2015年10月21日水曜日

村越正海:30年間プロ釣り師として飯を食う.

日刊すごい人に村越正海さんの記事があるのを見つけたのでご紹介します.

記事はこちら
http://sugoihito.or.jp/2014/04/8185/

村越正海

名前はアングラーなら一度は聞いたことがあると思います.
最悪名前が分からなくても,顔を見れば,この人かと思うはず.

そんな村越さん,色々な苦悩もあったと思いますが,プロアングラー(職業釣師)としてはパイオニアな方だと思います.

「何かの釣り」のパイオニアかと言われれば,そうではないのかもしれませんが.
そうではないけど,なんかすごい.そんな人ですよね.

内容が気になる人は是非元記事を読んでください.


”大学を卒業後すぐにフリーで仕事を始めたが、当時はまだ釣りの世界にプロのいない時代だった。”


”文章は1字1円、写真は1枚100円で、初めて原稿料をもらいました。

趣味だった釣りからお金が生まれたことで、未来が拓けたように感じました。”


 ”「釣りというキーワードに関しては何でも任せてください」と言える便利屋を目指してあらゆる種類の釣りをできるようにしましたし、プレーヤー、ライター、ディレクションやプロデュースなど、釣りのことならなんでもできる“釣りのプロ”を目指したのです。”


”私も昔は文章を書くのは大の苦手でしたが、面白い文を書けなくても文法だけは間違えないように勉強したり、新聞を読み比べたりして、トレーニングをしました。

「この道で生きていきたい」という気持ちがあれば努力できるものです。”




やはり,30年この道で食べてきた人の言葉というものは重いような気がします.

その釣りの幅の広さたるやルアー釣りだけには留まりません.
最近はルアー釣りでの露出が多いので村越正海=ルアー釣りのパイオニア
などと勘違いされている方も見受けられますが,違います.

エサ釣りもされます,磯釣りも沖釣りも.

さらには海釣りしかしないと思っている人もいる.

それはもちろん,最近は海釣りでの露出が多いですが,鮎釣りもされるし,ヘラ釣りもされる.タナゴもやる.
さらにはフライフィッシングまでこなす.時にはバスフィッシングだってこなしてた.

そういうありとあらゆる釣りを網羅し,それで飯を食べてきた男が村越正海その人なのです.

たしかに村越さんはそういう意味ではやはり「ある一点を極めたスペシャリスト」ではないのだと思います.だから一点を極めたような釣りを理解できないこともあると思いますし,間違って批判してしまうこともあると思います.
でも,いろんな釣りをする人が村越さんのことを知っています.それってすごいことだと思います.

職業「釣師」とはそういうものなのかもしれません.

当然,いろんな釣りをするわけですが,それは魚が釣れる釣りをするというわけではなく,どんな手段を用いてでも魚が釣れればいいや,と思っているわけでは決してありません.
ルアー釣りにはルアー釣りの精神が,磯釣りには磯釣りの精神が,沖釣りには沖釣りの精神があり,すべてを理解しようとする釣師が村越正海という人だと思っています.

が,最近はさすがに年をとられたのか・・・若干言ってることが無茶苦茶なときも増えてきましたね.この人の言うことだからすべてが正しい!なんていうことはないので,そうやって自分で考えていく力も必要だと思います.

でも,さすがにこの人にはかなわないなぁと思います.
言うことすべてが正しいとも思っていませんが,釣りに対する姿勢の一つとしてはアリだと思います.私がそれを実践するかどうかが別として.

そんな村越正海さんのことを思ってたのと違った!という人,ちょっと興味が湧いた人,
村越さんが書かれた「職業釣り師の悠々釣記」という本があります.
結構面白いですし,意外な村越さんの一面が見られるかもです.
したのは新書ですが,中古なら300円ぐらいで買えると思うので,手にとって見てはいかがでしょうか?

できればこの頃の村越さんに戻って欲しいなぁ・・と思っています.


でわ.



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