します,また,トン数の中でも総トン数(Gross Tonnage:GT)を使用します.ま,簡単に言えば容積ですね.

参照pdfの一番最初の項目に4.9トン型の一本釣り漁船というのが出てきます.
だいたい船の長さにして45フィート〜50フィートぐらいと思えばOKです.
遊漁船で言えば,片舷4人〜5人乗る船ですね.

これをみると,14.5ノットで約50L/h,13.5ノットで43L/h,12.5ノットで37L/hとなっていることが分かります.
1ノットというのは1.852km/hです.1時間に1海里進む距離.
つまり,皆さんの慣れ親しんだ単位に換算すると.
14.5ノットは26.854km/h
13.5ノットは25.002km/h
12.5ノットは23.15km/h

となり,それぞれの1時間あたりの燃費が50L/h,43L/h,37L/hということなので,
燃料1Lあたりの燃費を算出しますと

14.5ノットで 0.54km/L
13.5ノットで 0.58km/L
12.5ノットで 0.63km/L

ちなみに,一日に200km走るとして,走る時間は
14.5ノットで7.45時間
13.5ノットで8.00時間
12.5ノットで8.64時間

次に,4.9GTのきんめ船の燃費が出てきます.
ここでは
20ノットで82L/h
19ノットで75L/h
18ノットで68L/h

となっており,馴染みの燃費に換算すると
14.5ノットで 0.45km/L
13.5ノットで 0.47km/L
12.5ノットで 0.49km/L

となります.1時間あたりそんなに燃料使うの?と思われたかもしれませんがこんなもんです.我々は車に慣れすぎているので.

ちなみに200km走るとしたときにかかる時間ですが
20ノットで5.40時間
19ノットで5.68時間
18ノットで6.00時間
となります.2ノット落としても,0.6時間,つまり36分ぐらいしか違わないわけです.

※ちなみに200kmというのは鹿児島でいえば,例えば串木野と宇治を往復するぐらいの距離です.実際川内ー宇治間はもう少しありますが,おおよそで言えばとなります.

では200kmでどれぐらいの燃料を使うのか?というと?
先に出てきた,一本釣り船で言えば
12.5ノットで320L
13.5ノットで344L
14.5ノットで372L

きんめ船で言えば
18ノットで407L
19ノットで426L
20ノットで443L

となります.まぁ,大体,400L前後ですね.これは行き帰りだけでの話しで実際の遊漁船はポイント移動も多いですから・・・・結構な燃料を使うということがわかると思います.

また,これは比較的小型な船です.もう少し大きい船の例がその下に出ています.14トン級の引き網漁船です.船体としては70フィートクラスです.
イメージとしては宇治とか男女とかの瀬渡し船よりは3mぐらい小さい船体ですね.

こちらは
20ノットで116L/h
19ノットで103L/h
18ノットで91L/h
ちなみにグラフからその他のノットも読み取ると
16ノットで68L/h
14ノットで48L/hとなります.

これらをまた馴染みの単位に換算すると
20ノットで0.32km/L
19ノットで0.34km/L
18ノットで0.37km/L
16ノットで0.44km/L
14ノットで0.54km/L

となります.
20ノットで航行すれば200kmでも626Lも燃料を使います.
 
船のことをあまり知らない人はびっくりしますよね.最強の車ブガッティ:ベイロンの400km/hで走行時でさえ,0.8km/L は燃費があると言われています.巡航時では5km/Lとも・・・.つまり,漁船はベイロンの10倍ぐらい燃費悪いわけです.

とまぁ,少しイメージをわかりやすく書いてみたつもりですが,回転数を下げて,ゆっくり走れば,燃費は向上するということが分かりました.

遊漁船でもゆっくりしか走らない船もあれば飛ばす船もあります.
ゆっくり走ってる船が居ても,節約のためにはしょうがないんだなと思いましょう(笑.

仮にの話ですが,1航海あたり,10000円(100Lないぐらい)燃料代が違うとして,年に100航海でればそれだけで100万経費が違うことになりますから・・・.大した額ですよね.それにエンジン回せばそれだけメンテも早くなりますしね.

ちなみに・・・・私がカヤックにつけているジェイモ1馬力くんですが,全開走行時は30分ちょっと持たずにで450mlが空になります.たいだい,1hあたり1Lですね.そして,走行はだいたい8km/hぐらい出ますから,燃費は8km/Lぐらいです(笑.
いつもはハーフスロットルの5km/hぐらいで走ってます.これだと10km/Lぐらい持ちますね.相考えると,ジェイモくん,1馬力の2サイクルですが,そこそこ燃費良いですね.船が軽く,スリムだからでしょうか.


その他の低燃費化手法

この記事では漁船のおおよその燃費をお伝えしたかったのですが,その他の低燃費化手法について参考pdfに基づき簡単にまとめます.

・船床やプロペラまわりの掃除
船体やプロペラの掃除をして,149GT級の大型マグロ漁船の例ですが燃費は12%向上したとのこと.

・軽量化
漁に使う道具などを軽量化して積載量を減らす.
1時間あたりの燃費が8%向上したとのこと(大型の39GT級の旋網漁船で7.6トン削減した場合ですが・・・)

・可変プロペラピッチ
小型漁船には基本的に搭載しないとおもいますが,可変プロペラピッチにおいて,マニュアルで切り替えを実施した場合,大型船であれば3%〜10%削減できるとのこと.

・プロペラフィン
プロペラの前方,後方にフィンをつけてプロペラが生み出す動力を高効率化した場合,3%から5%の削減ができるようです

・船体(船床)付加物の抵抗
魚探などが突出して抵抗となっている場合,これらを適切な形にすれば,数%〜10%の燃費削減となるようです.

・プロペラガードの楕円化
ロープ巻き込みなどを防ぐためのプロペラガードですが,これをなるべく抵抗を減らすように楕円形にすると約15%の馬力節約ができるようです.これは小型船にも当てはまりますが,そんなにガードをつけている船いないですよね.ちなみに楕円形にしてもプロペラガードが無い場合とある場合では20%ほど馬力を上げないといけないと言われているようです.

この他にも色々と施策が書いてあり,面白い資料なので,ご興味あられるかたは是非本体資料を御覧ください.

にしても,漁船の燃費って車に比べるとなかなか悪いですよね.

でわ!