2015年10月28日水曜日

スロージギングの定義?(スローピッチジャーク)

はて.ここ1年(正確には11ヶ月ぐらい),なんちゃってなスロージギング「も」やってきたわけですが,結局,スロージギングの定義って何?普通のジギングと何が違うの?

とよく考えていました.でもやればやるほど,ハイピッチとい言われるジギングと本質的には変わらないと思ってきています.


スロージギング「しか」しない人の中でもごく一部ですが,スピニングを使ったいわゆる「普通の」ジギングについて,
「釣れない」とか「疲れる」とか「旧時代的な釣り」とかいう人が居ます.まぁそういう人はなんでも型にハメないと考えられない人なのかなぁと思いますが,そういう人にこそ聞いてみたい,スロージギングの定義ってなんですか?と.

呼び方も多い気がします.

・スロージギング
・スロー系ジギング
・スローピッチジャーク
・スローピッチジギング

などなど・・・・.

で,よく調べてみると,スロージギングとスローピッチジャークは違う!!
という人も居ました.

そうなってくるともはや意味が分かりませんね.

ここで,
幾つかのHPに乗っていた「定義」を紹介したいと思います.

http://homepage3.nifty.com/hirakatatomomaru/slow2.html

スローピッチジャークとは、ジグをリールの初速とロッドの反発力でジグを弾き
スロー用のジグを弱ってるベイトに魅せて リアクションで喰わせる釣法です。


http://www.fishing-you.jp/item_list/c1-20_c2-18.html

その名の通り、比較的ゆっくりとしたジギングです。とはいえ、ただ単に”ゆっくりとした(スローな)ジギング”というものではありません。 また、スロー=根魚釣りと捉えている方もおり、従来のジギングをそのままゆっくり行うものと思っている方もおられます。 スローなシャクリによって平べったいジグを思い通りに泳がせるのが最大のポイントとなり、回遊魚から根魚までなんでも狙えるのがスロージギングです。


http://ameblo.jp/north-cast/entry-11488007341.html

スロジギと言うのは、ライトタックルでジグを底まで落とし
ロッドを動かさずに、リールを1回転や1/2回転、1/4回転で
底から5m位を探る釣りになります。
どちらかと言うと根魚向けの釣りになります。



対して、スローピッチジギングとは・・・
 1.スローピッチ用ロッドを使用し底までジグを落とす
 2.着底後ハイピッチで5~10m巻き上げ
 3.その後にスローピッチで誘う
   スローピッチ=1回転・1/2回転・1/4回転・1/8回転等無限…
   回転は1回転であろうが、1/4回転であろうが1秒間に1アクション
   ロッドで軽いアクションをおこしジグをスライドさせる。
 4.状況に応じ、スローピッチで数回誘う(喰わせるタイミングを作る)
 5.その後、再度ハイピッチで5~10m巻き上げ
 6.3同様の誘いを入れる
上記の誘いを水深により1~2セットと行います。


うーん.結局よく分かりませんね.
いう人によって違いますし.

ある人はハイピッチは自分でジグを動かして釣る釣りだけど,スローはジグに動いてもらう釣りだから.
とも言っていました.これも完全に言い表せていないと私は思います.

で,私なりに「とりあえず」ほんとうに「とりあえず」至った結論として

「スローピッチだのハイピッチだのを明確に区別できる定義は無い」
「無理やり言うなら,【フォール】でも誘うのがスロージギング」

でもこれって,昔からやられていたし,何も特別なことではないと思います.
昔,すごく「ごく一部」で神話的に言われていた,
・ゆっくり動かすと見切られるからダメ
・フォールは見切られるからダメ
というようなことを信じていた人は,スローは画期的!と思ったかもしれませんが.

明確に区別できないという点について,
例えばカンパチを狙う場合,このスロージギングのパイオニアと言われているような人たち
(佐藤統洋さんやディープライナーのスタッフの方々など)の釣り方を見ていても,速い動きで追わせの動作を入れていること「も」あると思います.
結局,追わせてから,食わせるか?つまり「食わせの間」をどう演出するか?というのが肝なんだと思います.もちろん,追わせるのも重要です.

ディープライナーの東村さんも動画でスロースキップについて説明するとき,スロージギングという言葉は特に使わず,
「このジグは上げだけではなく,落とし込みでも誘ってやる」といういうコンセプトです.とおっしゃっていたと思います.
この言葉がすべてかなと個人的には思いました.

