2016年1月19日火曜日

カンパチの生態を考える:生殖行動のトリガー

カンパチ.
私が今,最も追いかけている魚の一つです.

釣りたいのもありますが,この魚について色々と「知りたい」
という気持ちもあります.

色々と調べていくと面白いものです.

今から10年ぐらい前でしょうか?
今が平成28年ですから,平成18年,「カンパチ21」というプロジェクトが発足しました.

この経緯について,簡単に説明しておくと,
カンパチの養殖のための幼魚というものの殆どは「中国産」です.
しかし,この中国産のカンパチ養殖種苗が「アニサキス」に感染しているという事件が・・・.普通,カンパチにアニサキスは感染しないのですが・・・.やはり中国クオリティ・・・・.

ということで,やっぱり日本で人工種苗を作って,安全性を確保せにゃならんね!

となったわけです・・・・(ものすごく端折っているので,もっと知りたい方は調べてみるのもありです)

カンパチ養殖についてあまり知らない方は,え?中国産のカンパチだったの?などと驚かれているかもしれません.

で,問題と鳴ったのは生殖行動のトリガー.
人工種苗とはいっても,卵子も精子もゼロからは作れません.
これらはカンパチくんに生産して貰う必要があります.

私がこの生殖行動のトリガーに興味を持ったのはやはり産卵前の「荒食い」について.
これ,色々な船長に話を聞くと,なかなか一貫した答えが返ってこない.
当然,海域によって産卵時期は異なるのですが,カンパチのシーズンは?
という問いに関しても結構バラバラです.

正直,一年中狙えるというのがカンパチという魚だと思います(笑.

で,皆さん,カンパチ生殖行動開始のトリガーは何だと思いますか?

答えは:日照時間.

私は結構以外でした.普通に考えるなら「水温」なんかだと思うじゃないですか?
違うんですね.カンパチが生殖行動(生殖のための器官が発達を開始する)のは冬至が境になっているそうです.つまり日が長くなり始めると開始する.

もちろん,各器官が本格的に発達しはじめるには水温上昇も必要なのですが,まずは産卵しよう!という気になっていなければ話になりませんよね.

つまり・・・カンパチはいまからの時期,いつのっこみの荒食いを起こし始めてもおかしくないわけです.

この生殖行動に入るトリガーというものは擬似的に日照時間を短くしたり長くしたりする実験(つまり,水槽内をわざと暗くしたりする)でも確かめられています.

こうして考えると,南の方,八重山とか沖縄とか・・は12月〜5月ぐらいまでがカンパチのピークといっているのも日照時間とも関係してるのかもしれません.
また,こちらでも1月からがカンパチシーズンだ!といっている釣り船はあります.何故12月からではないのか?こちらは12月ではカンパチが釣れるぐらいには十分に水温が下がっていますが?こういうのも冬至を過ぎてから生殖行動が本格化するから・・・などと安易に考えてはいけませんが,関係はしていそうな気がします.

まぁ,今回はそういう話題でした.
 
これらの情報は以下のファイルを基に作成致しました.
私の読み間違い等ある可能性もありますので,気になった方は一次ソースでご確認を!
https://www.fra.affrc.go.jp/topics/210722/youshi01.pdf

---スポンサーリンク---



Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...
---スポンサーリンク---


0 件のコメント:

コメントを投稿