2017年8月18日金曜日

スロージギング,スローピッチに関する誤解

どうもです.

スローピッチとか呼ばれている釣りを考案された方々がどう考えていらっしゃるかは不明ですが,この釣りには非常に誤解が多いと思っています.

私が直面して来た誤解一覧をご紹介します.

1.遅くしゃくる釣りである

これは間違いだと思っています.
名前がスローなので,遅くゆっくりネチネチシャクる釣りだと思われている方がいらっしゃいますが,そういう釣りだけではないです.もちろん,ゆっくりシャクることがいいこともありますが,昔ながらの速い巻きの動作も入れて良い釣りです.

2.専用の竿が必要である

これも間違いだと思ってます.
エバーグリーンのポセイドンシリーズという竿でなければならないという考え方やその他それに影響を受けた流れの竿いわゆる,スローピッチ専用ロッドでなければこの釣りは出来ないと考えている人が多いようです.
全くもってそんなことはないと思います.特に鹿児島においては深場のジギングとなることが多いです.水深も100m〜300mそういう水深でカンパチやマハタなんかの大型魚を狙います.そのような場合には昔のジギングロッドが活躍することも多々あると思っています.
MCワークスやダイコー,FCLラボ,硬めの竿でなければちゃんとジグが動かない状況は存在すると思ってます.竿については好きな竿を自分の自由な発想で根拠を持って使えばOKだと思ってます.

3.細い糸を使う

これはいっつもブログで言ってますが,必ずしも細糸を使う必要は無い釣りだと思っています.
狙う魚,海域,使うジグ,ハリ・・・いろいろなものをマッチさせてこそのタックルですから,糸自体の細さに拘わらなくても良いと思います.
細糸を使いたい人は使えばよいとも思いますが.

4.非常に特殊な釣りである,今までにない釣りである

スロージギングとかスローピッチとか呼ばれている釣りにはなんら特殊性はありません.
いわゆる普通のスピニングの速いジャークの釣りをやってた人でも意識していたフォール.
これをより意識した釣りというだけだと今でも思っています.
フォールを意識するだけでそれはスロージギングとかスローピッチとか呼ばれている釣りになると思います.なので,スローは・・・・とかハイピッチは・・・・とか本来は簡単に区別できないものだと個人的には思います.

5. 第一人者の真似をしなければならない

これはスローピッチ,スロージギングに限った話ではないのかもしれませんが,第一人者と呼ばれる方がいらっしゃいます.そういう人の言うことがすべて正しいと思ってその人の言うとおりの釣りを展開する人がスローピッチやスロージギングをやっている人には多いなぁという印象を持っています.
特にメーカーに近い人間ほどその傾向があり,某メーカーに近い人は細糸を使いたがり,また某メーカーに近い人は本当にギリギリの釣りをしたり・・・.
ちょっとメーカーの人に言われたからといってその通りのスタイルになってしまう.そういう人が多いなぁという印象です.
ジギングってもっと自分で試行錯誤して,自分の行く海域と向きあって,既存の釣りに囚われること無く,自由にやっていいもんだと思うんですけどね.
コピーをやめて自分のオリジナリティを確立できてこそ釣りは面白くなると私は思ってます.

6.ジグには「使い方」がある

このジグの使い方は〜.などとたまに説明されているのですが,使い方なんてものは無いです.入力に対するジグの反応があるだけです.こういう入力を入れれば,こう動きます.フォールアクションはこんな感じです.っていうのがあるだけです.
なので,1つのジグでもいわゆる「使い方」というのは「無限」に存在すると思います.なので,使い方なんてものは無いです.
このジグはどうやって使うんですか?なんていうよくわからない質問をされるかたがいらしゃいますが,糸を巻いたリールを竿にセットして,シャクったり,フォールさせたりするだけですよ?それを考えるのが楽しいんじゃないですかー.って感じです.

7.楽な体力を使わない釣りである

スローピッチは楽とか体力を使わないとか思われている方がいらっしゃいますが,そういう釣りもありますが,必ずしもそういうわけではないと思います.
200m以上のディープでカンパチなどの大型魚を狙う場合,そこそこ太い糸にの複雑な潮流で500g〜800g,1kgぐらいまで使う釣り.こういう釣りはかなり体力の必要な釣りだと思います.なので,スローピッチ=楽,簡単,体力は必要ないというのは必ずしもそういうわけではないと思ってます.

とまぁ,適当に羅列的に書いてみましたが,スローピッチやスロージギングと呼ばれる釣りは最初のコマーシャルがよくなかったと思っており,いろいろな誤解や間違いが蔓延していると思っています.
もっと自由に柔軟に,魚を掛けて獲りに行くというという釣り本来の楽しみ,意味に立ち返って,それをどうやったら体現できるか?をみんなが考えるようになれば良いなと思います.

でわ. 

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2 件のコメント:

  1. はじめまして、初めてコメントさせて頂きます。
    文章に対し同感です。
    魚にしてみれば、どんな格好、どんなタックルだろうが関係ないし、分からない事だと思います。
    その日、その場所の魚に全てを合わせられるが重要でジグの形状、重さはその為の道具だと思っています。
    ただ格好やタックルの自己満足は、釣りを楽しむ為にも大事な事かな。とも思います。
    いつか船一緒になったら声かけますので、その時は宜しくお願いします。

    すみませんが、記入者欄は方法がよく分からないので匿名にしました。

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    1. コメントありがとうございます.
      記入者のところは匿名の一つ上の名前/URLを選んでいただいて,名前(ニックネーム)を入れていただければOKです.このブログサービス,そのあたりが分かりにくいんですよね・・・.いじっても今のところ替えられそうになりです.
      型にはめないで自由に楽しんでいきたいですね!(もちろん自己満足が大事です.周りに迷惑をかけなければ.
      是非,一緒になったときは一声かけてください.
      私はいろんな船に乗るので,なかなかご一緒する機会は無いかもしれませんが・・・.乗船予定などはお問い合わせいただければお教えしますので,必要であればLINE@かメール,Facebookメッセージなどでできいて下さい!
      よろしくお願いします.

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