いわゆる「ハイピッチ」と呼ばれるようなジギングでは追わせるための「上げ」のアクションや速度,ピッチなども重要ですが,結局一番重要なのはこの「食わせの間」だと思います.
そのため,ジグが一瞬停止する瞬間やイレギュラーなフォールというのは数を釣る人なら絶対意識していることだと思います.

いわゆる従来から行われてきたハイピッチジギングより「比較的」ゆっくり(スロー)に動かすことで
スロージギングとはそういう「食わせの間(ステイ,フォール,フォール中のイレギュラーなど)」をより明確に,意識できるようした釣り.
と言えるかもしれません.

やはり,どちらも「ジギング」なので,肝は同じだと思います.
スロー「しか」やらない人たちの「一部」が「ハイピッチ」と一纏めにしている釣りの中にもいろんなジャークパターンがあります.
ワンピッチショートジャーク
2ピッチジャーク
フラップジャーク
ベベルジャーク
平戸ジャーク
丹後ジャーク
おっさんジャーク(ロングジャーク)
他にも色々・・・

それぞれに色々なスピードがあり,コンビネーションがあり,手数としてはほぼ無数にあります.

スローピッチジャークと言っている人たちで分かっているひとは,おそらく,こうしたいわゆる「ジギング」の中のいちジャークとして位置づけているんだと思います.私もどちらかと言えばその立場です.

もちろん,スローの中にだっていろんなジャークは有ると思います.1ピッチ,1/2ピッチ….etc
でもそれはやはり「ジギング」という枠組みのなかで,ごく一部の人が「ハイピッチ」呼んでいる釣りと根幹の部分でコンセプトは変わらないと思っています.

なんにしても,スローを毛嫌いしている人たちもスローを一度やってみるとわかると思います.
「なんだ,本質は何も変わらないじゃないか」と.
スローをやる人たちもハイピッチをやってみるとわかると思います.
 「なんだ,本質は何も変わらないじゃないか」と.

もし,そう思えない人が居るとしたら,それは少し頭が硬いか本当の意味での初心者だと思います.

まぁ,そういうことを言い出すと,ルアーの釣りという観点で本質はすべて変わらないのかもしれません.

でわ.

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4 件のコメント:

  1. 初めまして、ホライズンで飛んで来ました。
    ホライズンが太刀魚テンヤに良さそうだから、、、なんてアウトローな考えですが、本質は変わらない、、納得です。
    ジギングは初心でこれからなので、毎日読んで勉強させて頂きます。

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    1. hhdviolaさん
      どうも,コメントありがとうございます!
      タチウオイイですね.私,記事にもしましたが,まともにタチウオ釣りってしたことないんですよね.ショアからはタチウオが寄せるシーズンに何匹か釣ったことありますが,オフショアでは未知です.
      ナイトのタチウオジギングなんか面白そうなんですけどねぇ.
      私も,初心者のようなもので,あまりためにならないかもしれませんが,見ていただけると嬉しいです.ありがとうございます.
      よろしくお願いします.

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  2. はじめまして

    今さらですが
    スローピッチジャークを一言で表すならラインの伸縮を使う
    これです
    PEラインもリーダーも糸は伸びます
    低伸度PEで水深100mで30から40cm伸びていると言われております
    普通のジギングではラインが伸びて思ったようなアクションが出ない
    こういう時にまずリーリングか竿をジャークしラインを伸展させます
    次に伸びきったラインをリーリングかジャークで更に引っ張り力を伝えてジグをアクションさせます
    これに各種フォールを組み合わせ深場でもジグを魅力的にアクションさせる
    簡単に言うとこれがスローピッチの正体です
    伸展させ更に引っ張ることで1/2ピッチジャークなどは実現しております

    この事からスローピッチジャークは深場の魚(カンパチや根魚、キハダ、ビンチョウ、タチウオなど)には有効ですが鰤、ヒラマサなどの比較的浅場の魚には不利で見きられてしまったりジグの速度が速すぎてジグを魚が見失ってしまったりしてしまいます
    鰤ヒラマサなどを狙うならハイピッチジャーク(佐藤氏のいうスパイラルジャーク)が正解です

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    1. ありがとうございます.最近は全部ジギングでいいじゃんであんまり考えることがなかったです.

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