2017年3月3日金曜日

【旭酒造】獺祭 純米大吟醸


日本酒紹介の第一弾はこのお酒からいきたいと思います.
最初はレビューと言っていましたが,味のレビューは詳しく書きません.なので紹介とします.
というのも味の嗜好は十人十色.場合によっては体調や食べ合わせ等によってかなり異なるからです.まずは飲んでみて自分で判断というのが良いと思います.

山口県にあります旭酒造が醸す「獺祭」.
https://www.asahishuzo.ne.jp/

[かわうそ]の[祭り]と書いて獺祭.
その名前は聞いたこともある方は多いのかなとは思います.
日本酒の年間消費量は年々下がって行っている中,急激にシェアを伸ばしたお酒です.
数年前までかなり売り切れ続出していましたが,最近はわりといつでも買えるようになりました.
純米大吟醸にこだわって製造している点ではちょっと変わった蔵です.
純米大吟醸とは米,米麹だけで作られた(純米)酒のうち,50%以下の精米歩合で低温でじっくり醸した酒(大吟醸)のことを言います.精米歩合というのは米をどれだけ削ったかということです.削ると基本的には雑味の少ない酒になると言われています.

獺祭を推す理由は

・鹿児島でも買える
・比較的安定している品質
・割りと手頃な値段で純米大吟醸(磨き50の場合)
・比較的癖のない飲みくち

とこんな感じです.

・鹿児島でも買える

入手性はかなり大事です.
日本酒というのは小さい酒蔵が醸すいわゆる地酒ですと手に入る範囲が狭まります.
今はインターネットの恩恵でわりと色々な銘柄を簡単に買うことが出来ますが,インターネットを持ってしてもなかなか定価で買うことが難しい商品,そもそも商品自体をネットで売っていないこともある日本酒もあります.そうした中,鹿児島において獺祭は比較的的に入りやすい日本酒と言えると思います.

旭酒造のHPに特約店情報がありますが,鹿児島で買える店はコセド酒店と山形屋となります.

コセド酒店HPはこちらhttp://kosedosaketen.com/
コセド酒店は2店舗あり,だいたい獺祭は切らさずに売ってます.
取り扱う獺祭の種類も豊富ですし,ちゃんと冷蔵しています.
本店には容量の小さいおためし瓶もあります.

山形屋は地下二階の地酒コーナーに売っていますが,常温で種類も少ないです.



・比較的安定している品質

比較的安定している品質というのも,獺祭は蔵を建て替えた際に酒造りにおける各工程でかなり細かいデータまで取れるように測定機器を随所に導入しました.ある意味科学的に酒を作っている蔵です.
そういうところが安定した品質を産んでいるのだと思います.
最後に旭酒造を紹介するムービーを貼っておきますので,詳細はそちらで御覧ください.


・割りと手頃な値段で純米大吟醸(磨き50の場合)

獺祭には様々なラインナップがあります.
https://www.asahishuzo.ne.jp/products/items/item.html
こちらに定価も書いてありますので,ぼったくられないように要チェックです.
Amazonなんかだと,今でもボッタクリ店は存在します.
通販でも定価で買えるところは増えました.
通販で購入される方はHPの定価を見比べてから買うことをオススメします.

値段ですが, 一番下のランクの純米大吟醸50が箱無しで
1.8L/3,078円 720ml/1,539円
300ml/642円 180ml/410円
と純米大吟醸のなかでは比較的手頃な買えます.磨き50のなかでは標準的な値付けです.
お試しの方は300ml,180mlでOKと思います.
磨きの割合が上がっていくと値段も上がっていき,家庭で比較的短期間で飲みきりやすい4合瓶で比較すると
純米大吟醸50 1539円
純米大吟醸 磨き三割九分 2418円 →遠心分離 3780円
純米大吟醸 磨き二割三分 5142円 →遠心分離 8100円
磨き その先へ 32400円

と精米歩合が高くなるにつれ値段は高くない,最上級品の「その先へ」はなかなかの値段がします.
もし,純米大吟醸50を飲んでみて,気に入られた方はその上のグレードも飲んで見られてはいかがでしょうか?
私はまだその先へは飲んだことがありません.
スパークリングなんかもあるので,そっちが好みという方も是非.

また,HPに乗っていない季節限定酒もあります.
今の季節ですと,生酒の寒造早槽があります.4合瓶で1650円ぐらいです.生は生でまた違った味わいなので,飲み比べもオススメです.

・比較的癖のない飲みくち

日本酒と言えば,飲まれない方のイメージとして悪酔いするとか二日酔いになりやすいとか古臭い等のイメージがあられるかもしれません.
安い酒の全てが悪いとは言いませんが,コンビニなどて売っているワンカップ酒のイメージを持たれている方もいらっしゃるかも?獺祭をはじめとした純米大吟醸はそういった酒とは一線を画する日本酒です.
スッっと入ってゴクッっと飲めてしまう.そんな感じです.
獺祭50はちょっとはアルコール感もありますが,比較的アルコール感は抑えめに感じてもらえると思います.
それでいてほどよく気持ちよく酔えます.
とりあえず,最初入るなら一番入りやすいかなと個人的には思います.
意外と女性にも人気のように思います.

お店で飲みたいな.という方は天文館の日本酒Bar桜に行けば,よっぽどのことがない限り置いてあると思います.
日本酒Bar桜 Facebook
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立ち飲みバーなので,軽く二次会で一杯でも.
しかし,できれば最初は酔ってない状態で飲んで欲しいです.
焼酎がメインの鹿児島にしては珍しいお店です.

また,全国の方は旭酒造のHPから獺祭の買える店,飲める店というのを検索することが出来ます.
https://www.asahishuzo.ne.jp/bar/index.html

ご活用ください.

日本酒ってまともに飲んだこと無いな?とお思いの方にこそまず飲んでもらいたい酒です.
そんな方はできれば磨き3割9分か2割3分を飲んで欲しいです.50はちょっとだけ癖はあります.その癖も好き嫌いだと思いますので,獺祭を飲んでまずい!合わない!と思った方でもこれが日本酒のすべてだとは思わないで欲しいと思います.また逆に,獺祭が一番旨い酒かどうかは人によるとおもいますので,これが一番だ!という感じでオススメしているわけではないことも分かっていただければ幸いです.

最後に動画紹介.なかなかビジネスマンな桜井社長です.
私は好きです.

でわ.


獺祭は結構海外でも人気の日本酒になっています.
癖は無いわけではないですが,飲みやすことから,JALのファーストクラスにおける提供酒ともなっています.






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2 件のコメント:

  1. 新たな日本酒の話待ってました!獺祭いいですよね。自分は山口県在住なので、獺祭も飲めますが東洋美人を飲むのが多いかもしれません。山口県は案外日本酒の産地だと思いますので飲まれてみてください。

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    1. コメントありがとうございます.
      まずは有名なところから.山口は良い蔵元多いですね.
      萩の澄川さんの東洋美人,私も今冷蔵庫に1本ストックしてありますよ.こっちでは特約店がないので,購入機会は減っていますが,安定しながらも挑戦もしているそんな蔵ですね.澄川社長は獺祭も普段のみすると公言していました(笑.
      他に山口だと冷蔵庫には貴がありますよー.(宇部の永山本家)貴はこちらに特約店があるのでたまに買っています.他にも福岡に居た頃は五橋や雁木なんかも飲んでました.他にも色々ありますが,キリがないですね.

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